LINE公式アカウント
公式LINEの決済機能|LINE Pay終了後の選択肢
公式LINE(LINE公式アカウント)に商品を売るための決済機能はありません。LINE Payは2025年4月30日に日本国内サービスを終了しています。管理画面の「支払い方法」との違い、外部決済へつなぐ方法、サブスク(継続課金)の扱いまで整理しました。

公式LINEの中で商品を販売したいのですが、決済機能はどこにありますか?
中川 瞬ありません。そしてLINE Payも終了しています。何が使えるのかを整理しますね。
公式LINEで商品を売りたい、という相談をよく受けます。
先に結論をお伝えします。公式LINEに、商品を売るための決済機能はありません。
そして、代わりに使われていたLINE Payも、2025年4月に日本国内でのサービスを終了しています。「LINE Payで決済できます」と書かれた記事は、いま実行できません。
この記事では、使えるものと使えないものを整理したうえで、後半で「売るときの設計」を書きます。
LINE Payは2025年4月に終了しました
まず、いちばん影響が大きい事実です。
2025年4月30日をもって、日本国内におけるモバイル送金・決済サービスは終了しました。送金・送付は2024年10月22日、コード支払いやオンライン支払いは2025年4月に順次終了しています。
タイと台湾のLINE Payは終了の対象外で、サービスが続いています。終了したのは日本国内のサービスです。海外向けの情報を見て混乱しないようご注意ください。
つまり、日本で「LINEの中で完結する決済」は、いま存在しません。
「支払い方法」は決済機能ではありません
ここで、非常に多い勘違いがあります。
管理画面には「支払い方法」という項目があります。ここにクレジットカードを登録できるので、決済機能があると思われがちです。
なお認証済アカウントに限り、請求書払い(株式会社ラクーンのPaid)も選べるようになります。ただしこれも、あなたがLINEヤフーに払うための方法です。
公式LINEだけでできること
では、公式LINEの中で売買に関わる機能は何があるのか。次の2つだけです。
- クーポン — 割引や特典を配る。抽選も設定できます
- ショップカード — ポイントカードとして使う
どちらもお金を受け取る機能ではありません。来てもらうため、また来てもらうための機能です。
この2つは通数を消費しないので、無料プランでも使えます(公式LINEの料金プラン|無料200通は「人数×回数」で決まる)。
売るには、外に出すしかない
結論として、公式LINEで商品を売るには外部の決済につなぐことになります。
やり方はシンプルです。
- 決済ができるページを、公式LINEの外に用意する
- そのURLを、配信やリッチメニューから案内する
- お客さんはLINEを出て、そのページで支払う
飛ばし先はLP、会員サイト、予約ページなど何でもかまいません。要は「LINEの外に、支払える場所があるか」です。
サブスク(継続課金)の場合
月額課金も考え方は同じです。公式LINE側に継続課金の仕組みはありません。
外部で契約してもらい、その人が会員かどうかを別で管理する形になります。会員サイトを使うのは、このためです。
会員サイトの作り方は会員サイトの作り方|4つの構築方法と費用を比較で整理しています。
ここからが本題|出したら、戻す
ここまでが機能の話です。調べれば分かる範囲でもあります。
そのうえで、ここからが今日いちばん書きたいことです。
外部決済につなぐと、必ず1つのことが起きます。お客さんが、LINEの外に出ます。
そして多くの場合、そのまま戻ってきません。決済リンクを送って終わりにすると、買ったのか、途中でやめたのかも分かりません。
公式LINEの強みは「届くこと」です。外に出た瞬間、その強みが切れます。
切れ目で起きること
実務でよく見るのは、次の3つです。
- 買ったかどうかが分からない — 購入者にも未購入者にも、同じ配信が届く
- 途中でやめた人を追えない — カートに入れて閉じた人が、そのまま消える
- 買った人に、次の案内ができない — せっかくの購入者リストが、LINE側とつながっていない
決済ができないこと自体は、外部サービスで解決します。難しいのは、出したあとに戻す設計のほうです。
先に決めておくこと
だから、決済サービスを選ぶ前に決めておくことがあります。
- 買った人を、どうやって見分けるか
- 買った人に、次は何を送るか
- 買わなかった人に、何を送るか
この3つが決まっていれば、決済サービスは何でも成立します。決まっていないと、どれを選んでも同じところで止まります。
AiCmoでは、決済代行のUnivaPay(ユニヴァ・ペイキャスト)との連携を予定しています。商品や会費の決済は、当面は外部の決済サービスと組み合わせて運用できます。提供開始の時期は、決まり次第このページでお知らせします。
よくある質問
Q公式LINEの中で商品を販売できますか?
Aできません。商品を売るための決済機能はありません。外部の決済ページへ案内する形になります。
QLINE Payは使えないのですか?
A使えません。2025年4月30日に日本国内でのサービスが終了しています。タイ・台湾のLINE Payは対象外で、継続しています。
Q管理画面に「支払い方法」がありますが、あれは何ですか?
AあなたがLINEヤフーに支払うための欄です。有料プラン代やプレミアムIDの購入に使います。お客さんから受け取るためのものではありません。
Qサブスク(月額課金)はできますか?
A公式LINE単体ではできません。外部で契約してもらい、会員かどうかを別で管理する形になります。
Qクーポンで割引販売はできますか?
Aクーポンは割引を配る機能で、決済は含みません。支払いは店頭か、外部の決済ページで行うことになります。
Q決済サービスは何を選べばいいですか?
A選ぶ前に「買った人をどう見分けるか」を決めてください。ここが決まっていないと、どれを選んでも同じ場所で止まります。
まとめ|決済より、切れ目の設計
この記事では、公式LINEの決済まわりの現状と、売るときに必要な設計を整理しました。
この記事の要点
- 公式LINEに、商品を売るための決済機能はない
- LINE Payは2025年4月30日に日本国内サービス終了。タイ・台湾は継続
- 管理画面の「支払い方法」は、あなたがLINEに払うための欄。向きが逆
- 認証済アカウントの請求書払い(Paid)も、支払う側の機能
- 公式LINE単体でできるのはクーポンとショップカードまで
- 売るには外部の決済ページへ案内する。サブスクも同じ
- 難しいのは決済ではなく、外に出た人を戻す設計
決済ができないことは、外部サービスを1つ選べば解決します。そこは詰まる場所ではありません。
詰まるのは、その先です。LINEを出た人が、買ったのかどうかも分からないまま、同じ配信を受け取り続けるという状態になります。
だから私は、決済を「つなぐ機能」ではなく「戻す設計」として考えています。出すのは簡単で、戻すほうが難しいからです。
正直に書くと、決済まで完全に1つで内蔵したい人には、AiCmoは今は向きません。AiCmoの決済は未実装で、当面は外部の決済サービスと組み合わせて運用します(UnivaPay連携を予定)。決済ページの内蔵を1つで済ませたいなら、UTAGEなどが合います。ツールを型で横断比較するなら オールインワンLINEツール比較 をどうぞ。
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