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LINEショップカード|貯まらない・忘れられる理由
LINEのショップカード(スタンプカード)は無料プランでも作れます。設定項目とポイントの付け方に加えて、スタンプが貯まらない・忘れられる3つの理由と直し方を、2026年11月時点の公式マニュアルをもとに整理しました。

紙のスタンプカードをやめて、LINEのショップカードにしました。でも2つ3つ押したまま止まっている人ばかりで、満タンになる人がほとんどいません。
中川 瞬紙でもLINEでも、止まる場所はだいたい同じです。「1個目を押す」「次の来店まで覚えている」「ゴールまで届く」の3つ。どこで止まっているかを見れば、直す場所が決まります。
LINEのショップカードは、作るだけなら難しくありません。公式LINEには標準で機能があり、無料のプランでも使えます。
私が相談を受けていて多いのは、その先です。「カードは配れているのに、スタンプが貯まらない。お客さんがカードの存在を忘れている」。この記事は、作り方を押さえたうえで、ここを本題にします。
この記事の要点(2026年11月時点)公式LINEのショップカードは料金プランに関係なく使える標準機能です。ポイントはQRを読んでもらって付けます。貯まらない原因は、1個目・次の来店・ゴールまでの距離、の3か所のどこかにあります。
LINEショップカードとは|紙との違い
ショップカードは、来店のたびにポイント(スタンプ)が貯まり、決めた数で特典がもらえるLINEのカードです。紙のスタンプカードやポイントカードを、お客さんのスマホの中に置き換えるものです。
紙と比べて大きく違うのは、次の3つです。
- 持ち歩かなくていい:財布にカードを入れておく必要がなく、忘れた・なくした、が起きにくい
- 刷らなくていい:カードの印刷代がかからない。店に置くのはQRだけ
- 数えられる:何人が持っていて、どこまで貯まっているかを管理画面で見られる
公式の料金ページには「料金プランによって利用できる機能に差はありません」と書かれています(2026年11月時点)。ショップカードも、月額0円のコミュニケーションプランで作れます。
公式LINEそのものの始め方は、公式LINEとは?できること・料金・始め方にまとめています。
公式LINEのショップカードの作り方
管理画面の「ショップカード」から作ります。公式マニュアルに載っている主な設定項目は次のとおりです。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| デザイン | カードの見た目を選ぶ |
| ゴールまでのポイント数 | 何ポイントで満タンにするか |
| ゴール特典 | 満タンで渡す特典チケット。ゴール前の途中のポイントにも特典を付けられる |
| 有効期間 | カードの有効期限。最終利用日か初回利用日を起点にする |
| 期限前のお知らせ | 有効期限の何日前にお知らせを送るか |
| 獲得時の付与ポイント | カードを受け取った時点で付けるポイント(取得ボーナス) |
| ポイント獲得ルール | 同じ人に、同じ日に何度も付けないなどの制限 |
| 利用ガイド | 使い方の案内文 |
| ランクアップカード | 満タンのあとに、別のカードへ切り替える |
作る前に知っておきたい3つの決まり
公式マニュアルで確かめた、あとから困りやすい点です。
- カードの公開を止めると、元に戻せない。止めたあとは特典チケットも使えなくなる
- カード名は、保存してから1時間は変えられない
- ランクアップカードを作らないと、満タンのあとは同じカードがもう一度発行される(設定では変えられない)
とくに公開の停止は取り消せません。特典の中身とゴールの数は、公開前に決めきっておくのが安全です。
ポイントの付与方法と不正の防ぎ方
ポイントは、お客さんにQRを読んでもらって付けます。公式マニュアルでは、付け方が3つ用意されています。
- 印刷用のQR:印刷してレジや席に置く。読み取りの期限なども決められる
- スマホにQRを出す:お店のスマホに表示して読んでもらう
- オンラインで付ける:QRのURLをコピーして使う
不正の対策として、初期設定は「同じ日に、同じお客さんへポイントを付けない(0時にリセット)」になっています。この設定は、すべてのポイント付与のQRにかかります。
印刷したQRは、写真に撮られると店の外でも読めてしまいます。QRはお店の中だけに置き、SNSやチラシには載せないようにしてください。
スタンプが貯まらない・忘れられる理由
ここからが本題です。カードが満タンになるまでには、お客さんの側で3つの関所を越える必要があります。
① 1個目が押されない
QRを置いただけでは、お客さんは気づきません。レジ横のQRは、言われなければ「何かの案内」にしか見えないからです。
1個目は、お会計のときにスタッフがひと言かけるのがいちばん確実です。「LINEでスタンプが貯まります、このQRを読んでください」。この一言がないと、カードを持つ人そのものが増えません。
② 次の来店まで覚えていない
いちばん多いのがここです。紙のカードは財布に入っていれば目に入りますが、LINEのカードは、自分から開きに行かないと目に入りません。
次の来店が1か月後なら、そのあいだにカードの存在は忘れられます。来店の日にお客さんが思い出さず、お店も声をかけなければ、その回のスタンプは押されないままです。こうして2〜3個で止まったカードが増えていきます。
③ ゴールが遠すぎる
見落とされがちなのが、満タンまでにかかる期間です。ゴールの数を、来店の回数ではなく「紙のカードと同じだから」で決めてしまうと、ここで止まります。
たとえば月に1回来るお店で、ゴールを10個にすると、満タンまで10か月かかります。そのあいだに有効期限が来たり、「どうせ貯まらない」と思われたりすれば、そこで終わりです。
貯まるカードの設計|ゴール数と特典
3つの関所それぞれに、直す場所があります。
| 止まる場所 | 直すところ |
|---|---|
| ① 1個目 | お会計で声をかける。カードを受け取った時点でポイントを付け(取得ボーナス)、最初から1個進んだ状態にする |
| ② 覚えている | リッチメニューにカードのボタンを常に置く。有効期限の前にお知らせが届くようにする |
| ③ ゴール | ゴール数を来店の間隔から逆算する。途中のポイントにも特典を置く |
ゴール数は「何か月で満タンか」で決める
決め方は単純です。ふだんの来店の間隔 × ゴール数 = 満タンまでの期間。この期間が長すぎないかを先に見ます。
月1回のお店なら、ゴールを5〜6個にして半年ほどで満タンになるように。週に何度も来る飲食店なら、もう少し多くても届きます。どれくらいが正解かはお店によるので、数字は目安として考えてください。
ゴールまで遠いときは、途中の特典で間をつなぎます。3個目で小さな特典、満タンで大きな特典。途中に「もらえた」があると、止まりにくくなります。
カードの置き場所を決めておく
②の対策で効くのは、リッチメニューに「ショップカード」のボタンを1つ置くことです。来店の日にトーク画面を開けば、探さずにカードへ行けます。
公式マニュアルによると、有効期限の前のお知らせは「LINEウォレット」の公式アカウントから届き、配信通数には数えられません(2026年11月時点)。期限切れで止まる人を減らすのに使えます。ボタンの並べ方は公式LINEリッチメニューの作り方が参考になります。
止まっている場所の見つけ方|分析
どこで止まっているかは、数字で見分けます。公式LINEのショップカードの分析では、次のような数字を確かめられます(公式マニュアル、2026年11月時点)。
- 有効カード・発行済みカード:何人がカードを持っているか
- 来店ポイント・付与ポイントの合計:実際に押された数
- 有効期限切れ:期限で消えたポイント
- 発行済み・使用済みの特典チケットと使用率:満タンになった人と、特典を使った人
発行済みのカードが少なければ①、カードは多いのに来店ポイントが伸びなければ②、期限切れが多ければ③を疑います。どの数字で差が開いているかで、直す場所が変わります。
AiCmoのショップカードとの違い
公式LINEとつないで使うAiCmo(アイシーモ)にも、ショップカードの機能があります。どちらが上というより、作りの考え方が少し違います。マニュアルで確かめられる範囲で並べます。
| 公式LINEのショップカード | AiCmoのショップカード | |
|---|---|---|
| 作り始め | 項目を1つずつ設定する | 8つの業種のテンプレートから選び、直して保存 |
| 押したとき | カードにポイントが貯まる | トークに「スタンプを1つ押しました。(1/10)」とカードのリンクが届く |
| QR | 印刷用・スマホに表示・URL | 印刷用か、30秒ごとに変わる画面に出すQR |
| 特典 | 特典チケットを選ぶか作る | 保存のときにクーポンが一緒に作られる |
| 押した人の扱い | 分析と利用履歴で見る | 押した人・満タンになった人にラベルを付けられる |
②の「覚えていない」に効くのは、押すたびにトークへお知らせが届く点です。今いくつ貯まったかがトークに残るので、次に開いたときにカードを思い出すきっかけになります。
もう1つはラベルです。スタンプを押した人や満タンになった人に目印が付くので、「2個で止まっている常連さん」にだけ一斉配信で声をかける、といった使い分けができます。
AiCmoのショップカードは、美容室・エステ・整体・飲食店・カフェ・居酒屋・小売・教室の8つの業種のテンプレートから選べます。満タンの数と特典の例が入った状態で開くので、直して保存するだけです。
作り方から、お客さんのLINEでの見え方までの画面はショップカードの使い方(マニュアル)に、AiCmoの機能の全体はAiCmoのすべてにまとめました。
回数券・クーポンとの使い分け
来店のきっかけを作る道具は、ショップカードのほかにも2つあります。役割が違うので、混ぜずに使い分けます。
| 道具 | 向いている場面 |
|---|---|
| クーポン | 初回や誕生日など、その1回に来てもらう |
| ショップカード | 来るたびに貯まり、続けて通う理由を作る |
| 回数券 | 先にお金を払ってもらい、残りの回数で通ってもらう |
回数券は「残り回数が分からない・券をなくす」という別の悩みがあります。紙・アプリ・LINEでの管理のしかたは回数券の管理で書いています。
クーポンが使われない理由はLINEクーポンの作り方、割引しすぎない集客の設計は店舗のクーポン集客にまとめています。
ショップカードが向いていない店
正直に書いておきます。次のような場合は、ショップカード以外の形のほうが合っています。
- 来店が年に1〜2回のお店:満タンまでの期間が長くなりすぎます。来店前のお知らせや、次回のクーポンのほうが合います
- 前払いで通ってもらう形のお店:コース代を先にいただくなら、回数券のほうが目的に合います
- お会計でQRを読んでもらう余裕がないお店:混雑する時間に声をかけられないと、①で止まります
また、すでに公式LINEのショップカードで満タンになる人が出ているなら、無理に仕組みを変える理由はありません。この記事の「3つの関所」の点検だけで十分です。
よくある質問
QLINEのショップカードは無料で使えますか?
A使えます。公式LINEは料金プランによって使える機能に差がなく、月額0円のプランでもショップカードを作れます(2026年11月時点)。
Q1日に何回もスタンプを押されませんか?
A公式LINEでは、初期設定で「同じ日に同じお客さんへポイントを付けない」になっています。AiCmoでは「1日に押せる回数」を決めます。
Qゴールは何個にすればいいですか?
A来店の間隔から逆算します。間隔 × ゴール数で満タンまでの期間が出るので、長すぎないかを確かめてから決めてください。
Q紙のカードで貯めていたお客さんはどうしますか?
Aしばらく紙とLINEを並べて使い、紙のカードが満タンになった時点でLINEに切り替えてもらうと、お客さんの損になりません。
Qカードの公開をやめたいです。
A公式LINEのショップカードは、公開を止めると元に戻せず、特典チケットも使えなくなります。AiCmoは状態を「止める」にすると押せなくなり、「使える」に戻せます。
まとめ|満タンまで届くカードにする
この記事の要点
- 公式LINEのショップカードは、料金プランに関係なく使える標準機能(2026年11月時点)
- ポイントはQRを読んでもらって付ける。初期設定で同じ日の二重付与は防がれる
- 貯まらないのは1個目・次の来店・ゴールまでの距離のどこかで止まっているから
- ゴール数は来店の間隔 × ゴール数で満タンまでの期間を出して決める
- カードはリッチメニューに常に置き、分析の数字で止まっている場所を見つける
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