LINE拡張ツール

Lステップとプロラインフリー|無料の中身

Lステップとプロラインフリーの料金・無料プランの範囲・ステップ配信数の上限を、2026年8月時点の公式情報で整理しました。あわせて「配信通数が無制限」がLINE公式アカウント側には効かない理由も解説します。

公開 2026-08-07 最終更新 2026-08-07 出典はすべて一次ソースで確認済み
Lステップとプロラインフリー|無料の中身
相談者

プロラインフリーは無料で配信無制限と聞きました。それならLステップを使う理由はないのでしょうか。

中川 瞬中川 瞬

その「無制限」が、どこに効いてどこに効かないかを先に見てください。判断が変わります。

この2つを比べると、まず無料プランの差が目に入ります。プロラインフリーは0円で配信通数の制限なし。Lステップの無料は月200通まで。

数字だけなら、比べるまでもないように見えます。ただ、先にお伝えします。その「無制限」は、LINE公式アカウント側には効きません。

2社は「無料でどこまで使えるか」ではなく、何を制限しているかが違います。この記事では、そこまで書きます。

2社の料金プランを並べる

2026年8月時点の公式情報です。

月額料金(税込)と、制限のかかる場所 Lステップ フリー 0円 〜200通 スタート 5,000円 〜5,000通 スタンダード 21,780円 〜30,000通 プロ 32,780円 〜50,000通 制限は「送れる通数」にかかる プロラインフリー フリー 0円 ステップ10個 プロ 9,680円 ステップ50個 ゴールド 29,700円 ステップ無制限 初期費用0円・期限なし。友だち数や配信通数での自動値上げなし 制限は「ステップの数」にかかる 出典:両社の公式サイト(2026年8月時点)。料金は変わるため、契約前に必ず公式で確認してください。
【図1】金額の差より、下段の1行を見てください。制限のかかる場所が違います。

金額だけを見ると、上位プランでLステップ32,780円/プロラインフリー29,700円と近い水準です。中位ではLステップ21,780円に対しプロラインフリー9,680円で、倍以上の差があります。

「無料」の中身が違う

ここが2社のいちばんの違いです。どちらも無料プランがありますが、制限する場所が違います。

 Lステップ フリープロラインフリー フリー
月額0円0円
配信通数〜200通制限なし
ステップの数10個まで
期限なしなし
制限される場所送れる量仕組みの複雑さ

Lステップは「たくさん送りたければ払う」という設計です。プロラインフリーは「複雑な仕組みを組みたければ払う」という設計になっています。

どちらが良いかではありません。自分がどちらで先に詰まるかで、選ぶものが決まります。

「配信無制限」が意味すること

ここからが、この記事でいちばん書きたいことです。

プロラインフリーの「配信通数の制限なし」は事実です。ただしこれはプロラインフリー側のカウントの話です。

拡張ツールは、LINEのMessaging APIを通してメッセージを送っています。そしてAPI経由の配信も、LINE公式アカウント側の無料メッセージ通数を消費します。

「無制限」が効く場所と、効かない場所 プロラインフリー側 無制限 ここは本当に無制限 LINE公式アカウント側 月200通 無料プランの場合 実際に送れるのは 200通 厳しいほうが上限 拡張ツールを入れても、LINE公式アカウント側の通数制限は消えません。 たくさん送るには、LINE公式アカウントを有料プラン(月5,000円〜/税別)にする必要があります。 これはLステップでもプロラインフリーでも同じです。
【図2】「無制限」はツール側の話。LINE公式アカウント側の200通は残ります。

LINE公式アカウントの無料プランは月200通です。しかも「200回配信できる」ではなく、届く人数 × 配信回数で消費されます。友だちが100人いれば、月2回で使い切ります。

つまりプロラインフリーが無料でも、LINE公式アカウントが無料プランなら、送れるのは月200通です。

これはプロラインフリーの問題ではありません。LINEの仕組み上、どの拡張ツールでも同じです。通数の数え方は 公式LINEの料金プラン にまとめてあります。

主要ツールを1枚で見比べたものは、LINE配信ツール比較 にまとめています。

では「配信無制限」に意味がないのか

あります。LINE公式アカウントを有料プランにしたときに効きます。Lステップは自社側でも通数で課金するため、LINE側とツール側の両方に通数の壁があります。プロラインフリーはツール側の壁が無いぶん、LINE側の枠をそのまま使い切れます。効くのは、送る量が増えてからです。

ステップ10個で足りるのか

プロラインフリーの無料プランは、ステップ配信が10個までです。ここが実務上の分かれ目になります。

「ステップ10個」は、10通のメッセージという意味ではありません。シナリオの中の配信ステップが10個ということです。

  • 足りるケース:友だち追加後に7通送って終わり、のような一本道のシナリオ
  • 足りないケース:登録経路ごとにシナリオを分ける、診断結果で分岐させる、購入者と未購入者で別のステップを組む

分岐を作り始めると、ステップは急に増えます。「まず一本道で始める」なら無料で足り、「最初から分岐を組む」なら足りません。

解約とアカウント数の扱い

契約したあとの条件も、2社で違います。

 Lステッププロラインフリー
解約3回課金したあとから期限なし
初期費用0円0円
無料プランのアカウント数1社1アカウント
友だち数による値上げ通数プランで変動自動値上げなし

Lステップは課金後の解約が3回課金したあとからとされています。スタンダードプラン(21,780円)で契約すると、合わないと分かっても65,340円は払うことになります。

これは不親切という話ではなく、本格運用を前提に設計されているから、その建て付けになっているだけです。詳しくは Lステップとエルメの違い にも書きました。

どちらを選ぶかの基準

比べるべきは「無料の広さ」ではなく、「自分が先に詰まるのはどちらか」です。

いまの状態向いているほう理由
友だちが少なく、一本道のシナリオプロラインフリーステップ10個で足りる。0円のまま始められる
最初から分岐を組みたいプロラインフリー(有料)9,680円で50ステップ。Lステップの同価格帯より配信の自由度が高い
分析して改善を回すLステップ分析と顧客管理が厚い。3回課金の前提を受け入れられるなら
友だちが増える見込みが大きいプロラインフリー友だち数による自動値上げがない

私は、この2つから乗り換える相談を受ける側にいます。そこで繰り返し見えるのは、ツールの選定を間違えた人ではなく、「自分がどこで詰まるか」を考えずに無料だけで選んだ人です。

どちらを選んでも、残るもの

最後に、2社に共通する話を書きます。

どちらもLINEの拡張ツールです。つまりLINEの外側は守備範囲外になります。

  • LINE公式アカウントの月額:ツールの料金とは別にかかります
  • LP:配信の着地先。フル機能のLP作成は含まれません
  • 会員サイト:継続的にコンテンツを渡す場所は、別途必要です

結果として、ツールの月額に、LINE公式アカウントの月額と、LP・会員サイトの費用が積み上がります。相場では、LINE配信ツール約20,000円+会員サイト約7,800円+LP作成約3,000円で月約30,800円です。

そして、これらをつなぐ作業は、どのツールの料金にも含まれていません。

よくある質問

Qプロラインフリーはなぜ無料で使えるのですか?

A無料プランで使い始めた人が、ステップ数の上限に達したときに有料へ移るという設計です。運営はデータマーケティング株式会社で、2019年7月から提供されています。

Q本当に0円のまま使い続けられますか?

Aプロラインフリー側は期限なしで0円です。ただしLINE公式アカウント側で月200通を超えると、そちらが有料になります。無料で続けられるかは、送る量で決まります。

QLステップの無料プランはどこまで使えますか?

A月200通までで、1社1アカウントです。LINE公式アカウントの無料枠と同じ200通なので、実質「無料枠の範囲でLステップを試す」形になります。

Qあとから乗り換えられますか?

Aできますが、ステップ配信の設定・シナリオ・タグは移行できません。作り直しになります。ステップを10個以上組んだあとの乗り換えは、想像より重くなります。

Q両方を同時に使えますか?

A同じLINE公式アカウントに複数の拡張ツールを繋ぐのは、Messaging APIの接続先が競合するため現実的ではありません。どちらか一方を選ぶことになります。

まとめ|制限される場所で選ぶ

この記事の要点

  • 中位プランはプロラインフリー9,680円/Lステップ21,780円(2026年8月時点・税込)
  • 無料の制限は、Lステップが「通数」/プロラインフリーが「ステップの数」
  • 「配信無制限」はツール側の話。LINE公式アカウント側の200通は残る
  • プロラインフリーの無料はステップ10個まで。分岐を組むと足りなくなる
  • Lステップは3回課金するまで解約できない

私が見てきた範囲では、拡張ツールで失敗する人は、高いほうを選んだ人でも安いほうを選んだ人でもありませんでした。自分がどこで詰まるかを考えずに、無料の広さだけで選んだ人です。

そして、どちらを選んでもLINEの外側は自分でつなぐことになります。LP、会員サイト、顧客管理。ツールの料金表には載っていない部分です。

だから私は、ツールをつくるときに「LINEを拡張すること」を機能として置きませんでした。つなぎ先が最初から決まっていることを中心に置いています。質問に答えると仕組みの型が図で出て、LPも会員サイトも公式LINEも、URLが発行された状態で完成します。

一般的なツールは、LINEを拡張するためのシステムです。私がつくったのは、構築者の思考が入ったシステムです。

公式LINE、会員サイト、LP。相場で月3万円台になるこの3つを、AiCmoでは無料で、いくつでも使えるようにしています。契約期間の縛りもありません。無料プランの制限はデータ保存90日だけで、自分でアップグレードしない限り課金は発生しません。

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