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公式LINEリッチメニューの作り方|豪華にしても押されない
豪華にしてもクリック率は上がりません。リッチメニューの作り方と画像サイズの仕様を整理したうえで、コンテンツ販売と店舗でデザインの正解がまったく違う理由を解説します。押されるバナーの条件と、置く前に決めておくべきことまで。

リッチメニューって、どういうものを作ればいいんですか? 他社のを見ると、どこも凝ったデザインで……
中川 瞬いちばん多い質問です。先にお伝えすると、豪華にしてもクリック率は上がりません。何で決まるかを書きますね。
リッチメニューについて、私がいちばん多く受ける相談がこれです。「どういうものを作ればいいですか」。
先に結論をお伝えします。豪華にしたからといって、クリック率は上がりません。
決めているのは、デザインの豪華さではありません。誰に、どこへ進んでほしいかです。そしてその答えは、ビジネスモデルによってまったく変わります。
この記事では、作り方と画像の仕様を整理したうえで、後半で「何を基準に設計するか」を書きます。
公式LINEのリッチメニューとは
トーク画面の下部に固定で表示される、画像のメニューです。友だちがトークを開くたびに必ず目に入ります。
重要な点が1つあります。リッチメニューは、メッセージの通数を消費しません。何度表示されても費用はかかりません。
通数の考え方は、公式LINEの料金プラン|無料200通は「人数×回数」で決まるで整理しています。
リッチメニューの作り方|3ステップ
管理画面での手順は3つだけです。
- テンプレートを選ぶ(画面をいくつに分割するかを決める)
- 画像を用意する(分割に合わせて1枚の画像を作る)
- 各エリアにアクションを設定する(URL、クーポンなど)
画像は、分割ごとに用意するのではありません。1枚の画像を作り、その上でエリアを区切ります。ここを勘違いすると、作り直しになります。
サイズは大2500×1686px/小2500×843px。形式はJPG・JPEG・PNG。ファイルサイズは1MB以下(管理アプリ版の記載)。
画像サイズは2種類|大と小
選べるサイズは2つです。ここは好みではなく、目的で選んでください。
大きいほうが目立つので有利だと思われがちですが、画面の約半分を占めるということは、その分だけ本文が見えなくなるということです。配信を読ませたいなら、小のほうが合います。
ここからが本題|豪華さは効きません
ここまでが、調べれば分かる範囲の話です。
そのうえで、ここからが今日いちばん書きたいことです。
「どういうものを作ればいいですか」と聞かれたとき、多くの方が期待しているのはデザインの答えです。かっこいいテンプレート、映える配色、洗練されたアイコン。
ですが、豪華にしてもクリック率は上がりません。ボタンをたくさん並べると、むしろ逆効果になることのほうが多いです。
選択肢が増えるほど、人は選ばなくなります。
6つ並んだメニューを見た人は、6つのうち1つを選ぶのではありません。「どれだろう」と考えて、そのまま閉じます。
デザインはビジネスモデルで変わる
では何を基準に決めるのか。ビジネスモデルです。ここが変わると、正解が正反対になります。
コンテンツ販売|動線は1つに絞る
コンテンツ販売の場合、いちばん誘導したいものに集中させてください。
ボタンをたくさん並べたくなりますが、逆効果です。読んでいる人は、あなたの商品構成を知りません。並べられても、優先順位が分からないだけです。
1つに絞ると、迷う余地がなくなります。残りは補助に落とすか、置かない。置かない勇気のほうが、結果に効きます。
店舗|メニューのように回遊させる
店舗やサービス業では、考え方が逆になります。
お客さんがお店のメニュー表を眺めるような感覚で、アカウント内を回遊できる設計にしてください。予約、メニュー、アクセス、クーポン。並んでいること自体に価値があります。
この場合は、選択肢が多くても迷いません。探しているものが最初から決まっているからです。
友だちが「何かを探して」開くなら、並べる。「案内されたくて」開くなら、絞る。この一点で判断できます。
押されるバナーの条件
設計が決まったら、次はバナーそのものです。条件は2つあります。
① 視認性
スマホの画面で、一瞬で何のボタンか分かること。凝った装飾より、文字が読めることのほうが先です。
② 文言(コピーライティング)
ここが軽視されがちです。リッチメニューの中の文言は、しっかり作り込んでください。
「サービス一覧」と書くのか、「料金を見る」と書くのか。同じ場所へ飛ばすボタンでも、押される数は変わります。デザインより、この1行のほうが効きます。
ブランドイメージを揃える
もう1つ、見落とされやすい点があります。アカウント全体のブランドイメージと、違和感がないことです。
リッチメニューだけが浮いていると、それだけで信用が下がります。配信の文体、LPの色、アイコン。同じ人が作ったと分かる状態にしてください。
飛ばし先がないと、置けません
最後に、いちばん多く止まる場所を書きます。
リッチメニューの設計が決まると、必ずこの質問が出ます。
タップした人を、どこへ飛ばすのか。
リッチメニューは通数を消費しません。ですが、飛ばし先がなければ置けません。「詳しくはこちら」の「こちら」が要ります。
ここで多くの方が、LPや会員サイトを別に用意する必要に気づきます。そしてその用意が終わるまで、リッチメニューは空欄のまま止まります。
つまり、リッチメニューはいちばん最後に作るものです。先に飛ばし先を決めてください。順番を逆にすると、必ずここで止まります。
よくある質問
Qリッチメニューの表示に料金はかかりますか?
Aかかりません。リッチメニューは通数を消費しないので、無料プランでも制限なく使えます。
Qボタンはいくつまで置けますか?
Aテンプレートによりますが、置ける数と、置くべき数は別です。コンテンツ販売なら1つに絞ってください。
Q大と小、どちらを選べばいいですか?
A配信を読ませたいなら小です。トークの本文を邪魔しません。回遊させたいなら大を選んでください。
Q画像は何で作ればいいですか?
Aデザインツールで作れます。サイズ(2500×1686または2500×843)と1MB以下を守れば、ツールは問いません。
Q作ったのにクリックされません。何を直せばいいですか?
Aまず文言を見直してください。次にボタンの数です。デザインの作り直しは、その後で十分です。
まとめ|豪華さではなく動線で決まる
この記事では、リッチメニューの作り方と、設計の基準を整理しました。
この記事の要点
- 画像は大2500×1686/小2500×843。JPG・PNG、1MB以下
- 小はトークの本文を邪魔しない。配信を読ませたいならこちら
- 豪華にしてもクリック率は上がらない。並べるほど選ばれなくなる
- コンテンツ販売は「絞る」、店舗は「回遊させる」。正解が正反対
- 効くのはデザインより文言。同じ飛び先でも押される数が変わる
- 飛ばし先がなければ置けない。リッチメニューは最後に作る
「どういうものを作ればいいですか」という質問には、デザインの答えがありません。誰に、どこへ進んでほしいかが決まって初めて、形が決まります。
そして飛ばし先が用意できていないと、その形も決まりません。止まるのは、デザインの手前ではなく、つなぎ先のところです。
だから私は、ツールを作るときに「メニューを作れること」を機能として置きませんでした。つなぎ先が最初から決まっていることを中心に置いています。
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