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LINEクーポンの作り方|配っても使われない理由

公式LINEのクーポンは無料プランでも作れます。作り方・配り方に加えて、受け取られたのにお会計で使われない3つの理由と直し方を、2026年11月時点の公式ヘルプをもとに整理しました。

公開 2026-11-09 最終更新 2026-11-09 出典はすべて一次ソースで確認済み
LINEクーポンの作り方|配っても使われない理由
相談者

公式LINEでクーポンを配ってみたんですが、受け取った人の数のわりに、お会計で出してくれる人がほとんどいません。作り方がまずかったんでしょうか?

中川 瞬中川 瞬

作り方そのものより、「受け取ってから、お会計でスマホを出すまで」のどこかで止まっていることが多いです。止まる場所は3つに決まっているので、順番に見ていきましょう。

LINEのクーポンは、作るのも配るのも、それほど難しくありません。公式LINEには標準でクーポン機能があり、無料プランでも使えます。

私が相談を受けていて多いのは、その先です。「受け取った人は多いのに、お会計で使われない」。この記事は、作り方を押さえたうえで、使われない理由と直し方を本題にします。

この記事の要点(2026年11月時点)公式LINEのクーポンは料金プランに関係なく使える標準機能です。一度保存すると編集・削除はできません(下書きなら可)。使われない原因は、受け取る・思い出す・お会計で見せる、の3か所のどこかにあります。

公式LINEのクーポン機能でできること

公式LINEのクーポンは、お店で使える特典をLINEで配り、来店時に画面を見せてもらう機能です。紙のクーポンを刷ったり、回収したりする手間がかかりません。

公式の料金ページには「料金プランによって利用できる機能に差はありません」と書かれています(2026年11月時点)。クーポンも、月額0円のコミュニケーションプランで作れます。

獲得条件は3種類から選びます。

  • 条件なし:配った人が全員受け取れる。いちばん基本の形
  • 抽選:当たった人だけが受け取れる。当選確率と当選者数の上限を決める
  • 友だち紹介:友だちが紹介ページをシェアし、紹介された人が友だち追加すると受け取れる

公式LINEそのものの始め方は、公式LINEとは?できること・料金・始め方にまとめています。

LINEクーポンの作り方と設定項目

管理画面のクーポンの作成画面で、獲得条件を選んでから項目を入れていきます。公式マニュアル(2026年4月27日更新)に載っている「条件なし」の主な項目は次のとおりです。

項目中身
クーポン名トークの吹き出しなどに表示される
有効期間使える期間。トークの吹き出しなどに表示される
画像10MBまで。1MB以下が推奨
利用方法使い方の説明。受け取る前も後も表示される
公開設定初期値は「掲載しない」(友だちにだけ送る)。「掲載する」にするとLINEヤフーの関連サービスに載る
使用回数1人が使える回数の上限
コード/バーコード表示するかどうかを選ぶ
クーポンの種類5種類から選ぶ。「割引」「キャッシュバック」は割合や金額を入れられる

保存の前に、もう一度見る

ここがいちばんの注意点です。公式LINEのクーポンは、一度「保存」すると編集も削除もできません。下書き保存のあいだは直せます。

途中で「終了」にもできますが、終了は取り消せず、有効期間内でもお客さんは見られなくなります。文言と期間は、下書きの段階で確かめてから保存してください。

クーポンの配布方法|貼る場所は4つ

作ったクーポンは、置いただけでは届きません。配る場所は主に4つです。

  • あいさつメッセージ:友だち追加してくれた人に、最初の1通で自動で届く
  • 一斉配信・絞り込み配信:いま友だちの人にまとめて届ける
  • 応答メッセージ:「クーポン」などの言葉に返信する形で届ける
  • リッチメニュー:トーク画面の下に置いて、いつでも開けるようにする

公式の料金ページによると、一斉配信・絞り込み配信・ステップ配信は、無料メッセージ通数にカウントされます。あいさつメッセージと応答メッセージは無料です(2026年11月時点)。

友だちが多いお店ほど、一斉配信だけで配ると通数を使います。通数の数え方は公式LINEの料金プランで詳しく書いています。

配っても使われない3つの理由

ここからが本題です。クーポンが使われるまでには、お客さんの側で3つの関所を越える必要があります。

クーポンが「使われる」までの3つの関所 ① 受け取る 何がどれだけ得か、 一目で分かるか 止まると:開かれない → ② 思い出す 来店の日に、 すぐ開ける場所にあるか 止まると:流れて埋もれる → ③ お会計で見せる いつ・どう見せるかが、 客もスタッフも分かるか 止まると:言い出せない
【図1】受け取った数が多いのに使われないときは、②か③で止まっています。

① 特典が一目で分からない

トークに届いた時点で、「何が、いくら得か」が一言で読めないと開かれません。「感謝キャンペーン」のような名前だけで、中身がタップしないと分からない形は止まりやすいです。

名前より先に、「初回カット20%オフ」「トリートメント無料」のように特典そのものが目に入るようにします。

② 来店の日に見つからない

いちばん多いのがここです。一斉配信で届いたクーポンは、その後のメッセージに押し流されて、トークの上のほうへ埋もれます。来店の日に「あのクーポン、どこだっけ」となると、多くの人は探すのをやめます。

また、有効期間が長すぎると「今度でいいか」と後回しにされ、短すぎると来店の予定に間に合いません。期間はお店の来店の間隔に合わせて決めます。

③ お会計で言い出しにくい

見落とされがちですが、「いつ見せればいいのか」が分からないと、お客さんは言い出せません。会計が終わってから思い出しても、もう使えないことがほとんどです。

スタッフ側がクーポンの存在を知らず、見せられて戸惑う。これもよくあります。お客さんとスタッフの両方に、使う場面が伝わっている必要があります。

使われないクーポンの直し方

3つの関所それぞれに、直す場所があります。

止まる場所直すところ
① 受け取る名前ではなく、特典そのものを大きく出す。画像にも特典の文字を入れる
② 思い出す一斉配信で配るだけにせず、リッチメニューにも常に置く。期間は来店の間隔に合わせる
③ 見せる利用方法の欄に「お会計の前に画面をお見せください」と書く。スタッフにも同じ一文を共有する

②のリッチメニューは、「クーポン」のボタンが1つあるだけで、来店の日に探す手間がなくなります。ボタンの並べ方は公式LINEリッチメニューの作り方を参考にしてください。

受け取り数と使用数の差を見る

直す場所を決めるには、数字を2つ並べます。受け取った数と、使われた数です。公式LINEでは、クーポンごとの開封者数や使用者数を分析画面で確認できます。

受け取った数そのものが少なければ①、受け取った数は多いのに使われた数が少なければ②か③。差がどこで開いているかで、直す場所が変わります。

なお、何%引きにするか、初回とリピートのどちらに配るかは集客の設計の話です。割引しすぎない決め方は店舗のクーポン集客で別にまとめています。

AiCmoのクーポンとの違い

公式LINEとつないで使うAiCmo(アイシーモ)にも、クーポンの機能があります。どちらが上というより、作りの考え方が少し違います。マニュアルで確かめられる範囲で並べます。

公式LINEのクーポンAiCmoのクーポン
料金どのプランでも使える無料プランで2つまで。ベーシック(月2,480円税込)以上は何個でも
配り方の条件条件なし・抽選・友だち紹介URLを押した人が受け取る。先着の人数を決められる
保存したあと編集・削除できない(下書きは可)「直す」で中身を変えられる。「止める」で配るのをやめる
お会計のときクーポン画面を見せる「押し続けて使う」を2秒押し、緑の「使用済み」画面を見せる

AiCmoの「使用済み」画面には、使った日時と、動いている今の時刻が出ます。前に撮った画面写真ではないことが、お店の人にも分かる作りです。長押しにしているのは、間違えて使ってしまうのを防ぐためです。

もう1つはラベルです。受け取った人・使った人に、それぞれラベルを付けられます。「受け取ったのに使っていない人」にだけ、もう一度案内を送るといった使い分けができます。

次の一歩|業種のテンプレートから作る

AiCmoのクーポンは、美容室・エステ・整体・飲食店・教室など8つの業種のテンプレートから選べます。「はじめてのご来店」「お誕生日月」などの文言と画像が入った状態で開くので、直して保存するだけです。

作り方から、お会計で見せてもらうまでの画面はクーポンの使い方(マニュアル)にまとめました。無料プランでも2つまで作れます。

AiCmoを無料で使ってみる

LINEクーポンが向いていない店

正直に書いておきます。次のような場合は、別の形のほうが合っています。

  • ネットショップで、カートの割引コードとして使いたい:ここで書いたクーポンは、お店で画面を見せる形です。ネットショップのカートで使う割引は、そのショップの仕組みで作ります
  • 抽選や友だち紹介で配りたいだけ:公式LINEの標準のクーポンに、その仕組みが用意されています。誰が紹介したかを数える方法は、紹介キャンペーンのやり方にまとめています
  • 来店のたびに値引きしないと来てもらえない:クーポンを増やすより、値付けや来店の理由を見直すほうが先です

また、すでに公式LINEのクーポンで回っていて、使われている実感があるなら、無理に仕組みを変える理由はありません。この記事の「3つの関所」の点検だけでも十分です。

よくある質問

QLINEのクーポンは無料で作れますか?

A作れます。公式LINEは料金プランによって使える機能に差がなく、月額0円のプランでもクーポンを作れます。ただし、一斉配信で配ると無料メッセージ通数を使います。

Q作ったクーポンの文言を直したいです。

A公式LINEのクーポンは、保存したあとは編集も削除もできません。期限前なら「終了」にして、作り直します。下書き保存のうちは直せます。

Q有効期間はどれくらいにすればいいですか?

Aお店の来店の間隔に合わせます。月に1回来る業種と、季節ごとに来る業種では、ちょうどよい長さが違います。長すぎると後回しにされやすくなります。

Qお客さんが使ったかどうか、どう確かめますか?

A公式LINEでは分析画面で使用者数を確認できます。AiCmoのクーポンでは、一覧で受け取った人の数と使われた回数が見られ、お会計では緑の「使用済み」画面で確かめます。

Q一度配ったクーポンを止めたいです。

A公式LINEは「終了」に、AiCmoは状態を「止める」にします。公式LINEの終了は取り消せないので、止める前に確認してください。

まとめ|使われるまでが、クーポン

この記事の要点

  • 公式LINEのクーポンは、料金プランに関係なく使える標準機能(2026年11月時点)
  • 獲得条件は条件なし・抽選・友だち紹介の3種類。保存後は編集・削除できないので下書きで確かめる
  • 配る場所はあいさつ・一斉配信・応答・リッチメニュー。一斉配信は通数を使う
  • 使われないのは受け取る・思い出す・お会計で見せるのどこかで止まっているから
  • 受け取った数と使われた数の差を見て、止まっている場所から直す
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