決済

MOSHは手数料が高い?作らず売る3社の選び方

MOSH・STORES・BASEを、自分のサービスやコンテンツを売りたい個人の視点で比較しました。サイトを作らずに決済まで用意できるのが強みですが、そのぶん手数料は決済代行より高めです。MOSHは実質約7.5%。物販ならSTORESやBASEのほうが安く、選ぶ基準は「何を売るか」です。

公開 2026-08-07 最終更新 2026-08-07 出典はすべて一次ソースで確認済み
MOSHは手数料が高い?作らず売る3社の選び方
相談者

サイトを作らずに、自分のサービスを売れる。MOSHみたいなのがいいと聞きました。

中川 瞬中川 瞬

手軽です。ただ、手数料は決済代行より高めです。何を売るかで、選ぶ先が変わります。

自分のレッスンや講座、コンサルを売りたい。でも、サイトを作るのは大変そう。

そこで名前が挙がるのが、MOSH・STORES・BASEです。サイトを一から作らなくても、申し込めば決済まで用意された販売ページが持てます。

先に、いちばん間違えられている点をお伝えします。手軽に売れる代わりに、手数料は決済代行より高くなります。

この記事では、3社の手数料を並べたうえで、「何を売るならどれか」を整理します。

まず「作る」と「借りる」の違い

売るための決済には、大きく2つの道があります。

  • 自分のサイトに決済を組み込む — 決済代行(Stripeなど)を自分で契約する
  • 決済込みのサイトを借りる — MOSH・STORES・BASE。申し込めばすぐ持てる

前者は自由度が高いぶん、決済会社の審査を自分で通す必要があります(決済代行サービスの選び方|手数料より審査)。

後者は、そのサイトが決済も審査もまとめて引き受けてくれます。手間がかからない代わりに、手数料はそのぶん高くなります。この記事は、後者の3社の話です。

3社の手数料を並べる

ネットでのカード決済にかかる、基本の手数料です。

サービス決済手数料月額向いている商材
MOSH6.5% + 99円
(実質 約7.5%)
0円予約・レッスン・サブスク
STORES5.5%
(有料 3.6%)
0円
(有料 3,300円)
物販
BASE3.6%+40円+3%
(実質 約6.6%+40円)
0円物販

いちばん安いのはSTORESの無料プランで5.5%です。次がBASEで実質6.6%前後、いちばん高いのがMOSHで実質7.5%になります。

決済代行が3.6%前後だったことを思い出すと、どれも2〜4%ほど高いのが分かります。この差が「作らずに借りる」ことの値段です。

手数料の数字について(各社公式・2026年8月時点)

料率もプランも改定されます。契約前に必ず各社の公式ページで最新の数字を確認してください。BASEの「3%」はサービス利用料で、決済手数料に上乗せされます。

MOSHが高いのに選ばれる理由

3社でいちばん手数料が高いのはMOSHです。それでも選ばれるのは、売れる「中身」が違うからです。

STORESとBASEは、もともと物を売るためのネットショップです。商品を並べて、買ってもらう。この形に最適化されています。

MOSHは違います。予約・オンラインレッスン・月額サブスク・回数券といった、「形のないサービス」を売るために作られています。Zoom連携や予約管理も、最初から入っています。

手数料の高さは、機能の対価になっています 物を売る STORES ・ BASE 手数料 約5.5〜6.6% 商品を並べて買ってもらう サービスを売る MOSH 手数料 約7.5% 予約・レッスン・サブスクが最初から
【図1】MOSHが高いのは、予約や月額課金の仕組みまで込みだからです。

だから「物を売る」ならSTORESやBASE、「サービスや予約を売る」ならMOSH、というのが素直な分かれ方です。

物販ならSTORESかBASE

商品を売るなら、まずこの2つです。どちらも初期費用も月額も0円で始められます。

売上が少ないうちは、手数料の安いSTORESの無料プラン(5.5%)が有利です。BASEは実質6.6%前後で、少しだけ高くなります。

売上が伸びてきたら、月額を払って手数料を下げるプランに切り替える手もあります。STORESは月3,300円で3.6%に、BASEは月額プランで2.9%まで下がります。

売れ始めるまでは無料プラン、伸びたら有料プラン。この順番で十分です。最初から月額を払う必要はありません。

サービス・講座ならMOSH

コーチング、オンラインレッスン、月額のオンラインサロン。こうした形のないサービスを売るなら、MOSHが向いています。

理由は手数料ではなく、手間です。予約の受付、日程管理、Zoomのリンク発行、月額課金。これらを別々のツールで揃えると、それだけで手数料以上の時間が消えます。

MOSHは、この一式が最初から入っています。実質7.5%は「決済+予約+課金システムの利用料」だと考えると、高すぎるわけではありません。

1万円の講座を売ったとき

MOSHの手数料は「6.5%+99円」で約749円。手元に残るのは約9,251円です。予約もZoomも課金も込みでこの額なら、という判断になります。

継続課金(サブスク)で選ぶなら

月額のサロンや会費など、毎月課金する場合の話です。

MOSHはサブスクを前提に作られていて、月額課金がそのまま設定できます。予約や会員管理と一体で回せるのが強みです。

一方で、継続課金が事業の土台になるなら、自分のサイトに決済代行を組み込む道も検討に値します。手数料が下がり、会員サイトとも組み合わせやすいためです(会員サイトの作り方|4つの構築方法と費用を比較)。

手軽さを取るならMOSH、手数料と自由度を取るなら自前の会員サイト+決済代行。この2択になります。

結局どれを選べばいいか

ここまでを、選び方に落とします。

  1. 物を売る・まず試したい → STORESの無料プラン(手数料が安い)
  2. 予約・レッスン・サブスクを売る → MOSH(手間が最小)
  3. 継続課金が主で、手数料を抑えたい → 自前の会員サイト+決済代行

手数料の数字は、この判断のあとで比べれば十分です。まず「何を売るか」を決めてください。それで選ぶ先はほぼ決まります。

今後の予定

AiCmoでは、決済代行のUnivaPay(ユニヴァ・ペイキャスト)との連携を予定しています。会費や商品の決済は、当面は外部の決済サービスと組み合わせて運用できます。提供開始の時期は、決まり次第このページでお知らせします。

よくある質問

Q3社でいちばん手数料が安いのはどこですか?

ASTORESの無料プランで5.5%です。次がBASEで実質6.6%前後、MOSHが実質7.5%で最も高くなります。ただし安さだけでは選べません。何を売るかが先です。

QMOSHは手数料が高いのに、なぜ人気なのですか?

A予約・オンラインレッスン・月額課金の仕組みが最初から入っているからです。物販用のSTORESやBASEとは、そもそも売るものが違います。

Q初期費用や月額はかかりますか?

AMOSH・STORES・BASEとも、無料プランなら初期費用も月額も0円です。売れたときに手数料がかかる仕組みで、売れなければ費用は発生しません。

Q決済代行(Stripeなど)とは何が違うのですか?

A決済代行は自分のサイトに決済だけを組み込むもので、手数料は安い一方、審査やサイトづくりは自分で行います。MOSHなどは、その一式を借りる形です。

Qサブスク(月額課金)はどれでもできますか?

Aできますが、継続課金を軸にするならMOSHが向いています。予約や会員管理と一体で回せるためです。手数料を抑えたいなら会員サイト+決済代行も選択肢です。

まとめ|選ぶ基準は「何を売るか」

この記事では、作らずに売れる3つのサービスを比較しました。

この記事の要点

  • 手数料はどれも決済代行より高い。手軽さの代金と考える
  • 物を売るならSTORES(5.5%)かBASE。まずは無料プラン
  • 予約・レッスン・サブスクならMOSH。手数料7.5%は機能込み
  • 継続課金が主なら自前の会員サイト+決済代行も検討する
  • 手数料を比べるのは、売るものを決めたあとで十分

3社を選ぶとき、多くの人が手数料表から見ます。けれど手数料の1〜2%より、「売るものに合っているか」のほうが、はるかに効きます。

物販のためのサイトでサービスを売ろうとすれば手間が増え、サービス用のサイトで物だけ売れば手数料を余分に払います。ずれは、料率より高くつきます。

だから私は、この3つを「安い順」ではなく「何を売るか」から選びます。手数料は、そのあとで比べれば十分だからです。

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