LINE拡張ツール
LINE配信ツール比較|選び方の地図
Lステップ・エルメ・プロラインフリーなど主要なLINE拡張ツールを、料金・課金モデル・用途の3つで整理しました。どの料金表にも載っていない「LINE公式アカウント側の月額」を含めた本当の月額の出し方と、11ツールの振り分け方を解説します。

LINEの拡張ツールが多すぎて選べません。Lステップ、エルメ、プロライン…料金表を並べても、どれがいいのか分からなくなってきました。
中川 瞬料金表では選べません。見るのは金額ではなく、課金モデルと用途の2つです。順に地図にしていきましょう。
LINEの拡張ツールは、いま10種類以上あります。比べようと各社の料金表を並べると、月額0円のもの、9,680円のもの、21,780円のもの。数字は出揃うのに、どれを選べばいいかは、かえって分からなくなります。
先にお伝えします。ツールは金額では選べません。課金モデルと用途で選びます。
この記事は、10以上のツールから自分に合う1つへ振り分けるための地図です。まず代表的なツールの料金を「LINE公式アカウント側の費用まで含めて」出したうえで、課金モデルと用途で分けていきます。
4社の料金を1枚で比べる
2026年8月時点の公式情報です。金額はすべて税込に揃えています。
拡張ツール各社は税込で表示していますが、LINE公式アカウントの料金は税別で表示されています。並べるときに揃えないと、合計が数千円ずれます。この記事では税込に統一しています。
「無料」の意味が4通りある
4社とも無料プランがあります。ただし、制限する場所がそれぞれ違います。
| Lステップ | エルメ | プロライン | エルわか | |
|---|---|---|---|---|
| 無料で送れる量 | 〜200通 | 月1,000通 | 制限なし | 〜1,000通 |
| ステップの数 | — | — | 10個まで | — |
| LP作成 | なし | なし | あり | 3ページまで |
| 制限される場所 | 送れる量 | 送れる量 | 仕組みの複雑さ | 機能ごとの個数 |
| 無料の性格 | 試用に近い | 小さく運用できる | 一本道なら運用できる | 一通り全部使える |
Lステップの200通は、LINE公式アカウントの無料枠と同じ数字です。つまり「無料枠の範囲でLステップを試す」形になります。
エルメは通数を5倍に広げ、プロラインフリーは通数を開放するかわりにステップの数で区切っています。「一本道のシナリオなら無料、分岐を作るなら有料」という設計です。
エルわかは機能ごとに個数で区切るやり方です。リッチメニュー2つ、回答フォーム2つ、LP3ページまで。数は少ないかわりに、一通り全部触れます。
料金表に載っていない費用
ここからが、この記事でいちばん書きたいことです。
4社の料金表には、共通して載っていないものがあります。LINE公式アカウント側の月額です。
私はツールを作る側にいるので分かるのですが、載せない理由は単純です。他社の料金だからです。自社の料金表に他社の金額を書く会社はありません。悪意ではなく、そういうものです。
ですが、使う側から見ればどちらも毎月出ていくお金です。
拡張ツールはLINEのMessaging APIを通して配信します。API経由の配信も、LINE公式アカウント側の通数を消費します。だから「ツール側が無制限」でも、LINE側の枠は別にかかります。
本当の月額を出す計算式
合計を出すには、順番があります。
先に必要な通数を出し、それからLINE公式アカウントのプランを決め、最後にツールを足します。
必要な通数は、この式で出ます。
必要な通数 = 友だちの数 × 月の配信回数
1回の配信で1通ではありません。届く人数ぶんが消費されます。友だち100人に1回送れば100通です。
| 友だちの数 | 月4回配信すると | 必要なLINE公式プラン | LINE公式の月額(税込) |
|---|---|---|---|
| 50人 | 200通 | コミュニケーション(無料) | 0円 |
| 100人 | 400通 | ライト | 5,500円 |
| 500人 | 2,000通 | ライト | 5,500円 |
| 1,000人 | 4,000通 | ライト | 5,500円 |
| 2,000人 | 8,000通 | スタンダード | 16,500円 |
ここに拡張ツールの月額を足します。たとえば友だち500人で月4回配信し、プロラインフリーのプロプラン(9,680円)を使う場合——
拡張ツール9,680円 + LINE公式5,500円 = 月15,180円です。ツールの料金表だけを見ていると、9,680円のつもりで始めることになります。
LINE公式アカウントを無料のまま使うなら、月200通が上限です。友だち50人なら月4回、100人なら月2回、200人なら月1回で使い切ります。友だちが増えた時点で、ツールが無料でも合計は無料でなくなります。通数の数え方は 公式LINEの料金プラン にまとめてあります。
3つの質問で絞り込む
合計額が出せるようになったら、あとは3つ聞くだけで絞れます。
① 分岐のあるシナリオを作りますか
登録経路ごとに配信を変える、診断結果で分ける、購入者と未購入者で出し分ける。こうした分岐を作るなら、プロラインフリーの無料(ステップ10個)では足りません。
一本道でいいなら、無料のまま運用できます。
② 分析して改善を回しますか
誰がどこで離脱したかを見て、配信を直していく。この使い方ならLステップの分析と顧客管理が厚くなっています。ただし3回課金するまで解約できないので、続ける前提であることが条件です。
③ いつやめるか決まっていますか
試す段階なら、やめられることが最優先です。エルメとプロラインフリーは契約期間の縛りがありません。Lステップはスタンダード(21,780円)で契約すると、65,340円が契約時点で確定します。
| 状態 | 向いているもの |
|---|---|
| 一本道のシナリオ。まず試したい | プロラインフリー(無料のまま始められる) |
| 予約や販売までLINEで完結させたい | エルメ(予約・商品販売・決済が標準) |
| 分析して改善を回す。続ける前提 | Lステップ(分析・顧客管理が厚い) |
| 友だちが大きく増える見込み | プロラインフリー(自動値上げなし) |
| 飛ばし先のLPが無い | エルわか(無料でもLP3ページ・Stripe決済) |
この4社を、1枚に並べるとこうなります。横は料金と機能、縦は「配信中心か、販売やLPまで含めるか」です。
課金モデルで分ける|何が増えると高くなるか
ツールは10種類以上あります。ですが、料金の決まり方は6つしかありません。これを知っておくと、料金表を見なくても「自分が伸びたときに、どれが高くつくか」が分かります。
ポイントは1つです。これから増やす予定のもので課金されるツールは、伸びたときに高くつきます。集客を伸ばすなら友だち数課金を、たくさん売るなら売上手数料を、避けたほうがいい——という見方ができます。
用途で分ける|あなたの詰まりで選ぶ
もう1つの軸が用途です。「LINE拡張ツール」とひとくくりにされていますが、担当する仕事はバラバラです。いま自分が詰まっている場所で選んでください。
| いま詰まっているのは | 向いているツール | 個別記事 |
|---|---|---|
| 友だちが集まらない | LIBOT(紹介で増やす) | Lステップ×LIBOT |
| 集めた友だちが買わない | Lステップ(育てて売る) | —(本記事の主役) |
| 予約や販売をLINEで完結したい | エルメ | Lステップ×エルわか |
| 一度来た人が二度目に来ない | EDWARD・Poster(店舗) | Lステップ×EDWARD |
| 月額会費で続けてもらいたい | サブスクライン | Lステップ×サブスクライン |
| 外部データと繋ぎたい(法人) | LOYCUS | Lステップ×LOYCUS |
| 初期投資をかけたくない | Penglue(成果報酬) | Lステップ×Penglue |
1対1で詳しく比べる
気になるツールが決まったら、Lステップと1対1で比べた記事があります。それぞれ「よくやる失敗」を軸にしています。
- Lステップとエルメ|先に見るべきは「解約条件」
- Lステップとプロラインフリー|配信無制限でも送れるのは「200通」
- Lステップとエルわか|機能の数で比べて「外側」で詰まる
- Lステップとエキスパ|LINEだけか、メールもか
- LステップとPoster|友だちが増えるほど「高くなる」
- LステップとEDWARD|比べる前に決める「店舗かネットか」
- LステップとLOYCUS|価格だけで並べて「選べなくなる」
- LステップとKAKERU|月額だけ見て「初期費用」を見落とす
- LステップとLIBOT|友だちを「増やす」と「育てる」は別
- LステップとPenglue|初期0円でも成果ぶんは「必ず払う」
- Lステップとサブスクライン|売れるほど「手数料」が増える
- LステップとDECA|送るか、AIが答えるか
- Lステップとリピートライン|汎用か、特化か
ツール単体の弱点は エルメのデメリット・プロラインフリーのデメリット・エルわかのデメリット に、Lステップ自体の評判と解約は 怪しいと言われる理由・解約の「3ヶ月の壁」 にまとめています。
どれを選んでも残るもの
どのツールにも共通する話を、最後に書きます。
どれもLINEの拡張ツールです。つまりLINEの外側は守備範囲外になります。
- LP:配信の着地先。フル機能のLP作成は含まれません
- 会員サイト:継続的にコンテンツを渡す場所は、別途必要です
- 顧客管理:LINEの外の行動までは追えません
ここを別々に用意すると、相場ではLINE配信ツール約20,000円+会員サイト約7,800円+LP作成約3,000円で月約30,800円になります。そしてこれらをつなぐ作業は、どの料金表にも含まれていません。
よくある質問
Q4社でいちばん安いのはどれですか?
A無料プランならプロラインフリーが広く、中位プランは9,680円で最安です。ただしLINE公式アカウント側の月額が別途かかる点は3社とも同じです。合計で比べてください。
Q無料プランだけで運用できますか?
Aツールが無料でも、LINE公式アカウントが無料プランなら月200通が上限です。友だち50人で月4回が目安になります。
QLINE公式アカウントの契約は必須ですか?
A必須です。拡張ツールはLINE公式アカウントに接続して動くもので、単体では使えません。
Qあとから乗り換えられますか?
Aできますが、ステップ配信の設定・シナリオ・タグは移行できません。作り直しになります。組み込むほど乗り換えが重くなるので、最初に合計額で判断しておくほうが結果的に安く済みます。
Q複数のツールを同時に使えますか?
A同じLINE公式アカウントに複数の拡張ツールを繋ぐのは、Messaging APIの接続先が競合するため現実的ではありません。1つを選ぶことになります。
まとめ|合計で比べる
この記事の要点
- 4社の無料プランは、制限する場所が違う(通数/通数/ステップ数/機能の数)
- どの料金表にもLINE公式アカウントの月額は載っていない
- 本当の月額 = 拡張ツール + LINE公式アカウント
- 必要な通数 = 友だちの数 × 配信回数。ここからLINE側のプランが決まる
- 絞り込む質問は3つ。分岐を作るか/分析するか/いつやめるか
私が見てきた範囲では、拡張ツール選びで失敗する人は、高いほうを選んだ人でも安いほうを選んだ人でもありませんでした。ツールの料金表だけを見て、合計を出さないまま始めた人です。始めてから「思っていた額と違う」となり、そこで止まります。
そして、どれを選んでもLINEの外側は自分でつなぐことになります。LP、会員サイト、顧客管理。どの料金表にも載っていない部分です。
だから私は、ツールをつくるときに「LINEを拡張すること」を機能として置きませんでした。つなぎ先が最初から決まっていることを中心に置いています。質問に答えると仕組みの型が図で出て、LPも会員サイトも公式LINEも、URLが発行された状態で完成します。
一般的なツールは、LINEを拡張するためのシステムです。私がつくったのは、構築者の思考が入ったシステムです。
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公式LINEも、会員サイトも、LP作成も。マーケティングに必要なものを、全て使うことができます。
公式LINE
構築も配信も、アカウントは何個でも使えます
会員サイト
会員サイトを何個でも作成できます
LP作成
集客になるLPを何枚でも作成できます
