決済
MOSHは手数料が高い?作らず売る3社の選び方
MOSH・STORES・BASEを、自分のサービスやコンテンツを売りたい個人の視点で比較しました。サイトを作らずに決済まで用意できるのが強みですが、そのぶん手数料は決済代行より高めです。MOSHは実質約7.5%。物販ならSTORESやBASEのほうが安く、選ぶ基準は「何を売るか」です。

サイトを作らずに、自分のサービスを売れる。MOSHみたいなのがいいと聞きました。
中川 瞬手軽です。ただ、手数料は決済代行より高めです。何を売るかで、選ぶ先が変わります。
自分のレッスンや講座、コンサルを売りたい。でも、サイトを作るのは大変そう。
そこで名前が挙がるのが、MOSH・STORES・BASEです。サイトを一から作らなくても、申し込めば決済まで用意された販売ページが持てます。
先に、いちばん間違えられている点をお伝えします。手軽に売れる代わりに、手数料は決済代行より高くなります。
この記事では、3社の手数料を並べたうえで、「何を売るならどれか」を整理します。
まず「作る」と「借りる」の違い
売るための決済には、大きく2つの道があります。
- 自分のサイトに決済を組み込む — 決済代行(Stripeなど)を自分で契約する
- 決済込みのサイトを借りる — MOSH・STORES・BASE。申し込めばすぐ持てる
前者は自由度が高いぶん、決済会社の審査を自分で通す必要があります(決済代行サービスの選び方|手数料より審査)。
後者は、そのサイトが決済も審査もまとめて引き受けてくれます。手間がかからない代わりに、手数料はそのぶん高くなります。この記事は、後者の3社の話です。
3社の手数料を並べる
ネットでのカード決済にかかる、基本の手数料です。
| サービス | 決済手数料 | 月額 | 向いている商材 |
|---|---|---|---|
| MOSH | 6.5% + 99円 (実質 約7.5%) | 0円 | 予約・レッスン・サブスク |
| STORES | 5.5% (有料 3.6%) | 0円 (有料 3,300円) | 物販 |
| BASE | 3.6%+40円+3% (実質 約6.6%+40円) | 0円 | 物販 |
いちばん安いのはSTORESの無料プランで5.5%です。次がBASEで実質6.6%前後、いちばん高いのがMOSHで実質7.5%になります。
決済代行が3.6%前後だったことを思い出すと、どれも2〜4%ほど高いのが分かります。この差が「作らずに借りる」ことの値段です。
料率もプランも改定されます。契約前に必ず各社の公式ページで最新の数字を確認してください。BASEの「3%」はサービス利用料で、決済手数料に上乗せされます。
MOSHが高いのに選ばれる理由
3社でいちばん手数料が高いのはMOSHです。それでも選ばれるのは、売れる「中身」が違うからです。
STORESとBASEは、もともと物を売るためのネットショップです。商品を並べて、買ってもらう。この形に最適化されています。
MOSHは違います。予約・オンラインレッスン・月額サブスク・回数券といった、「形のないサービス」を売るために作られています。Zoom連携や予約管理も、最初から入っています。
だから「物を売る」ならSTORESやBASE、「サービスや予約を売る」ならMOSH、というのが素直な分かれ方です。
物販ならSTORESかBASE
商品を売るなら、まずこの2つです。どちらも初期費用も月額も0円で始められます。
売上が少ないうちは、手数料の安いSTORESの無料プラン(5.5%)が有利です。BASEは実質6.6%前後で、少しだけ高くなります。
売上が伸びてきたら、月額を払って手数料を下げるプランに切り替える手もあります。STORESは月3,300円で3.6%に、BASEは月額プランで2.9%まで下がります。
売れ始めるまでは無料プラン、伸びたら有料プラン。この順番で十分です。最初から月額を払う必要はありません。
サービス・講座ならMOSH
コーチング、オンラインレッスン、月額のオンラインサロン。こうした形のないサービスを売るなら、MOSHが向いています。
理由は手数料ではなく、手間です。予約の受付、日程管理、Zoomのリンク発行、月額課金。これらを別々のツールで揃えると、それだけで手数料以上の時間が消えます。
MOSHは、この一式が最初から入っています。実質7.5%は「決済+予約+課金システムの利用料」だと考えると、高すぎるわけではありません。
MOSHの手数料は「6.5%+99円」で約749円。手元に残るのは約9,251円です。予約もZoomも課金も込みでこの額なら、という判断になります。
継続課金(サブスク)で選ぶなら
月額のサロンや会費など、毎月課金する場合の話です。
MOSHはサブスクを前提に作られていて、月額課金がそのまま設定できます。予約や会員管理と一体で回せるのが強みです。
一方で、継続課金が事業の土台になるなら、自分のサイトに決済代行を組み込む道も検討に値します。手数料が下がり、会員サイトとも組み合わせやすいためです(会員サイトの作り方|4つの構築方法と費用を比較)。
手軽さを取るならMOSH、手数料と自由度を取るなら自前の会員サイト+決済代行。この2択になります。
結局どれを選べばいいか
ここまでを、選び方に落とします。
- 物を売る・まず試したい → STORESの無料プラン(手数料が安い)
- 予約・レッスン・サブスクを売る → MOSH(手間が最小)
- 継続課金が主で、手数料を抑えたい → 自前の会員サイト+決済代行
手数料の数字は、この判断のあとで比べれば十分です。まず「何を売るか」を決めてください。それで選ぶ先はほぼ決まります。
AiCmoでは、決済代行のUnivaPay(ユニヴァ・ペイキャスト)との連携を予定しています。会費や商品の決済は、当面は外部の決済サービスと組み合わせて運用できます。提供開始の時期は、決まり次第このページでお知らせします。
よくある質問
Q3社でいちばん手数料が安いのはどこですか?
ASTORESの無料プランで5.5%です。次がBASEで実質6.6%前後、MOSHが実質7.5%で最も高くなります。ただし安さだけでは選べません。何を売るかが先です。
QMOSHは手数料が高いのに、なぜ人気なのですか?
A予約・オンラインレッスン・月額課金の仕組みが最初から入っているからです。物販用のSTORESやBASEとは、そもそも売るものが違います。
Q初期費用や月額はかかりますか?
AMOSH・STORES・BASEとも、無料プランなら初期費用も月額も0円です。売れたときに手数料がかかる仕組みで、売れなければ費用は発生しません。
Q決済代行(Stripeなど)とは何が違うのですか?
A決済代行は自分のサイトに決済だけを組み込むもので、手数料は安い一方、審査やサイトづくりは自分で行います。MOSHなどは、その一式を借りる形です。
Qサブスク(月額課金)はどれでもできますか?
Aできますが、継続課金を軸にするならMOSHが向いています。予約や会員管理と一体で回せるためです。手数料を抑えたいなら会員サイト+決済代行も選択肢です。
まとめ|選ぶ基準は「何を売るか」
この記事では、作らずに売れる3つのサービスを比較しました。
この記事の要点
- 手数料はどれも決済代行より高い。手軽さの代金と考える
- 物を売るならSTORES(5.5%)かBASE。まずは無料プラン
- 予約・レッスン・サブスクならMOSH。手数料7.5%は機能込み
- 継続課金が主なら自前の会員サイト+決済代行も検討する
- 手数料を比べるのは、売るものを決めたあとで十分
3社を選ぶとき、多くの人が手数料表から見ます。けれど手数料の1〜2%より、「売るものに合っているか」のほうが、はるかに効きます。
物販のためのサイトでサービスを売ろうとすれば手間が増え、サービス用のサイトで物だけ売れば手数料を余分に払います。ずれは、料率より高くつきます。
だから私は、この3つを「安い順」ではなく「何を売るか」から選びます。手数料は、そのあとで比べれば十分だからです。
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