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電子契約の料金比較|月に数通なら払いすぎかも
電子契約の料金は「月額+送信料」の2本立て。クラウドサイン・GMOサイン・freeeサインの公式料金(2026年11月時点)と、月3通・10通・30通で実際いくらになるかを試算しました。

契約書を電子にしたいのですが、送るのは月に数通です。それでも毎月1万円くらい払うものなんでしょうか?
中川 瞬件数しだいです。電子契約の料金は「月額」と「1通ごとの送信料」の2本立てなので、月に何通送るかで、選ぶべきプランが変わります。公式の料金で試算してみますね。
電子契約サービスの料金表は、どこも似た形をしています。月額の基本料金があって、そこに1通送るごとの送信料が足される形です。
この形だと、送る件数が少ない人ほど、1通あたりの負担が重くなります。月30通送る会社と、月3通しか送らない個人事業主が、同じ基本料金を払うからです。
この記事では、クラウドサイン・電子印鑑GMOサイン・freeeサインの料金を、2026年11月時点の各社公式サイトで確かめて整理しました。そのうえで、月3通・10通・30通のときに実際いくらになるかを試算します。料金は変わることがあるので、契約前に必ず公式で確認してください。
電子契約の料金は「月額+送信料」
電子契約サービスの料金は、ほぼ次の2つでできています。
- 月額の基本料金:使える人数や機能で、プランごとに決まっている固定費
- 送信料:契約書を1通送るごとにかかる料金。プランによっては、決まった通数までは基本料金に含まれる
もうひとつ知っておきたいのが、署名の方式です。立会人型は、サービス会社が間に立って「本人がこの操作をした」ことを記録する方式で、相手はメールのリンクから署名できます。
当事者型は、署名する本人が電子証明書を用意する方式です。手間は増えますが、実印に近い重みを持たせたいときに使われます。送信料は、当事者型のほうが高く設定されているのが一般的です。
小さな事業で、お客さまとの申込書や業務委託契約を交わす程度なら、多くは立会人型で足ります。以下の料金も、立会人型を前提に比べます。
クラウドサイン・GMOサイン・freeeサイン
3社の料金を、公式サイトの表記のまま並べます。クラウドサインとGMOサインは税込の表記があり、freeeサインは税抜のみの表記です。
| サービス | 無料プラン | いちばん安い有料プラン | 送信料(1通) |
|---|---|---|---|
| クラウドサイン | 月2件まで・1ユーザー | Light 月12,100円(税込) | 242円(税込) |
| 電子印鑑GMOサイン | 月5件まで・1ユーザー・契約印タイプのみ | ライト 月10,450円(税込・単月契約)/年間契約なら月9,680円 | 契約印タイプ110円・実印タイプ330円(税込) |
| freeeサイン | 月1通まで・3ユーザー | Starter 月7,180円(税抜・月払い)/年払いなら月5,980円 | Starterは月50通まで基本料金に含む |
出典2026年11月9日に、クラウドサイン・電子印鑑GMOサイン・freeeサインの公式料金ページで確認しました。上位プラン(Corporate・スタンダード・Standardなど)は月約2.6万〜3.6万円で、さらに上は問い合わせ制です。
見落としやすいのが契約期間です。クラウドサインは当初1年間・以後1年ごとの自動更新、freeeサインも1年の自動更新と書かれています。月払いでも、1か月で抜けられるとは限りません。
月3通・10通・30通の料金シミュレーション
ここが、料金表を見ただけでは分からない部分です。月に何通送るかで、3社の順番は入れ替わります。
単月契約で、いちばん安い有料プラン(件数が無料枠に収まるなら無料プラン)を選んだときの、月の支払いを試算しました。税込で、freeeサインは税抜価格に1.1をかけた目安です。
| 月の送信数 | クラウドサイン | GMOサイン | freeeサイン |
|---|---|---|---|
| 3通 | 12,826円 | 0円(無料枠内) | 約7,898円 |
| 10通 | 14,520円 | 11,550円 | 約7,898円 |
| 30通 | 19,360円 | 13,750円 | 約7,898円 |
計算はシンプルです。クラウドサインは12,100円+242円×通数、GMOサインは10,450円+110円×通数です。freeeサインのStarterは月50通までが基本料金に含まれるので、30通までは同じ額になります。
この表から言えるのは、月5通以内ならGMOサインの無料枠で収まることと、件数が増えるほど「通数込み」のプランが有利になることです。どこが安いかは、サービスではなく、あなたの月の件数で決まります。
年払いにするとGMOサインは年間契約で月9,680円、freeeサインは年払いで月5,980円(税抜)まで下がります。ただし、1年分を先に払うか、1年続ける約束になります。件数が読めないうちは、単月で始めるほうが身軽です。
電子契約の無料プランで足りる人
3社とも無料プランがあります。ただし、上限はかなり小さめです。
- クラウドサイン:月2件まで(電子署名とタイムスタンプは付く)
- GMOサイン:月5件まで(契約印タイプのみ)
- freeeサイン:月1通まで
無料プランで足りるのは、月の件数が上限より確実に少なく、増える見込みもない人です。新しいお客さまとの契約が月に1〜2件、という教室や個人の先生なら、十分に回ります。
逆に、キャンペーンで申込が一度に来る月がある人は要注意です。上限を超えた月だけ有料にする、という使い方ができるかはサービスごとに違います。上限を超えたときにどうなるかを、契約前に確かめておくのが安全です。
料金表に出ない「契約だけメール」の手間
ここまでは料金の話でした。ですが、私が相談を受けていてよく聞くのは、金額より手間のほうです。
ふだんのやり取りは公式LINEなのに、契約書だけはメールで届く。お客さまからすると、知らない差出人のメールを探して開くことになります。「メールが見当たらない」「迷惑メールに入っていた」という連絡が来て、そのたびに再送する。
この手間は料金表には載りません。でも、契約までの日数を延ばし、そのあいだに気持ちが冷めることもあります。月の件数が少ない事業ほど、1件の契約が止まる損のほうが、月額の差より大きくなりがちです。
だから比べるときは、料金に加えて「お客さまといつもどこでやり取りしているか」も見てください。LINEで集客して、LINEで相談を受けているなら、契約書もLINEで届くほうが流れは途切れません。LINEで集めてから売るまでの流れは、公式LINEの決済機能でも整理しています。
私たちが用意している電子契約のシステムがAiCfo(エーアイシーエフオー)です。無料からはじめられて、相手はアカウント登録なしで、スマホから確認して印鑑を押すだけ。メールでも送れますし、AiCmo(無料プランあり)とつなぐと、公式LINEの友だちに契約書を送れます。
署名した書類にはタイムスタンプが付き、送信・開封・署名の記録(監査ログ)と合意締結証明書が残ります。
無料版は各機能に月ごとの利用上限があり、タイムスタンプも簡易版です(認定タイムスタンプは有料)。くわしくはAiCfoの電子署名、つなぎ方は電子署名の使い方にまとめています。
AiCfoが向いていない人
正直にお伝えすると、次のような方には、ここで紹介した専用の電子契約サービスのほうが合います。
- 実印に近い当事者型の署名が必要な人:AiCfoのマニュアルで案内しているのは、メールやLINEのリンクから署名する方式です。当事者型が要件なら、対応を明記しているサービスを選んでください
- 社内で何人も承認を回す会社:AiCfoのマニュアルに承認の順番を決める機能の案内はありません。部署ごとの権限や承認フローが必要なら、上位プランのある専用サービスが向きます
- 無料のまま認定タイムスタンプを付けたい人:AiCfoの無料版のタイムスタンプは簡易版です
- LINEを使っていない取引が中心の人:メールでも送れますが、LINEで届けられる良さは生きません
反対に、お客さまとLINEでやり取りしていて、契約は月に数件という方には、月額を払い続ける前に試してほしい選び方です。つなぐツールが増えすぎて困っている方は、ツールをつないでも、つながらない理由もあわせてどうぞ。
よくある質問
Q電子契約は、相手にも料金がかかりますか?
A立会人型なら、ふつうは送る側だけが払います。相手はアカウント登録なしで、届いたリンクから署名できるサービスが多いです。AiCfoも、相手の登録は不要です。
Q無料プランでも、契約として有効ですか?
A無料か有料かで、契約の効力そのものが変わるわけではありません。違いが出るのは、件数の上限や記録の残し方です。大事な契約は、各社の記録の残り方を確かめてから使ってください。
Q送信料は、署名されなくてもかかりますか?
A多くのサービスは「送った件数」で数えます。数え方はサービスごとに違うので、公式の料金ページの注記を確認してください。
Q月の件数が読めません。どう選べばいいですか?
Aまずは無料プランで実際の件数を数え、上限を超えそうになってから有料に移るのが無駄がありません。最初から年間契約にしないのがコツです。
Q申込書や同意書にも使えますか?
A使えます。署名や押印をもらいたい書類なら、契約書と同じように送れます。AiCfoでは、見積書・請求書・領収書なども同じ画面で作れます。
まとめ|安さは、月の件数で決まる
この記事の要点
- 電子契約の料金は「月額の基本料金+1通ごとの送信料」の2本立て
- 2026年11月時点の最安有料プランは、クラウドサイン月12,100円・GMOサイン月10,450円(いずれも税込)・freeeサイン月7,180円(税抜)
- 月3通ならGMOサインの無料枠(月5件)で収まる。件数が増えるほど通数込みのプランが有利
- 無料プランの上限は月1〜5件。超えたときの扱いを先に確かめる
- 料金表に出ないのが「契約だけメール」になる手間。LINEで接客しているなら、契約書もLINEで届くほうが途切れない
電子契約を選ぶとき、多くの人は料金表の上から順に比べます。ですが、本当に比べるべきなのは、自分が月に何通送るのかと、お客さまがどこで待っているのかの2つです。
この2つが決まれば、払うべき金額はおのずと見えてきます。月に数通の契約のために毎月1万円を払っているなら、一度、件数を数えてみてください。
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