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メルマガとLINEの違い|どっちを選ぶかの基準

メルマガと公式LINE(LINE公式アカウント)の違いを、文字数・届き方・コスト・法律の4点で整理しました。LINEは1回の配信で最大1,500文字まで。そして最大の違いは、友だちのリストを持ち出せないことです。判断基準まで解説します。

公開 2026-08-07 最終更新 2026-08-07 出典はすべて一次ソースで確認済み
メルマガとLINEの違い|どっちを選ぶかの基準
相談者

メルマガとLINE、どちらをやるべきでしょうか。開封率はLINEのほうが高いと聞きました。

中川 瞬中川 瞬

それは事実です。ただ、実務でいちばん効いてくるのは別のところなので、そこまで書きますね。

メルマガと公式LINE、どちらを使うか。この相談は非常に多いです。

比較記事の多くは「開封率」で結論を出しています。たしかにLINEのほうが読まれます。

ですが、実際に運用を続けた人が後から気づくのは、別のことです。LINEの友だちは、外に持ち出せません。

この記事では、数字で比べられる違いを整理したうえで、後半でこの「持ち出せない」という構造を書きます。

まず、数字で比べられる違い

感覚ではなく、仕様で比べます。

仕様で比べるとこうなります メルマガ 公式LINE 1回に送れる量 実質ほぼ無制限 3吹き出し × 500文字 費用のかかり方 件数が増えても緩やか 人数 × 回数 配信の同意 法律で事前同意が必要 友だち追加が同意 届かなくなる理由 迷惑メール判定 ブロック リストの持ち出し できる できない いちばん下の行が、後から効いてきます
【図1】上の4行は運用中に感じる差です。いちばん下だけ、やめるときに効いてきます。

LINEは1回1,500文字まで

まず、量の制約がはっきりしています。

メッセージの上限(LINEヤフー公式)

テキストメッセージの最大文字数は500文字。半角・全角・記号の区別なく、すべて1文字としてカウントされます。1回に配信できるのは最大3吹き出しまでです。

つまり1回の配信で送れるのは、多くても1,500文字です。メルマガで3,000文字書いている方には、半分以下になります。

これは弱点ではなく、前提の違いです。LINEはトーク画面に届きます。長文は、そもそも読まれません。

費用のかかり方が違う

公式LINEの通数は「人数 × 回数」で消費されます。友だちが増えるほど、1回の配信が重くなります。

メルマガは、件数が増えても費用の上がり方が緩やかです。大量に、何度も送るならメルマガのほうが安く済みます。

通数の数え方は公式LINEの料金プラン|無料200通は「人数×回数」で決まるで整理しています。

届き方が違う

ここが、いちばん語られる差です。

メールは受信箱に埋もれます。プロモーションタブに振り分けられれば、開かれないまま消えます。LINEはトーク画面に、通知として出ます。

同じ内容を配信した結果(LINEヤフー公式の導入事例)

第一生命保険の事例では、同じ内容を配信したとき開封率は2倍近く、CV率は8倍LINEが上回ったと報告されています。

同じ数字が出るとは言えませんが、「送ったのに読まれない」が減るのは構造上たしかです。

メルマガは時代遅れなのか

「メルマガはもう古い」と言われます。開封率でLINEに負けるので、そう見えます。

ですが、いまも使われ続けている理由があります。

  • 長く書ける — 1,500文字で足りない内容がある
  • 相手を選ばない — LINEを business で使っていない層にも届く
  • 連絡先が残る — 後述しますが、これがいちばん大きい

古いのは「毎日送って読ませる」というやり方のほうです。手段そのものが終わったわけではありません。

メルマガ自体の仕組みと始め方は メルマガとは|仕組みと始め方 にまとめています。

実際、LINEを主に使っている人ほど、メールアドレスを取る導線を別に持っています。理由は後半に書きます。

法律の扱いが違う

見落とされやすいのが、ここです。

メルマガは特定電子メール法の対象です。原則として事前に同意を得た相手にしか送れず、配信を停止する方法を明示する義務があります。名刺交換だけでは足りない場合があります。

公式LINEは、友だち追加そのものが同意にあたります。やめたい人はブロックします。手続きが要りません。

始めるときの手間は、LINEのほうが軽いということです。

ここからが本題|持ち出せるかどうか

ここまでが、調べれば分かる範囲の比較です。

そのうえで、ここからが今日いちばん書きたいことです。

私はLINEの構築を仕事にしていますが、それでもLINE一本を勧めないのは、この一点があるからです。

LINEの友だちは、LINEの中にしかいません。

連絡先が手元に残らない

メルマガの読者は、メールアドレスとして手元にあります。配信システムを乗り換えても、リストは持っていけます。会社が変わっても届けられます。

公式LINEの友だちは違います。相手のメールアドレスも電話番号も取得できません。届けられるのは、LINEの中だけです。

乗り換えるとき、何が残るか メルマガ 配信システムを変えても リストは手元に残る メールアドレスを持っているから 公式LINE アカウントが止まると 連絡手段がなくなる 連絡先を持っていないから
【図2】運用中は見えない差です。乗り換えるとき、止まったときに初めて出てきます。

だから、併用する理由がある

「メルマガも併用しましょう」と書かれた記事は多いですが、理由が「届く層が違うから」になっていることがほとんどです。

それも正しいのですが、実務で効くのはこちらです。置き場所を1つに賭けないためです。

公式LINEは規約に沿って使っていれば止まりません。ですが止まらない保証は、こちらにはありません。判断するのはLINEヤフーです。

どちらを選ぶか|3つの質問

迷ったときは、この3つで決まります。

① 1回にどれだけ書きたいか

1,500文字で足りるならLINE。それ以上書きたいならメルマガです。無理に縮めると、伝わりません。

② 何人に、何回送るか

人数が多く、配信も多いならメルマガのほうが費用は軽いです。LINEは人数×回数で増えます。

③ そのリストを、5年後も持っていたいか

いちばん大事な質問です。持っていたいなら、メールアドレスを取る導線を必ず作ってください。LINEだけでは、5年後の保証がありません。

私が勧めている形

入口はLINEで構いません。届きやすく、追加のハードルが低いからです。そのうえで、どこか1か所でメールアドレスを取ってください。会員サイトの登録でも、資料のダウンロードでも構いません。取る場所は1つで足ります。

今後の予定

AiCmoでは、メールマガジン機能の追加を予定しています。現時点では提供していません。提供開始の時期は、決まり次第このページでお知らせします。

よくある質問

QメルマガとLINE、どちらが開封されますか?

ALINEです。トーク画面に通知として届くため、受信箱に埋もれるメールより読まれます。

QLINEは1回にどれくらい送れますか?

A1吹き出し500文字、1回に最大3吹き出しです。合計で1,500文字までになります。

Q費用はどちらが安いですか?

A人数が多く配信回数も多いならメルマガです。公式LINEは「人数×回数」で通数を消費します。

QLINEの友だちリストは書き出せますか?

A相手のメールアドレスや電話番号は取得できません。連絡できるのはLINEの中だけです。

Qメルマガは勝手に送っても大丈夫ですか?

Aいけません。特定電子メール法により、原則として事前の同意が必要で、配信停止の方法を明示する義務があります。

Q結局どちらから始めればいいですか?

A入口はLINEで構いません。そのうえで、どこか1か所でメールアドレスを取る導線を作ってください。

まとめ|開封率より、置き場所

この記事では、メルマガと公式LINEの違いを仕様で整理し、選び方の基準をまとめました。

この記事の要点

  • LINEは1吹き出し500文字・1回3吹き出しまで。合計1,500文字が上限
  • 費用は人数×回数。人数が増えるほど1回が重くなる
  • メルマガは特定電子メール法で事前同意が必要。LINEは友だち追加が同意にあたる
  • 届き方はLINEが有利。同じ内容で開封率2倍近く・CV率8倍という公式事例がある
  • LINEの友だちは持ち出せない。メールアドレスも電話番号も取得できない
  • 判断は①書きたい量 ②人数と回数 ③5年後も持っていたいかの3つ

開封率で比べると、LINEが勝ちます。ここは動きません。

ですが、開封率は運用している間の話です。やめるとき、乗り換えるとき、止まったときには出てきません。

だから私は、LINEの構築を仕事にしていながら、LINEだけを勧めていません。入口はLINEで十分ですが、連絡先を手元に残す場所を、どこかに1つ作ってください。

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