決済

StripeとPayPalの比較|手軽さか拡張性か

オンライン決済のStripeとPayPalを比べました。PayPalはリンクやQRで手軽に請求でき海外にも強い、Stripeは継続課金や作り込みに強い。手数料だけでは選べません。使い方で選ぶ基準と、決済の前に必要なものまで解説します。

公開 2026-08-07 最終更新 2026-08-07 出典はすべて一次ソースで確認済み
StripeとPayPalの比較|手軽さか拡張性か
相談者

オンラインで売るのに、StripeとPayPalで迷っています。手数料はどちらが安いですか?

中川 瞬中川 瞬

手数料はほぼ同じくらいで、そこでは決まりません。「手軽に今すぐ請求したいか、作り込みたいか」で分かれるので、そこを書きますね。

Stripe(ストライプ)PayPal(ペイパル)は、どちらもオンラインでお金を受け取るためのサービスです。ですが、得意なことが違います。

PayPalはリンクやQRで、今すぐ請求できる手軽さが強み。Stripeは継続課金や、見た目の作り込みに強いサービスです。

だから「どちらが安いか」では決まりません。手数料はどちらも同じくらいで、選ぶ基準は手数料の外にあります。この記事では、使い方で選ぶ基準を整理します。

PayPalとは|リンクで手軽に請求

PayPal(ペイパル)は、世界中で使われている決済サービスです。ビジネスアカウントは、原則初期費用も月額もかからずに作れます。

最大の強みは手軽さです。支払いリンクやQRコードを発行して送るだけで請求でき、受け取りはメールアドレスだけ。相手の口座番号を聞く必要がありません。海外からの受け取りにも強く、日本語のサポートもあります。

PayPalの弱いところ

入金までに数日かかり、いったんPayPal残高に入るため、銀行口座へ移す手間があります。海外取引では通貨換算などの手数料が高めです。また、支払う側もPayPalの利用が前提になる場面があります。

Stripeとは|作り込みと継続課金

Stripe(ストライプ)も、初期・月額0円で、決済が発生したときだけ費用がかかるサービスです。もともと開発者向けに作られていて、拡張性の高さが特徴です。

強いのは継続課金(サブスク)と、サイトへの作り込みです。会員サイトの月額課金や、決済画面を自分のデザインに溶け込ませる、といった使い方に向きます。銀行口座への入金もスムーズです。

Stripeの弱いところ

本格的に使うにはサイトへの組み込み(技術的な連携)が要ります。「決済リンク」機能だけなら手軽ですが、本領は作り込みにあります。設定資料は英語が主体の場面もあり、非エンジニアには最初の一歩が重く感じられます。

PayPal ・リンク/QRで今すぐ請求 ・メアドだけで受け取れる ・入金は数日/残高経由 向いている使い方 手軽に、今すぐ請求する Stripe ・継続課金(サブスク)に強い ・決済画面を作り込める ・本格導入は技術が要る 向いている使い方 しっかり作り込む
【図1】得意が違います。PayPalは「今すぐ請求」、Stripeは「作り込み・継続課金」に強い。

手数料の比較|表だけでは選べない

気になる手数料ですが、国内の決済では、どちらも大きくは変わりません。

Stripeの国内カード手数料は3.6%(2026年8月時点・各種資料より)。PayPalの国内の販売手数料も3.6%前後+少額の固定費が目安です(2026年1月改定・公式より。条件で変わります)。料率だけで比べても、差はわずかです。

手数料は必ず公式で確認

決済手数料は改定が多く、取引の種類(国内/海外、通常決済/サブスク等)で変わります。この記事の数字は目安です。申し込み前に、必ず各公式サイトで最新の料率を確認してください。

差が出るのは、料率ではなく入金の早さ・海外対応・継続課金のしやすさ・導入の手間です。手数料表だけを見比べても、選べません。ここが、この記事でいちばん伝えたい点です。

どちらを選ぶか|使い方で決まる

手数料ではなく、「どう売るか」で選びます。

PayPalが向く人 ◯ とにかく今すぐ請求したい ◯ 単発の販売・都度請求が多い ◯ 海外からも受け取りたい ◯ 技術的な設定を避けたい = 手軽さ重視 Stripeが向く人 ◯ 月額・サブスクで売りたい ◯ 会員サイトと連動させたい ◯ 決済画面を作り込みたい ◯ 触れる人がいる/任せられる = 拡張性・継続課金重視
【図2】優劣ではなく、売り方で選びます。「今すぐ請求」ならPayPal、「継続課金・作り込み」ならStripeが出発点です。

よくある失敗は、手数料が0.1%安いほうを選んだのに、本当に困ったのは入金の遅さや、サブスクの設定だったというものです。決済は、料率より「自分の売り方に合うか」で決まります。2つを併用して、単発はPayPal・継続はStripe、と使い分ける人も多いです。

決済の前に、必要なもの

最後に、決済を選ぶ前に見落とされやすい点を書きます。ここが、いちばん相談の多いところです。

StripeもPayPalも、あくまで「お金を受け取る場所(受け皿)」です。ですが、受け皿を用意しても、その前に「買う人」が来ていなければ、決済は動きません。

必要なのは、順番にこうです。①人を集める入口(LP・公式LINE)→ ②渡す場所(会員サイトなど)→ ③受け取る決済(Stripe・PayPal)。決済で悩む人の多くは、実は①の入口が先に抜けていました。

決済の選び方そのものは 決済代行サービスの選び方 にもまとめています。あわせて読むと、料率以外の判断軸が見えてきます。

よくある質問

Q結局、手数料はどちらが安いですか?

A国内決済ではどちらも3.6%前後で、大きな差はありません。0.1%の差より、入金の早さや売り方との相性で選ぶほうが後悔しません。料率は公式で最新を確認してください。

Q非エンジニアでも使えますか?

APayPalはリンクを送るだけで使えます。Stripeも決済リンクなら手軽ですが、本格的な作り込みには技術的な連携が要ります。手軽さ重視ならPayPalが入りやすいです。

Qサブスク(月額課金)をやりたいです

AStripeが向きます。継続課金の仕組みが整っていて、会員サイトとの連動もしやすいです。単発の請求が中心ならPayPalで十分なこともあります。

Q入金はいつ受け取れますか?

Aサービスと設定によります。PayPalはいったん残高に入り、銀行へ移す手間があります。銀行入金のスムーズさではStripeが扱いやすいという声が多いです。

Q2つとも使ってもいいですか?

A問題ありません。むしろ単発はPayPal、継続はStripe、と使い分けるのは現実的な選択です。売り方に合わせて足していけます。

まとめ|手数料より、売り方

この記事の要点

  • PayPalはリンク/QRで今すぐ請求、海外にも強い。「手軽さ」に強い
  • Stripeは継続課金と作り込みに強い。本格導入は技術が要る
  • 国内手数料はどちらも3.6%前後で、大差はない(公式で要確認)
  • 選ぶ基準は料率ではなく「自分の売り方に合うか」
  • 決済の前に、入口(LP・公式LINE)と渡す場所(会員サイト)が要る

私が相談を受けてきた中で、決済で止まる人の多くは、比べる軸を「手数料の安さ」だけに置いていました。そこではなく、売り方との相性と、決済の前の入口で見ると、答えは早く出ます。

決済そのものは、StripeやPayPalに任せれば十分です。私がつくったツールでは、その手前にある「入口(公式LINE・LP)」と「渡す場所(会員サイト)」を、無料で用意することを中心に置きました。

決済はUnivaPay(ユニヴァ・ペイキャスト)との連携を予定しています。当面は外部の決済サービスと組み合わせて運用でき、そこは正直にお伝えしておきます。

質問に答えると仕組みの型が図で出て、LPも、公式LINEも、会員サイトも、URLが発行された状態で完成します。集めて、渡すところまでを整えたうえで、決済は使い慣れたものをつなげばいい、という考え方です。

LP、公式LINE、会員サイト。相場で月3万円台になるこの3つを、AiCmoでは無料で、いくつでも使えるようにしています。無料プランの制限はデータ保存90日だけで、自分でアップグレードしない限り課金は発生しません。

決済まわりは、こちらもどうぞ。Stripeの手数料と使い方StripeとSquareの比較決済代行サービスの選び方

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