LINE拡張ツール
LステップとKAKERU|初期費用で分かれる
LステップとKAKERU(カケル)を、2026年8月時点の公開情報で比較しました。KAKERUは初期費用22万円から。月額の安さで選ぶと、この初期費用を見落とします。月額だけでなく「始めるまでにいくらかかるか」で比べる考え方を解説します。

KAKERUが月11,000円からで、Lステップのプロより安いと思ったのですが、どうでしょうか。
中川 瞬月額はそうです。ただ、KAKERUには初期費用があります。そこまで足して比べてください。
拡張ツールを比べるとき、多くの人が月額の欄だけを横に並べます。11,000円、21,780円、32,780円。安い順に並び替えます。
先にお伝えします。月額の安さで選ぶと、初期費用を見落とします。
KAKERUは月額11,000円からですが、始めるのに22万円かかります。この記事では、そこまで含めて比べる方法を書きます。
KAKERUはどんなツールか
KAKERU(カケル)は、株式会社ミライクが提供するLINE拡張ツールです。名前のとおり、機能を「かけあわせて」自分の業務フローを組むという考え方で作られています。
用意されているのは、顧客管理・予約管理・問い合わせ管理・セグメント配信・リッチメニュー連携・決済・外部システム連携など。18種類の標準機能から必要なものを選び、組み合わせる形です。さらに、自社のルールに合わせた独自機能の開発にも対応するとされています。
この作りに、想定している相手が出ています。店舗を持ち、予約や会員証を含む独自の運用がある事業者です。
月額だけを見ると、判断を間違える
KAKERUの料金は、初期費用22万円〜・月額11,000円〜(いずれも税込)とされています。金額は、選ぶ機能の組み合わせで変わります。
ここでLステップと月額だけを並べると、こう見えます。
月額だけなら、KAKERUはLステップのプロの3分の1に見えます。ところが初期費用22万円を足して1年で見ると、約35万円と約39万円で、差は縮まります。
2年、3年と使えば、初期費用は薄まってKAKERUのほうが安くなります。逆にすぐやめる可能性があるなら、初期費用がそのまま損になります。
「始めるまでにいくらか」で比べる
ここからが、この記事でいちばん書きたいことです。
拡張ツールの費用は、性格の違う3つに分かれます。
Lステップは初期費用0円ですが、3回課金するまで解約できません。KAKERUは初期費用22万円ですが、その代わり必要な機能だけを組んで持てます。
比べるべきは月額ではなく、「始めてからやめるまでに、合計いくらか」です。
この見方をすると、判断はシンプルになります。
| これから起きそうなこと | 不利になるツール |
|---|---|
| 数ヶ月で合わないと気づく | 初期費用が高いもの(KAKERU)=22万円が損になる |
| とりあえず試して、たぶんやめる | 解約に縛りがあるもの(Lステップ)=3回課金は確定 |
| 何年も使い続ける | どちらも問題ない。初期費用は薄まる |
KAKERUが噛み合う場面
初期費用22万円は、高く見えます。ですが、これが正当化される使い方もあります。
KAKERUの強みは「18機能から選んで、独自の運用を組める」ことです。既製のプランに自分を合わせるのではなく、自分の業務フローにツールを合わせる形になります。
| こういう場合 | KAKERUが噛み合う理由 |
|---|---|
| 予約・会員証・決済を1つにまとめたい | 18機能を組み合わせて1つで持てる |
| 既存の基幹システムと繋ぎたい | 外部システム連携が標準 |
| 独自ルールがあり、既製品に合わない | カスタム機能の開発に対応 |
| とりあえずステップ配信を試したい | Lステップのほうが向きます |
逆に言えば、組み合わせも独自開発も要らないなら、22万円は過剰です。ステップ配信で見込み客を育てたいだけなら、初期費用0円のLステップのほうが噛み合います。
KAKERUは店舗の独自運用向けという点で、EDWARD や Poster と近い位置にいます。会員証・予約で比べるなら、あわせて見てください。
それでも残るもの
どのツールを選んでも、共通して残るものがあります。
- LINE公式アカウントの月額:拡張ツールとは別にかかります
- 配信の通数:拡張ツール経由の配信も、LINE公式アカウント側の通数を消費します
- LP・会員サイト:LINEの外の受け皿は、どれにも含まれません
通数の数え方は 公式LINEの料金プラン に、他のツールと1枚で見比べたものは LINE配信ツール比較 にまとめてあります。
よくある質問
QKAKERUはLステップとPoster、どちらより安いですか?
A月額だけならKAKERU(11,000円〜)が安く見えますが、初期費用22万円があります。1年使うと、初期費用0円のLステップと総額はほぼ並びます。使う年数で逆転します。
QKAKERUの正確な料金はいくらですか?
A初期費用22万円〜・月額11,000円〜(税込)とされていますが、選ぶ機能の組み合わせで変わります。正確な金額は問い合わせで確認する形です。
Q無料で試せますか?
A無料トライアルは「要問い合わせ」とされ、条件は公開されていません。初期費用がかかるツールなので、契約前に最低契約期間を必ず確認してください。
Q個人でも導入できますか?
A初期費用22万円と、機能を組み合わせる設計から見て、想定されているのは店舗や事業者です。個人でステップ配信を試すだけなら、初期費用のないツールのほうが向きます。
Qあとから乗り換えられますか?
Aできますが、組んだ設定は移行できません。作り直しになります。KAKERUのように独自に組み込むほど、乗り換えは重くなります。
まとめ|総額で比べる
この記事の要点
- KAKERUは初期費用22万円〜・月額11,000円〜(税込)
- 月額だけならLステップのプロの3分の1。でも初期費用を足すと1年でほぼ並ぶ
- 費用は3種類。月額の欄だけ見ると初期費用と「やめにくさ」が抜ける
- 比べるべきは始めてからやめるまでの総額
- KAKERUは18機能を組んで独自運用を作るのが強み。組む必要がなければ過剰
私が見てきた範囲では、ツールの費用でつまずく人は、月額が高いものを選んだ人ではありませんでした。月額の欄だけを見比べて、初期費用と解約条件を計算に入れなかった人です。安いと思って始めて、総額が想定と違い、そこで動きが止まります。
そして、どれを選んでもLINEの外側は残ります。LP、会員サイト、顧客管理。どのツールの料金表にも載っていない部分です。
だから私は、ツールをつくるときに「LINEを拡張すること」を機能として置きませんでした。つなぎ先が最初から決まっていることを中心に置いています。質問に答えると仕組みの型が図で出て、LPも会員サイトも公式LINEも、URLが発行された状態で完成します。
一般的なツールは、LINEを拡張するためのシステムです。私がつくったのは、構築者の思考が入ったシステムです。
公式LINE、会員サイト、LP。相場で月3万円台になるこの3つを、AiCmoでは無料で、いくつでも使えるようにしています。初期費用もありません。無料プランの制限はデータ保存90日だけで、自分でアップグレードしない限り課金は発生しません。
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