LINE拡張ツール

Lステップから乗り換えると|何が消えるか

Lステップから他システムへ乗り換えると、シナリオ・タグ・友だち情報はどうなるのか。結論は「基本すべて引き継げない」。公式LINEのWebhookは1つしかないという理由から、乗り換えで得られるもの、Lステップに残るべき人、二重コストの落とし穴まで、正直に整理しました。

公開 2026-08-23 最終更新 2026-08-23 出典はすべて一次ソースで確認済み
Lステップから乗り換えると|何が消えるか
相談者

Lステップが高いので乗り換えたいのですが、作り込んだシナリオや、友だち情報が消えるのが怖くて踏み切れません。乗り換えると、どうなるんでしょうか。

中川 瞬中川 瞬

いちばん不安なところですよね。結論から正直にお話しします。そのうえで、それでも乗り換える価値はどこにあるかも、順にお伝えします。

Lステップの料金に不満があっても、乗り換えで足が止まる。理由のほとんどは「これまで貯めたものが消えるのでは」という不安です。

ここは、きれいごとを書きません。何が消えて、何が残るのか。そして、それでも乗り換える価値があるのは誰かを、正直に整理します。

先に結論|データは引き継げない

先に、いちばん大事な事実だけ。乗り換えると、Lステップの中に貯めたデータは、基本的に引き継げません。

これはAiCmoに限らず、どのシステムに移っても同じです。シナリオも、タグも、Lステップ上の友だち情報も、そのままでは移せません。

ただし、これは「乗り換えてはいけない」という話ではありません。前提を正しく知って動けば、乗り換えは十分に価値があります。理由から説明します。

なぜ、データは消えるのか

理由は、公式LINEと外部システムをつなぐ「Webhook」という接続口が、1つしかないからです。公式LINEは、一度に1つのシステムとしかつながれません。

同じ公式LINEをそのまま使っても、LINE本体の友だちは残ります。ですが、Lステップ側に表示されていた友だち情報やデータは、移行先(UTAGEなど)には反映されません。

(LINE IDの連携や、エルメ・KANツールなど一部の認証アカウントで、例外的に表示されるケースはあります。ですが基本は、引き継がれないと考えてください。)

そのため乗り換えでは、新しい公式LINEを作り、「新しいアカウントはこちら」と案内し直すのが主流であり、推奨です。

乗り換えて、得られるもの

では、それでも乗り換える価値はどこにあるのか。大きくは、コストと効率です。

  • コストが下がる。毎月2万円かかっていた費用が、0円になるケースもあります。
  • 機能を一元化できる。Lステップにはない会員サイトの構築や、決済連携(UnivaPayなど)、メルマガまで、一つにまとめられるオールインワンもあります。

AiCmoの場合、会員サイトも無料で使えます。ただし、メルマガや独自決済には現時点の対応範囲があるので、向いている人・向いていない人 で確認してください。

それでも、残るべき人

正直に、逆のことも書きます。Lステップに残ったほうがいい人もいます。

Lステップは、先行者としてのブランド力と安心感があります。Lcastのようなライブ機能や、オートウェビナーも揃っています。

ただ、後発のツールが機能で追いついてきているのも事実です。すでに深く作り込んでいて、友だち数も膨大な方。それ以外は、無理に使い続ける理由が、薄くなってきています。

乗り換えの実務|二重コストに注意

乗り換えの前に、コストの落とし穴も知っておいてください。

  • プロジェクトごとにアカウントを作ると、固定費が重なる。あまり動いていないアカウントにも、毎月2万円がかかり続けます。
  • アカウント停止時に、二重コストがかかる。Lステップでは、停止時に新規契約と移行で費用が二重になる問題があります。複数アカウント対応のオールインワンなら、1〜2契約に集約できます。

私自身、10個ほどの公式LINEをLステップで運用し、毎月20万円・年間240万円がかかっていました。オールインワンに集約して、大幅に減らせました。

本当の不安は「使いこなせるか」

乗り換えで一番多い不安は、実は「友だちが消えること」ではありません。「新しいツールを使いこなせるか」のほうです。

ですが、ここは選ぶツール次第です。よりシンプルなツールを選べば、移行の労力以上に、コストが下がります。

複雑なシステムは、スタッフへの教育コスト、担当者の退職リスク、構築代行への外注費を生みます。シンプルなら、自分でも短時間で運用でき、引き継ぎも簡単。総合の運用コストが、大きく下がります。

よくある質問

Q乗り換えたら、LINEの友だちは消えますか?

ALINE本体の友だちは残ります。ただしLステップ側に貯めたデータ(タグやシナリオの状況)は引き継げません。新しい公式LINEへ案内し直すのが主流です。

Q作ったシナリオは、移せますか?

A基本は作り直しです。Webhookが1つのため、Lステップのデータは移行先に反映されません。

Qいつ乗り換えるのがいいですか?

A解約には「3ヶ月の壁」があります。タイミングは Lステップは高い?解約「3ヶ月の壁」 を確認してください。

Qどのツールに乗り換えるか、迷います。

A料金の安さでなく、構造で選ぶのがコツです。ツール乗り換えガイド で整理しています。

まとめ|前提を知れば、動ける

この記事の要点

  • Lステップ内のシナリオ・タグ・友だちデータは、どこへ移っても基本引き継げない(Webhookが1つのため)
  • 乗り換えは、新しい公式LINEを作って案内し直すのが主流
  • 得るもの=コスト(月2万→0も)と一元化。残るべき人=深く作り込み、友だちも膨大な人
  • 本当の壁は「使いこなせるか」。シンプルなツールほど、総合コストが下がる

消えるものを正しく知れば、乗り換えは怖くありません。前提を押さえて、身軽に動く。それが、コストからも手間からも自由になる第一歩です。

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