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Entyは高い?手数料と振込の落とし穴
Enty(エンティ)の手数料と還元率を、月額支援を集めたいクリエイター向けに整理しました。初期・維持費は0円、システム利用料は5〜10%と低め。ただし1回の振込が5万円未満だと200円の固定費がかかり、少額の受け取りほど実質負担が上がります。還元率の見方と自前型という選択肢まで正直に解説します。2026年8月時点。

Entyでファンから月額支援を集めています。初期費用が0円なのはいいのですが、還元率は高いほうですか。手取りが思ったより少なく感じます。
中川 瞬Entyのシステム利用料は5〜10%と低めです。ただ、少額の受け取りだと、振込の固定費が効いてきます。そこを一緒に見ましょう。
Enty(エンティ)は、クリエイターがファンから月額の支援を集められるサービスです。運営はEnty株式会社。2015年に始まり、ファンクラブに似た「プラン」制で支援を受け取ります。
手数料を調べると、多くの人が利用料の率だけを見ます。ですが、それだけでは足りません。Entyの負担は、利用料の率よりも、少額のときに効く「振込の固定費」に出ます。
この記事では、手数料と還元率、振込の仕組み、支援者側の負担、そして自前型という選択肢まで、判断材料を整理します。(2026年8月時点)
Entyの手数料と還元率
まず、料金です。クリエイターも支援者も、初期費用・月額の維持費は0円で始められます。登録して、プランを作るだけです。
手数料は、受け取った支援からのシステム利用料です。クリエイター側は5〜10%とされ、招待キャンペーンによって変わります。公式は「率を下げるキャンペーンをほぼ永続的に行う」としています。
率だけ見れば、還元率はおよそ90〜95%。この家族のサービスの中では、低めの手数料です。ですが、手取りを決めるのは率だけではありません。次の振込の仕組みが効いてきます。
振込手数料は「5万円の壁」
Entyには、もうひとつの負担があります。振込手数料です。1回の振込額が5万円を下回ると、一律200円がかかります(5万円以上なら無料)。
振込の条件も押さえておきます。累計1,000円を超えると支払申請ができ、毎月15日までの申請なら翌月末、それ以降は翌々月末に振り込まれます(毎月25日目処)。
率のパーセントは総額に比例します。ですが200円は固定です。受け取る額が小さいほど、この200円の「重さ」が大きくなります。
少額×多人数ほど、固定費が効く
この「5万円の壁」が実質負担にどう出るか。1回の振込額ごとに、利用料10%と振込200円を合わせた天引きを並べます。
| 1回の振込額 | 利用料(10%) | 振込 | 実質負担 |
|---|---|---|---|
| 1,000円 | 100円 | 200円 | 30.0% |
| 3,000円 | 300円 | 200円 | 16.7% |
| 5,000円 | 500円 | 200円 | 14.0% |
| 10,000円 | 1,000円 | 200円 | 12.0% |
| 30,000円 | 3,000円 | 200円 | 10.7% |
| 50,000円 | 5,000円 | 0円 | 10.0% |
支援がまだ小さいうちは、実質負担が10%では済みません。1,000円しか振り込まれない月は、200円が乗って実質3割。少額×多人数で始めた立ち上げ期ほど、ここが効きます。
逆に、1回の振込が5万円を超えれば、200円は消えて利用料だけになります。負担が気になるなら、振込の回数を増やさず、まとめて受け取るのが有利です。※率はキャンペーン適用時、さらに下がります。
支援者側にも手数料がかかる
もう一点、見落とされがちなのが支援者側です。Entyでは、支援する側にもシステム利用料がかかります。クレジットカード・銀行振込ともに、一律3.6%です。
これは、あなたの手取りではなく、ファンの支払額に乗る負担です。応援する側も少しだけ多く払っている、という構造は知っておいて損はありません。
イラストや同人系だと、Fantiaと比べられることもあります。どちらが上という話ではなく、両側の負担まで見て選ぶのが正解です(Fantiaは高い?ファンも払う手数料)。
集めやすさは、AiCmoとは別物
ここで正直にお伝えします。Entyの価値は、手数料の安さではなく「集めやすさ」です。支援の募集・決済・限定公開が一体で、ファンが集まる場所も用意されています。
この手軽さは、自前で会員サイトを持つのとは別物です。AiCmoは会員サイトを無料で持てますが、Entyのような支援プラットフォームの集客機能は持ちません。ここは、置き換えの関係ではありません。
だから住み分けはこうです。ファンコミュニティで手軽に月額支援を集めるならEntyなど。手数料をかけず、自前の会員サイトを持ちたいならAiCmo。目的が違います。
手数料型か、自前型か
選択肢を整理します。Entyのような手数料型は、初期0円で始められ、集客と決済まで一体なのが強みです。まず支援を呼びかける段階では、その価値は大きいです。
一方、支援が育ってきたら、自前型——会員サイト・公式LINE・LPを自分側に持つやり方——も選択肢になります。ファンの連絡先が手元に残り、率も自分の契約で決まります。
この2つの比べ方は、オンラインサロンのプラットフォーム比較 に料金の型として整理しています。どちらが正解ではなく、段階と目的で変わります。決済の選び方は サロンの決済システム もどうぞ。
よくある質問
QEntyの手数料は高いですか?
Aシステム利用料はクリエイター側5〜10%で、この家族の中では低めです。ただし1回の振込が5万円未満だと200円かかるため、少額の受け取りでは実質負担が上がります。(2026年8月時点)
QEntyの還元率はどれくらいですか?
A利用料5〜10%を引いたおよそ90〜95%です。ただし振込ごとの200円(5万円未満のとき)は別で引かれるため、少額ほど手取りは目減りします。
QEntyとFantiaは、どちらが安いですか?
A率だけならEntyが低めですが、両者とも支援者側にも利用料がかかります。ジャンルと受け取る額で実質負担は変わるので、率だけでは決められません(Fantiaの手数料)。
QAiCmoは、Entyの代わりになりますか?
AEntyのような集客機能はありません。ですが会員サイト・公式LINE・LPを自分側に無料で持て、ファンの連絡先も手元に残るのがAiCmoです。決済は外部サービスと組み合わせて運用でき、AiCmoの決済機能も追加を予定しています。
まとめ|還元率より、振込
この記事では、Entyの手数料を、月額支援を集める視点から整理しました。
この記事の要点
- 初期・維持費は0円。システム利用料はクリエイター側5〜10%
- 還元率はおよそ90〜95%と、この家族では低めの手数料
- ただし1回の振込が5万円未満だと200円の固定費がかかる
- 少額×多人数の立ち上げ期ほど、この固定費が実質負担を押し上げる
- 支援者側にも一律3.6%の利用料。強みは手数料でなく「集めやすさ」
他社ツールからの乗り換えを、まとめて比べたいときは、ツール乗り換えガイドもあわせてどうぞ。
私が相談を受けてきた中で、見落とされがちだったのは「率は低いのに、なぜか手取りが伸びない」ことでした。原因は、率ではなく、少額の受け取りに乗る固定費だったりします。
だから私は、ツールをつくるときに、余計な費用を挟まず、ファンが手元に残ることを土台にしました。会員サイト・公式LINE・LPを自分側に持てること——相場で月3万円台になるこの3つを、AiCmoでは無料で、いくつでも使えるようにしています。
乗り換えを考えているなら、会員サイトの作り方 と、上の比較記事もあわせて読んでみてください。判断の物差しがそろいます。
AiCmo
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