LINE公式アカウント
公式LINEアンケートの作り方|20件未満は見られない
公式LINE(LINE公式アカウント)のリサーチ機能でアンケートを作る手順と、質問数7つ・選択肢10個などの上限を整理しました。回答が20件集まらないと結果をダウンロードできない条件と、未認証アカウントの制限、配り方で通数が変わる点まで解説します。

友だちにアンケートを取りたいのですが、公式LINEだけでできますか?
中川 瞬できます。ただ、先に1つだけ知っておいてほしい条件があります。そこから書きますね。
公式LINEには、アンケートを作って配る機能があります。「リサーチ」という名前です。
先に、いちばん引っかかりやすい条件をお伝えします。回答が20件集まらないと、結果をダウンロードできません。
作れないのではありません。配れて、答えも届いているのに、中身が見られないという状態になります。
この記事では、作り方と上限を整理したうえで、後半で「何のために聞くか」を書きます。
公式LINEのアンケート機能とは
管理画面の「リサーチ」から作ります。投票形式とアンケート形式のページを作り、トークに配信できます。
設定できる回答形式は3つです。
- 自由回答(文章で書いてもらう)
- 単一回答(1つだけ選ぶ)
- 複数回答(複数選べる)
これとは別に、「アカウント満足度調査」という機能もあります。こちらは無料で使えますが、90日間に1回しか実施できません。
アンケートの作り方|5つの設定
作成画面で設定するのは、順に5つです。
保存すると、配信方法を選べるようになります。
質問は7つ、選択肢は10個まで
上限が決まっています。質問は最大7つ、選択肢は各形式で最大10個です。
7つは、思っているより少ない数です。属性(年齢・性別・居住地)を聞くと、それだけで3つ使います。本当に聞きたいことに残るのは4つです。
年齢は15選択肢、性別は10選択肢、居住地は50選択肢まで。いずれも文字数は70文字までです。
未認証だと、自由回答が使えません
ここは見落とされやすい点です。
未認証アカウントでは「自由回答」形式が利用できません。選択肢から選んでもらう形式だけになります。
つまり「生の言葉」がいちばん欲しいときに、それが取れないということです。選択肢は、こちらが用意した答えの中から選ばせるものなので、想定外の声は出てきません。
自由回答が必要なら、先に認証を取るかどうかの判断が要ります。
結果は20件集まらないと見られない
そして、いちばん大きな条件がこれです。
リサーチの結果はExcel形式でダウンロードできます。ただし、回答が20件以上集まらないとダウンロードできません。
友だちが少ないうちにアンケートを配ると、ここで止まります。答えは届いているのに、中身が見られません。
ダウンロードできるのは50,000行までで、1ユーザーが1行として数えられます。
配り方で、通数が変わります
作ったアンケートは、4か所から配れます。
- メッセージ配信
- LINE VOOM
- あいさつメッセージ
- 自動応答メッセージ
ここで費用に差が出ます。メッセージ配信で送れば通数を消費しますが、残りの3つは通数を消費しません。
あいさつメッセージに置くのが、いちばん通数を使いません。友だち追加した人に自動で届き、200通の枠を削りません。通数の数え方は公式LINEの料金プラン|無料200通は「人数×回数」で決まるで整理しています。
ここからが本題|何のために聞くか
ここまでが機能の話です。調べれば分かる範囲でもあります。
そのうえで、ここからが今日いちばん書きたいことです。
アンケートで多い失敗は、質問の作り方ではありません。取ったあとに、使わないことです。
「ご意見をお聞かせください」で集めた自由回答は、読んで終わりになりがちです。読んだ感想は残りますが、配信は何も変わりません。
アンケートは「聞く」機能ではなく「分ける」機能
回答は、次の配信を誰に出すかを決めるために取ってください。
たとえば「いま困っていること」を3択で聞いたとします。回答が分かれたら、それぞれに違う内容を送れます。全員に同じものを送らずに済みます。
これは通数の話でもあります。200通しかない枠を、届く相手に絞って使えるということです。
聞いた答えで配信が変わらないなら、その質問は要りません。
7つしかないから、先に決める
質問は7つまでです。属性で3つ使えば、残りは4つ。この制約は、むしろ助けになります。
「聞けるだけ聞く」ができないので、先に「この回答をどう使うか」を決めるしかなくなります。決まっていない質問は、入りません。
質問文から書きません。先に「回答A・B・Cのそれぞれに、何を送るか」を書きます。送るものが決まらない選択肢は、その時点で消します。残ったものが質問になります。
答えてもらった人に、何を渡すか
もう1つ、空欄のまま公開されやすい場所があります。サンクスページです。
ここにはクーポンやメッセージを置けます。答えてくれた人が最後に見る画面なので、次の動線を渡せる場所です。
空のままだと、答えて終わりになります。回答率にも影響します。答える前に「答えたら何があるか」が見えているかどうかで、途中でやめる人の数が変わります。
よくある質問
Qアンケートは無料で作れますか?
A作れます。リサーチの作成に費用はかかりません。ただしメッセージ配信で送ると通数を消費します。
Q回答が20件に届かないとどうなりますか?
A結果をダウンロードできません。友だちが少ないうちは、先に友だちを増やすほうが順番として先です。
Q質問は何個まで設定できますか?
A最大7つです。選択肢は各形式で最大10個までです。
Q自由回答が選べないのですが?
A未認証アカウントでは自由回答が使えません。選択肢形式のみになります。
Qアカウント満足度調査との違いは何ですか?
A満足度調査はアカウントへの評価を聞く専用の無料機能で、90日に1回までです。自由に質問を作りたいならリサーチを使います。
Q通数を使わずに配る方法はありますか?
Aあります。あいさつメッセージ・自動応答メッセージ・LINE VOOMから配れば、通数を消費しません。
まとめ|アンケートは「分ける」ために取る
この記事では、公式LINEのリサーチ機能の作り方と上限、そして何のために取るかを整理しました。
この記事の要点
- 作るのは「リサーチ」から。自由回答・単一回答・複数回答の3形式
- 質問は最大7つ、選択肢は10個まで。属性で3つ使うと残りは4つ
- 未認証アカウントは自由回答が使えない。生の声が取れない
- 回答20件未満は結果をダウンロードできない。必要な友だち数は 20÷回答率
- 配り方で通数が変わる。あいさつ・自動応答・VOOMなら0通
- 聞いた答えで配信が変わらないなら、その質問は要らない
アンケートは、意見を集める機能だと思われがちです。ですが公式LINEの中では、次に誰へ何を送るかを決めるための機能として使うほうが、結果が出ます。
そして20件の条件があるということは、アンケートは友だちを集めたあとの打ち手だということでもあります。順番を逆にすると、作っても中身が見られません。
だから私は、アンケートを「聞く場所」ではなく配信の出し分けを決める場所として設計しています。答えを受け取ったあと、どこへつなぐかが決まっていることのほうが先です。
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