LINE公式アカウント
公式LINEのビジネスアカウント|2つの意味がある
「LINEビジネスアカウント」という言葉は2つの意味で使われています。LINE公式アカウントそのものを指す場合と、メールアドレスで登録したビジネスIDを指す場合です。個人のLINEアカウントとの違い、登録方法の選び方まで整理しました。

「LINEビジネスアカウント」と「LINE公式アカウント」って、違うものですか?
中川 瞬ほぼ同じです。ただ「ビジネスアカウント」という言葉だけ、別の意味でも使われているので、そこを整理しますね。
「LINEビジネスアカウント」を調べると、記事によって書いてあることが違います。
理由ははっきりしています。同じ「ビジネスアカウント」という言葉が、2つの意味で使われているからです。
サービスそのものを指しているのか、登録のしかたを指しているのか。ここを分けると、混乱がなくなります。
「ビジネスアカウント」の2つの意味
① サービス名としてのビジネスアカウント
まず、こちらが大多数です。「LINEビジネスアカウント」=「LINE公式アカウント」だと思って差し支えありません。
LINEヤフーは以前、大企業向けに「LINE公式アカウント」、中小企業・店舗向けに「LINE@(ラインアット)」を提供していました。
より多くの企業・店舗が使いやすくなるよう、LINE@は2019年4月にLINE公式アカウントへ統合されました。いまビジネス用として提供されているのは、LINE公式アカウントだけです。
つまり「LINEのビジネス用アカウントを作りたい」と思ったとき、選択肢は1つしかありません。迷う必要はありません。
古い記事に「LINE@」と書かれていることがありますが、いまその名前のサービスは存在しません。
② 登録方法としてのビジネスアカウント
もう1つの使われ方が、こちらです。
LINE公式アカウントを作るとき、まず「LINEヤフー Business ID」を登録します。このとき、方法が2つあります。
- LINEアカウントで登録 — ふだん使っている個人のLINEアカウントを紐づける
- メールアドレスで登録 — 個人のLINEとは切り離して登録する
このうち後者を「ビジネスアカウント」と呼び分けている記事があります。個人と分けて作るから、という意味です。
手順そのものは公式LINEとは?できること・料金・始め方を解説に載せています。ここではどちらを選ぶかを書きます。
個人のLINEアカウントとの違い
そもそも、個人のLINEと公式LINEは別物です。混同されやすいので整理します。
- 個人のLINE — 1対1のやり取りが前提。相手を自分から友だち追加できます
- 公式LINE — 1対多の配信が前提。自分から友だちを追加することはできません
公式LINEは、相手に追加してもらってはじめて配信できます。作った時点では、届け先はゼロです。追加してもらう方法は公式LINEの追加方法|QRコードと7つの経路にまとめています。
ここからが本題|どちらで登録するか
ここまでが言葉の整理です。調べれば分かる範囲でもあります。
そのうえで、ここからが今日いちばん書きたいことです。
登録方法は2つから選びますが、この選択は、あとから効いてきます。作るときは1分の違いでも、半年後に差が出ます。
判断の基準は1つです。このアカウントを、将来あなた以外が触るかどうか。
1人で完結するなら、どちらでも
自分だけで作って自分だけで運用するなら、個人のLINEアカウントで登録するのがいちばん早いです。すでにログインしている状態から進めます。
人が増える予定があるなら、メールアドレス
スタッフに配信を任せる。外注先に構築を頼む。担当が変わる。こうした予定が少しでもあるなら、最初からメールアドレスで登録してください。
公式LINEは1つのアカウントに100人までメンバーを追加できます(公式LINEアカウントの追加|100個まで独立して使える)。ただし、その入口となるIDが個人のLINEに紐づいていると、アカウントの持ち主が「その人個人」になります。
会社のアカウントなのに、担当者の個人LINEが起点になっている。この状態は、担当が辞めるときに必ず問題になります。
構築のご相談を受けたとき、私が最初に聞くのは「そのアカウントは、誰のIDで作りましたか」です。ここが個人のLINEだと、あとの設計が変わります。作り直しになることもあります。
迷ったらメールアドレス
個人のLINEで登録する利点は「早い」ことだけです。メールアドレスで登録しても、できることは変わりません。料金も機能も同じです。
1分の手間と、あとの作り直し。比べる相手がはっきりしている選択です。
よくある質問
QLINEビジネスアカウントとLINE公式アカウントは違いますか?
Aほぼ同じです。ビジネス用として提供されているのはLINE公式アカウントだけです。ただし「メールアドレスで登録したID」を指して使われることもあります。
QLINE@はもう使えないのですか?
A使えません。2019年4月にLINE公式アカウントへ統合されました。古い記事の名称のまま探しても見つかりません。
Q個人のLINEアカウントで登録しても大丈夫ですか?
A問題なく使えます。ただし将来ほかの人が触る予定があるなら、メールアドレスで登録してください。個人のLINEが起点だと、引き継ぎのときに手間が出ます。
Q登録方法によって、できることは変わりますか?
A変わりません。料金プランも機能も同じです。違うのは、個人のLINEに紐づくかどうかだけです。
Qあとから登録方法を変えられますか?
AIDそのものの作り直しになるため、最初に決めておくほうが確実です。認証済にするかどうかと同じで、始める前の判断になります。
まとめ|言葉より、誰のIDか
この記事では、「ビジネスアカウント」という言葉の2つの意味と、登録方法の選び方を整理しました。
この記事の要点
- 「ビジネスアカウント」は2つの意味で使われている
- ① サービス名としてはLINE公式アカウントと同じ。LINE@は2019年4月に統合済み
- ② 登録方法としてはメールアドレスで作ったIDを指す
- 個人のLINEと違い、公式LINEは自分から友だちを追加できない
- 登録はLINEアカウント/メールアドレスの2択。機能も料金も変わらない
- 判断基準は「将来、自分以外が触るか」。触るならメールアドレス
言葉が2つあることより、実務で効いてくるのはそのアカウントが誰のIDで作られているかです。
ここは、あとから直そうとすると作り直しになります。作る前の1分で決まる話なので、先に決めておいてください。
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