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AIで広告文を作成|それっぽいのに反応がない

AIで広告文を作ると、整った案はすぐ出ます。ですが反応が取れないことが多いのは、文章力ではなく「材料」と「並び方」の問題です。プロンプトに入れる5つの材料、Google広告で見出しが順不同に並ぶ仕様、景品表示法のチェックまで整理しました。

公開 2026-11-09 最終更新 2026-11-09 出典はすべて一次ソースで確認済み
AIで広告文を作成|それっぽいのに反応がない
相談者

ChatGPTで広告文を作ってみました。それっぽい文章は出てくるのですが、出してみても反応がありません。何がいけないのでしょうか。

中川 瞬中川 瞬

AIのせいというより、渡している材料と、広告の並び方の問題であることが多いです。AIは「どこにでもある言葉」をきれいに並べるのは得意ですが、あなたの商品だけの言葉は知りません。順に整理しますね。

AIで広告文を作る人が増えました。キャッチコピーも説明文も、数秒で何案も出てきます。

ところが相談を受けていると、「案は出るのに、出してみると反応がない」という声がとても多いです。AIの広告文が弱いのは、AIの文章力ではなく、AIに渡した材料の量で決まります。この記事は、そこを本題にします。

この記事の要点(2026年11月時点)AIの広告文が「それっぽいのに反応がない」原因は、材料が足りない・誰に向けてか決まっていない・広告の並び方を考えていないの3つです。プロンプトには商品・してほしい行動・届けたい人・トーン・使わない言葉の5つを入れます。Google広告の検索広告は、見出しと説明文が順不同で組み合わされて表示されます。出す前に景品表示法の点検は人が行います。

なお、広告の先に置くLPをAIで作る話はAIでLPを作る記事で扱っています。ここでは広告に載せる短い文に絞ります。

AIで広告文を作成する基本の流れ

上位の記事が共通して書いている流れは、だいたい次の4つです。ここは押さえておきます。

  1. 目的と届けたい人を決める:何をしてほしい広告か(購入・LINE登録・申込みなど)と、誰に見せるか
  2. AIに指示を出す:商品の情報と条件を書いて、案を複数出させる
  3. 人が選んで直す:事実と違う言葉や、言い過ぎの表現を直す
  4. 出して比べる:2〜3案を出して、反応のよいほうを残す

使うAIは、ChatGPTやGeminiのような汎用のものでも、広告文に特化したツールでもかまいません。どれを使っても、つまずく場所は同じです。それが次の章です。

AIの広告文が反応を取れない3つの理由

「それっぽいのに反応がない」広告文には、共通する理由があります。私が見てきた中で多いのは次の3つです。

① 材料が少なく、平均的な言葉になる

「美容室の広告文を作って」とだけ頼むと、AIは美容室の広告によくある言葉を並べます。「あなたらしさを引き出す」「くつろぎの空間」のような、どの店にも当てはまる文です。

AIは、あなたの店の強みも、お客さんの口ぐせも知りません。材料を渡さなければ、平均を出すしかないのです。整っているのに、読んだ人の記憶に残りません。

② 誰に向けた広告か決まっていない

「20〜40代の女性」のような広い指定では、AIは誰にでも当てはまる言葉を選びます。広告は、見た人が「自分のことだ」と思ったときに止まってもらえます。

「仕事帰りに寄れる店を探している人」「白髪が気になりはじめた人」のように、状況や悩みで指定するほうが、言葉が具体的になります。言葉の選び方そのものはLPの書き方|刺さらない原因はここと同じ考え方です。

③ 広告の並び方と、着地のページを考えていない

広告文は、1本の文章として読まれるとは限りません。とくにGoogleの検索広告は、見出しと説明文がばらばらに組み合わされます(くわしくは後の章で)。

また、広告で約束したことが、押した先のページに書かれていないと、人はすぐ離れます。広告文だけをAIで磨いても、着地のページとずれていれば反応は戻りません。

材料なしで頼んだ案材料を入れて頼んだ案
言葉どの店にも当てはまるその店にしか言えない
届く人誰にでも向けている悩みのある人に向いている
行動「詳しくはこちら」で終わるしてほしいことが1つに決まっている

広告文のプロンプトに入れる5つの材料

AIに渡す指示(プロンプト)には、最低でも次の5つを入れます。上手な言い回しを考えるより、材料をそろえるほうが効きます。

材料書く中身例
商品・案内するもの何を売るか、何を案内するか初回60分の個別相談
してほしい行動広告を見た人に何をしてほしいかLINE登録して日程を選ぶ
届けたい人年齢より、状況と悩み開業1年目で集客が止まった人
トーン言葉の雰囲気落ち着いて、売り込まない
使わない言葉言い過ぎ・業界で避けたい表現「必ず」「誰でも」「No.1」

このほかに、お客さんが実際に言った言葉があれば、それも渡します。アンケートや問い合わせの文面です。AIが知らない「その店だけの言葉」は、ここから出てきます。

プロンプトの例

たとえば、次のように頼みます。

プロンプト例

次の材料で、Instagram広告の本文を3案作ってください。

  • 商品:初回60分の個別相談
  • してほしい行動:LINE登録して日程を選ぶ
  • 届けたい人:開業1年目で集客が止まった個人事業主
  • トーン:落ち着いて、売り込まない
  • 使わない言葉:「必ず」「誰でも」「No.1」
  • お客さんの声:「何から手をつければいいか分からなかった」

出てきた案は、そのまま使わず、事実と違う部分を直してから使います。AIは、書いていない実績や数字を足してしまうことがあるからです。

Google広告は見出しが順不同で並ぶ

検索広告でAIを使うときに、知らないと損をする仕様があります。Google広告の「レスポンシブ検索広告」は、入れた見出しと説明文を、Googleが組み合わせて表示します。

Google広告ヘルプでは、次のように案内されています(2026年11月時点)。

  • 広告見出しは最大15個、説明文は最大4つまで入れられる
  • 文字数は、見出しが半角30文字、説明文が半角90文字まで。全角1文字は半角2文字として数える
  • 見出しと説明文は順不同で表示される。見出し2・3や説明文2は、表示されないこともある

つまり、前の見出しを受けて続く文は、意味が通らなくなることがあります。AIに「ひと続きの広告文」を書かせて切り分けると、この失敗が起きやすくなります。

AIに頼むときは、「1本ずつ、単独で読んでも意味が通る見出しを15個」と条件を付けます。文字数の上限も一緒に伝えます。どうしても先頭に出したい見出しは、位置を固定する設定もあります。

景品表示法とAIの広告文のチェック

AIは、頼んでいないのに強い言い切りを足すことがあります。「満足度No.1」「必ず結果が出る」のような言葉です。根拠がなければ、そのまま出すわけにはいきません。

消費者庁は、景品表示法で禁じる表示として、次の2つを挙げています。

  • 優良誤認表示:内容について、実際のものより著しく優良だと一般消費者に示す表示
  • 有利誤認表示:価格などの取引条件について、実際より著しく有利だと誤認される表示

効果や性能をうたう表示については、消費者庁が合理的な根拠を示す資料の提出を求めることができます。出せなければ不当表示とみなされることがあります。

AIは、自分が書いた言葉の根拠を持っていません。出す前の点検は、必ず人が行います。健康・美容・お金に関わる商品は、ほかの法律も関わるため、迷ったら専門家に確認してください。

次の一歩|材料を入れて、広告文をそろえる

私が開発しているAiCmo(アイシーモ)の「広告作成」は、商品・特典と行動・ターゲット・トーン・NG表現を入れると、AIがキャッチコピー6個と広告文3案を作る機能です。基本情報から材料を自動で入れることもでき、確定したキャッチから広告バナーも作れます。

作った案は履歴に残ります。使い方は広告作成の使い方(マニュアル)に、ほかの機能はAiCmoのすべてにまとめました。AI機能はどのプランも合計30回まで無料で、31回目からはクレジットを使います。

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AIの広告文作成が向いていない人

正直に書いておきます。次のような場合は、AIで広告文を作っても効果は出にくいです。

  • 商品の強みがまだ言葉になっていない:AIは材料をきれいにするだけです。材料がなければ平均的な文しか出ません
  • 直す時間がまったく取れない:AIの案はそのまま出せる完成品ではありません。事実の確認と表現の点検は人の仕事です
  • 押した先のページができていない:広告文だけ整えても、着地のページが弱ければ反応は戻りません。先にページを見直すほうが早いです
  • 健康・医療に関わる表現が中心:言ってよい範囲が細かく決まっています。AIの案より、専門家の確認を先にします

着地のページを数字で見直す方法はLPの改善と成果の出し方に、広告のあとに送るLINE配信の書き方は公式LINEの配信、読まれない?ブロックされない書き方にまとめています。

よくある質問

QChatGPTで作った広告文は、そのまま使ってもいいですか?

Aそのままは避けてください。AIは、書いていない実績や強い言い切りを足すことがあります。事実と違う部分と、言い過ぎの表現を人が直してから使います。

QAIの広告文が、どれも似たような文になります。

A材料が足りないことがほとんどです。届けたい人を状況や悩みで指定し、お客さんが実際に言った言葉を一緒に渡すと、その商品にしか言えない言葉が出やすくなります。

QGoogle広告の見出しをAIで作るときの注意は?

A見出しと説明文は順不同で組み合わされます。1本ずつ単独で意味が通るように、文字数の上限(見出し半角30文字・説明文半角90文字)と一緒に条件を伝えます。

QAIで広告文を作るのに、費用はかかりますか?

A使うAIやツールによって違います。AiCmoの広告作成は、AI機能がどのプランも合計30回まで無料で、31回目からはクレジットを使います。

まとめ|AIには材料を渡して選ぶ

この記事の要点

  • AIの広告文が反応を取れないのは、材料が少ない・誰に向けてか曖昧・並び方を考えていないの3つ
  • プロンプトには商品・してほしい行動・届けたい人・トーン・使わない言葉の5つを入れる
  • お客さんが実際に言った言葉を渡すと、その商品だけの言葉が出やすい
  • Google広告の検索広告は、見出しと説明文が順不同で組み合わされる。1本ずつ単独で通る文にする
  • 景品表示法の点検は人が行う。AIは自分の言葉の根拠を持っていない
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