LINE拡張ツール
Lステップとリピートライン|汎用か特化か
Lステップとリピートライン(スタークス)を、2026年8月時点の公開情報で比較しました。片方は何にでも使える汎用ツール、片方は化粧品・健康食品などの単品通販に特化したツールです。EC通販をやっているかどうかで、選ぶものが変わります。

化粧品のD2Cをやっています。LステップとリピートラインでLINEを迷っているのですが。
中川 瞬通販なら、答えはほぼ決まっています。汎用で一から組むか、通販の型が入ったものを使うか、の違いです。
LINE拡張ツールを比べると、機能表はどれも似ています。ステップ配信、セグメント配信、自動応答。同じ機能が並びます。
先にお伝えします。Lステップは何にでも使える汎用ツール、リピートラインは単品通販に特化したツールです。
機能名は同じでも、「誰のために作られたか」が違います。この記事では、その違いと、選び方を書きます。
リピートラインはどんなツールか
リピートラインは、スタークス株式会社が提供するリピート通販(D2C)に特化したLINE拡張ツールです。化粧品や健康食品など、単品を繰り返し買ってもらうビジネスのために作られています。
中心にあるのは「単品購入者を、定期購入に引き上げる」ことです。本品を買った日を起点にステップ配信を組み、2回目の購入(F2)や定期への移行を後押しします。ShopifyなどのECカートと連携できるのも、通販前提の設計です。
Lステップにも同じような配信機能はあります。ですが、リピートラインは通販の勝ちパターンが最初から型として入っている点が違います。
汎用か、特化か
ここが、この記事でいちばん書きたいことです。
Lステップは白紙の道具です。何にでも使えますが、通販で成果を出すシナリオは自分で設計することになります。
リピートラインは単品通販のために作られた道具です。「本品購入日を起点に引き上げる」といった勝ちパターンが、最初から組み込まれています。
汎用は自由なぶん自分で勝ち筋を探し、特化は早いぶん用途が決まっています。
特化の裏返し
特化ツールには、強みと同じだけ制約があります。
リピートラインは単品通販に強いかわりに、通販以外には向きません。実店舗の集客、BtoBのリード育成、教室の会員管理——こうした用途には、通販の型はかえって邪魔になります。
また、ECカートとの連携が前提です。そもそも通販カートで売っていないなら、強みの大半が使えません。
特化ツールは、その用途にハマれば最速。外れると、汎用より使いにくくなります。
だから選び方はシンプルです。自分がその「用途」の中にいるかどうかで決まります。化粧品・健康食品などの単品通販をやっているなら、リピートラインの型がそのまま効きます。そうでないなら、Lステップの汎用性のほうが向きます。
リピートラインの費用は問い合わせで確認する形です。通販の売上規模や連携範囲で変わるため、金額は公開されていません。契約前に、初期費用・月額・最低契約期間を必ず確認してください。
どちらを選ぶかの基準
比べるべきは機能ではなく、「自分がその用途の中にいるか」です。
| いまやっているのは | 向いているほう |
|---|---|
| 化粧品・健康食品などの単品通販 | リピートライン(引き上げの型が入っている) |
| ECカートで定期販売している | リピートライン(カート連携が前提) |
| 通販以外(店舗・教室・BtoB) | Lステップ(用途を選ばない) |
| 自分でシナリオを作り込みたい | Lステップ(白紙から組める) |
| まず無料で試したい | Lステップ(無料プランあり) |
通販をやっているなら、汎用のLステップで引き上げシナリオを一から組むより、型の入ったリピートラインのほうが早いことが多いです。逆に、通販以外なら特化は足かせになります。
それでも残るもの
どちらを選んでも、共通して残るものがあります。
- LINE公式アカウントの月額:拡張ツールとは別にかかります
- 配信の通数:引き上げのステップ配信も、LINE公式アカウント側の通数を消費します
- ECカート・LP:リピートラインはカート連携が前提で、カートそのものは別に要ります
通数の数え方は 公式LINEの料金プラン に、主要なツールを1枚で見比べたものは LINE配信ツール比較 にまとめてあります。
よくある質問
QリピートラインとLステップ、どちらが通販に向いていますか?
A単品通販ならリピートラインです。「単品→定期」の引き上げの型が最初から入っています。Lステップでも組めますが、シナリオを自分で設計することになります。
Q通販以外でリピートラインは使えますか?
A向きません。単品通販に特化して作られているため、店舗集客やBtoBには型が合いません。通販以外なら汎用のLステップが向きます。
Qリピートラインの料金はいくらですか?
A公開されていません。問い合わせで確認する形です。契約前に初期費用・月額・最低契約期間を確認してください。
QECカートがなくても使えますか?
A強みの大半が使えません。ShopifyなどのECカートとの連携が前提の設計です。カートで売っていないなら、リピートラインを選ぶ意味は薄くなります。
Q両方使えますか?
A同じLINE公式アカウントに複数の拡張ツールは繋げません。どちらか一方を選ぶことになります。
まとめ|用途の中にいるかで選ぶ
この記事の要点
- リピートラインは単品通販(D2C)特化。単品→定期の引き上げに強い
- Lステップは汎用。何にでも使えるが、シナリオは自分で組む
- 特化は用途にハマれば最速、外れると使いにくい
- リピートラインはECカート連携が前提。料金は非公開
- 比べるべきは自分がその用途の中にいるか
私が見てきた範囲では、ツール選びで遠回りする人は、性能を選び損ねた人ではありませんでした。通販なのに汎用ツールで一から組んで消耗した人か、通販以外なのに特化ツールを選んで持て余した人です。道具の強みと、自分の用途が、噛み合っていませんでした。
そして、どちらを選んでもLINEの外側は残ります。LP、会員サイト、顧客管理。どのツールの料金表にも載っていない部分です。
だから私は、ツールをつくるときに「LINEを拡張すること」を機能として置きませんでした。つなぎ先が最初から決まっていることを中心に置いています。質問に答えると仕組みの型が図で出て、LPも会員サイトも公式LINEも、URLが発行された状態で完成します。
汎用の自由さを持ちながら、勝ちパターンを型として持たせる。それが狙いです。
一般的なツールは、LINEを拡張するためのシステムです。私がつくったのは、構築者の思考が入ったシステムです。
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