決済
Stripeの手数料と使い方|凍結される前に
Stripe(ストライプ)の手数料と使い方を、無形サービスを売る個人・小規模事業者の視点で整理しました。手数料3.6%・初期費用0円・入金は週1回と、条件は良いです。ただし国際基準の審査があり、コンサルやオンライン講座など形のない商材は、あとから凍結されることがあります。その回避策までまとめました。

Stripeが安くて簡単と聞きました。コンサルを売りたいのですが、これで始めていいですか?
中川 瞬条件は良いです。ただ、形のないサービスは凍結されることがあります。先に知っておいてください。
オンライン決済を調べると、まずStripe(ストライプ)の名前が出てきます。
手数料は安く、初期費用もかからず、すぐ使い始められる。条件だけ見れば、とても優秀です。
ただ、先にお伝えしておきたいことがあります。Stripeは国際基準で審査するため、コンサルや講座など形のない商材は、あとから凍結されることがあります。
この記事では、手数料と使い方をまとめたうえで、この「凍結」をどう避けるかまで書きます。
Stripeの手数料と基本
まず、いちばん気になる手数料と費用です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 決済手数料 | 3.6%(消費税はかからない) |
| 初期・月額費用 | 0円 |
| サブスク(継続課金) | +0.7% |
| 入金サイクル | 週1回・自動 |
| 審査 | 通常24時間(JCBは別途) |
手数料3.6%は、決済代行のなかでも標準的な水準です。初期費用も月額も0円で、売れた分だけ手数料がかかります。
入金は週1回、自動で銀行口座に振り込まれます。継続課金(サブスク)を使う場合は、手数料が0.7%上乗せされます(サブスク決済の始め方|解約の3割は決済失敗)。
料率は改定されます。契約前に必ず公式ページで最新の数字を確認してください。JCBは個別審査で、通常より時間がかかります(3営業日〜3週間程度)。
Stripeが選ばれる理由
条件が良い、とは具体的にどこか。主に3つです。
- すぐ使える — 申し込んだその日から決済できる
- 費用が要らない — 初期・月額0円で、売れなければ費用ゼロ
- 入金が速い — 週1回、自動で振り込まれる
とくに「すぐ使える」は大きな魅力です。思い立った日に、もう売り始められます。
物販や、内容が明確な商品なら、これで十分です。問題になるのは、次に説明する「形のない商材」の場合です。
落とし穴は「凍結」
Stripeは「あとから審査する型」です。先に口座を開けて、取引を見ながら後で中身を確認します。
この確認で、扱っている商材がリスクが高いと判断されると、アカウントが止まります。売上金が保留されることもあります。
やっかいなのは、止まるのが「売れ始めてから」だという点です。最初は問題なく使えるので、気づいたときには入金が保留されています。
なぜ無形商材は止まるのか
コンサル・オンライン講座・情報コンテンツ。こうした形のない商材が、とくに止まりやすいのはなぜか。
理由は「本当に提供されたか、外から確認しにくい」からです。物なら届いたかどうかが分かりますが、サービスは中身が見えません。
そのため決済側は、返金トラブルの温床になりやすいと考えます。とくに高額の決済が繰り返されると、リスクとして扱われやすくなります。
日本の前払いと、食い違う
もう1つ、日本特有の事情があります。
Stripeは国際基準で審査します。ところが日本には、講座やスクールを一括で前払いする商習慣があります。この「先にまとめて払う」形が、国際基準では警戒されやすいのです。
自動更新のサブスクも同じです。日本では当たり前でも、基準によっては「解約トラブルが起きやすい」と見られます。悪いことをしていなくても、型として引っかかることがあります。
凍結は、あなたが悪質だから起きるとは限りません。商材の「型」が、国際基準のリスク評価と食い違うだけでも起こります。
凍結を避ける3つの準備
では、どうすれば止まりにくくなるか。完全には防げませんが、できることはあります。
- 事業内容を正直に、詳しく登録する — 何を売るのかを曖昧にしない
- 特商法の表記・問い合わせ先を整える — 実在する事業だと示す
- 返金やサポートの体制を用意する — トラブルを未然に減らす
それでも、無形商材で高額・継続課金が主になるなら、「先に審査する型」の決済代行を軸にするほうが安全です(決済代行サービスの選び方|手数料より審査)。
独自基準で無形商材の審査をサポートし、継続課金にも対応する決済代行もあります(UnivaPayの手数料|率だけでは比べられない)。あわせて検討する価値があります。
どんな人に向くか
ここまでを、向き不向きに落とします。
- 物販・内容が明確な商品を売る → Stripeで十分。安くて速い
- 単発・少額のサービスを売る → Stripeでも問題が起きにくい
- コンサル・スクールなど高額の無形商材 → 先に審査する型を軸に検討する
Stripeが悪いのではありません。安さと速さが武器のサービスで、それが活きる場面がある、というだけです。売るものと相性を見て選んでください。
AiCmoでは、決済代行のUnivaPay(ユニヴァ・ペイキャスト)との連携を予定しています。会費や商品の決済は、当面は外部の決済サービスと組み合わせて運用できます。提供開始の時期は、決まり次第このページでお知らせします。
よくある質問
QStripeの手数料はいくらですか?
Aオンライン決済で3.6%です。初期費用・月額費用は0円で、消費税はかかりません。継続課金(サブスク)を使う場合は、0.7%が上乗せされます。
Q個人事業主でも使えますか?
A使えます。個人事業主でも申し込めます。登記簿がないぶん、事業の実態が分かる資料(サイトや特商法表記など)を用意しておくと、審査が進みやすくなります。
Q情報商材やコンサルは売れますか?
A売れますが、形のない高額商材は凍結されやすい点に注意してください。事業内容を正直に登録し、サポート体制を整えることでリスクは下げられますが、完全には防げません。
Q凍結されると、どうなりますか?
A決済が使えなくなり、売上金が保留されることがあります。継続課金なら、毎月の課金がすべて止まります。だから、無形商材では「止まりにくさ」を重視します。
Q入金はいつですか?
A週1回、自動で銀行口座に振り込まれます。都度手続きは要りません。JCBだけは個別審査のため、使えるまでに時間がかかることがあります。
まとめ|安さの前に、止まらないか
この記事では、Stripeを「売る側の視点」で整理しました。
この記事の要点
- 手数料3.6%・初期0円・入金週1回と、条件は優秀
- ただし国際基準で審査する「あとから審査する型」
- コンサル・講座など無形商材は、売れてから凍結も
- 日本の前払い・自動更新が、基準と食い違うことがある
- 高額の無形商材なら先に審査する型を軸に検討する
Stripeを選ぶとき、多くの人が手数料と手軽さを見ます。けれど、売れ始めてからアカウントが止まれば、その月の売上が丸ごと入ってこないことがあります。
手数料の差より、事業が止まるほうが、はるかに痛い。比べるべきは料率ではなく「止まらないこと」です。
だから私は、Stripeを「安いから」ではなく「売るものと相性が合うか」で選びます。安さと速さは、止まらない前提の上で初めて活きるからです。
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