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メール配信の料金比較|月額より「1年の総額」
メール配信の料金を、税込・初期費用込みの「1年目の総額」に揃えて比較しました。読者1,000人・5,000人・1万人でいくらになるか、2026年11月時点の公式料金で計算。件数課金と通数課金の換算、料金表に出ない費用、LINEとの二重払いまで。

メール配信のツールを、料金で比べたいです。月額がいちばん安いものを選べばいいですよね?
中川 瞬月額だけだと、比べたつもりで比べられていないことが多いです。税込かどうか、初期費用があるか、何で課金されるか。この3つを揃えてから、1年の総額で見ましょう。
メール配信の料金を調べると、各社の月額が並んだ比較表がたくさん出てきます。
ですが、その表のまま比べると、ずれます。税別と税込が混ざり、初期費用の有無も違い、課金の物差しも「読者数」と「通数」で分かれているからです。
先にお伝えします。メール配信の料金は、物差しを揃えて「1年目の総額」で比べてください。
この記事では、主要なサービスの料金を2026年11月時点の公式サイトで確かめ、読者1,000人・5,000人・1万人のときの総額を計算しました。
メール配信の料金を決める3つの型
メール配信の料金は、ほぼ次の3つのどれかで決まります。
| 型 | 何で決まるか | 増えたときの動き |
|---|---|---|
| 読者数で段階 | 登録しているアドレスの件数 | 件数の段を上がるたびに月額が上がる |
| 通数で段階 | 月に送るメールの数 | 読者が同じでも、回数を増やすと上がる |
| 定額 | 件数・通数に関係なく固定 | 増えても変わらない |
どの型が得かは、読者の数と、月に何回送るかで決まります。型ごとの選び方はメルマガ配信スタンド比較|型で選ぶで整理しているので、この記事では金額の計算に絞ります。
読者数と通数は、掛け算で換算できる
読者数課金と通数課金は、そのままでは比べられません。ですが、換算はかんたんです。
月の通数 = 読者数 × 月の配信回数
たとえば読者5,000人に週1回(月4回)送ると、月2万通です。同じ5,000人でも、週2回なら月4万通になります。通数課金のサービスを見るときは、自分の回数で掛け算してから上限と見比べてください。
メール配信の費用で、見落とす3つ
月額の欄だけを見ていると、次の3つが抜けます。
① 税別と税込が混ざっている
各社の公式サイトは、税別で書く会社と、税込で書く会社に分かれます。同じ会社でも、初期費用は税込・月額は表記なし、ということもあります。比べる前に、すべて税込に直すのが先です。
② 初期費用がある
月額が安くても、初期費用が1万円台かかるサービスがあります。1年で割ると、月に1,000円ほど上乗せされる計算です。初年度は、初期費用を足して比べてください。
③ ドメインとサーバーは別
いまメールを確実に届けるには、自分のドメイン(〇〇.com のような住所)から送るのが前提です。2024年2月からGmailの送信者要件が厳しくなり、認証の設定が求められているためです(くわしくはメルマガ配信ツールの選び方)。
ドメイン代は、どのサービスでも別にかかります。さらにサービスによっては、送信用のサーバーも自分で用意する必要があります。料金表の月額には、ここが入っていません。
メール配信サービスの料金一覧
個人・小規模の事業者がよく比べる5つを、公式サイトで確かめました。課金の型が違うものを、あえて並べています。
2026年11月時点で、各社の公式サイトに書かれている内容です。税の扱いは公式の書き方のまま載せています。料金は変わることがあるので、契約前に必ず公式でご確認ください。
| サービス | 型 | 初期費用 | 月額 | 上限など |
|---|---|---|---|---|
| アスメル | 定額 | 15,980円(税込) | 3,999円(税の表記なし) | 読者数・配信数・シナリオ数に関係なく固定 |
| オレンジメール | 読者数で段階 | 12,800円+税 | 2,980円〜9,980円(税別) | 〜2,000件/〜5,000件/〜1万件。1万件超は30,000円(税別)。100名まで無料 |
| Benchmark Email | 読者数で段階 | — | 無料プランあり | 無料は登録500件・月1,000通まで |
| UTAGE | 定額(多機能) | 無料 | 21,670円(税込) | メール・LINE・LP・会員サイトなど。メール配信には別途サーバーとドメインが必要 |
| AiCmo | 通数で段階 | — | 2,480円/4,980円(税込) | ベーシック月5万通(1日2万通)・スタンダード月30万通。必要なのは独自ドメインだけ |
出典:アスメル/オレンジメール/Benchmark Email/UTAGE/AiCmo(いずれも2026年11月9日に確認)
UTAGEは、メールだけでなくLINE・LP・会員サイトなどをまとめて使うためのサービスです。メール専用のサービスと月額だけで比べるものではないので、その前提で見てください。
読者数別|メール配信の1年目の総額
ここからが、この記事で出したかった数字です。上の料金を税込に揃え、初期費用を足して、12か月ぶんで計算しました。配信は週1回(月4回)、ドメイン代は全サービス共通でかかるので含めていません。
| 読者数 | 1,000人 | 5,000人 | 1万人 |
|---|---|---|---|
| 月の通数(×4回) | 4,000通 | 2万通 | 4万通 |
| オレンジメール | 53,416円 | 79,816円 | 145,816円 |
| アスメル | 63,968円 | 63,968円 | 63,968円 |
| UTAGE | 260,040円 | 260,040円 | 260,040円 |
| AiCmo(ベーシック) | 29,760円 | 29,760円 | 29,760円 |
計算の前提オレンジメールは税別の公式料金に10%を足しています(初期14,080円+月3,278円/5,478円/10,978円)。アスメルは初期15,980円+月3,999円×12か月で、申込月が無料になる分は引いていません。UTAGEのサーバー代は含みません。AiCmoは月額×12か月です。
読者数で、順位が入れ替わる
読者1,000人なら、オレンジメールはアスメルより約1万円安いです。ところが5,000人では逆転し、1万人では8万円以上の差がつきます。
読者数で段階が上がる型は、少ないうちは軽く、増えると重くなるからです。この2社の逆転はアスメルとオレンジメール|料金が逆転でも図にしています。
通数課金は「回数」で上がる
AiCmoのような通数で決まる型は、読者数ではなく読者数×回数で見ます。1万人に月4回なら4万通で、ベーシックの月5万通に収まります。
ただし同じ1万人に週2回(月8万通)送るなら、スタンダード(月30万通)が必要で、1年で59,760円です。月額を比べる前に、「読者数×回数」を先に出してください。
本題|メールとLINEの二重払い
ここまでは、メールだけの比較でした。調べれば分かる範囲です。
そのうえで、上位の比較記事にほとんど書かれていないことを書きます。いまメール配信を探している人の多くは、すでに公式LINEも使っています。
メールのツールと、LINEのツールを別々に契約すると、料金が2本立てになります。それだけでなく、読者の名簿も2つに分かれます。
LINEで登録した人と、メールで登録した人が、別々の画面にいる状態です。「この人はLINEでもメールでもつながっている」が見えないので、同じ案内を二重に送ったり、片方に送り忘れたりします。
だから、メール配信の料金を比べるときは、「メールの月額」ではなく「メールとLINEを合わせた月額」で見てください。LINEとメールの役割の違いはメルマガとLINEの違いにまとめています。
AiCmoは、公式LINEの配信とメール配信を、1つのアカウントの中で扱えます。メール配信はベーシック(月2,480円・税込)から使え、必要なのは独自ドメイン1つだけ。レンタルサーバーやメールサーバーはいりません。
メルマガフォームからステップ配信、絞り込みと予約つきの一斉配信まで、手順はメール配信のはじめ方にまとめました。有料プランを選ばない限り、自動で課金されることはありません。
料金だけで選ばないほうがいい人
安さは大事です。ですが、次に当てはまる人は、料金の順位より先に見るものがあります。AiCmoも含めて、正直に書きます。
- 読者が数万人以上で、毎日送る人 — 通数課金は回数で上がります。件数・通数に関係ない定額型(アスメルなど)のほうが、計算が読みやすいです
- まず数百人に、無料で試したい人 — AiCmoのメール配信は無料のフリープランでは使えません。オレンジメール(100名まで)やBenchmark Email(500件・月1,000通まで)の無料枠から始める手があります
- 独自ドメインを用意したくない人 — AiCmoはGmailなど無料のアドレスを送信元にできません。自分のドメインが1つ必要です
- メールの受信箱もまとめたい人 — AiCmoは受信箱を持ちません。読者の返信は、返信先に入れたふだんのアドレスで受け取ります
- 自分だけの送信の窓口(専用IP)が必要な人 — AiCmoでは準備中です
また、料金と同じくらい大事なのが、やめるときに読者リストを持ち出せるかです。ここはメルマガ配信ツールの選び方|出せるかで選ぶで書いています。無料で始めるときの注意はメルマガ無料の落とし穴をご覧ください。
よくある質問
Qメール配信の料金は、いくらくらいが相場ですか?
A個人・小規模向けなら、月額はおおむね数千円です(2026年11月時点)。ただし初期費用が1万円台かかるものもあるので、1年目は初期費用込みで比べてください。
Q無料でメール配信はできますか?
Aできます。オレンジメールは100名まで、Benchmark Emailは登録500件・月1,000通まで無料です。読者が増えたら有料になります。
Q読者数課金と通数課金は、どちらが得ですか?
A送る回数で変わります。読者数×月の回数で通数を出し、両方の料金に当てはめてください。回数が少ないなら通数課金、読者が多く回数も多いなら定額型が有利になりやすいです。
Q月額以外に、何の費用がかかりますか?
A初期費用・消費税・ドメイン代です。サービスによっては、送信用のサーバー代も別にかかります。
QAiCmoのメール配信は、どのプランで使えますか?
Aベーシック(月2,480円・税込)以上です。ベーシックは月5万通(1日2万通)、スタンダード(月4,980円・税込)は月30万通まで送れます。無料のフリープランでは使えません。
QLINEとメール、両方に払う必要はありますか?
A別々のツールで使うなら、それぞれに払います。1つのツールで両方送れるものを選べば、料金も名簿も1つにまとまります。
まとめ|物差しを揃えて、1年で比べる
この記事では、メール配信の料金を、物差しを揃えて比較しました。
この記事の要点
- 料金の型は読者数で段階/通数で段階/定額の3つ
- 通数は読者数×月の回数。これで型の違うサービスを比べられる
- 見落とすのは税別表記・初期費用・ドメインとサーバー代
- 月4回配信の1年目総額は、読者1万人でオレンジメール145,816円・アスメル63,968円・AiCmo29,760円(2026年11月時点・公式料金から計算)
- 読者数で順位は入れ替わる。今の人数ではなく、1年後の人数で計算する
- LINEも使っているなら、メールとLINEを合わせた料金で比べる
私がメール配信の相談を受けるとき、最初に聞くのは「何人に、月に何回送りますか」です。この2つが決まれば、料金はほぼ計算で決まります。
逆に、ここを決めずに月額の表から選ぶと、半年後に段が上がったり、LINEと二重に払っていたりします。選ぶ前に、人数と回数を紙に書いてみてください。
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