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LINEフレックスメッセージの作り方|難しい・崩れる理由
LINEのフレックスメッセージは、JSONで書く・ツールで組む・近い形を管理画面で作るの3通りで作れます。難しい理由と崩れる原因を、2026年11月時点の公式ドキュメントの上限(12枚・30KB)とあわせて整理しました。

公式LINEで、画像とボタンが並んだおしゃれなメッセージを送りたいんです。フレックスメッセージというらしいのですが、作り方が難しくて。作ってもスマホで見ると崩れてしまいます。
中川 瞬フレックスメッセージは、自由に組めるぶん崩れやすい作りになっています。腕の問題ではなく構造の問題なので、作り方の道を選び直して、型を先に決めれば落ち着きます。順番に整理しますね。
先に結論です。フレックスメッセージは、JSONで書く・拡張ツールで組む・管理画面で近い形を作るの3通りで作れます。
難しいのは、自由度が高いからです。そして崩れるのは、同じメッセージでも、スマホやLINEのバージョンによって見え方が変わると、LINEの公式ドキュメント自体に書かれているからです。
崩さないコツは、デザインを毎回つくらず「型を決めて中身だけ替える」ことです。この記事では、2026年11月時点の公式ドキュメントで確かめた上限の数字とあわせて、その順番をお伝えします。
フレックスメッセージとは|できること
フレックスメッセージ(Flex Message)は、LINEの公式ドキュメントで「通常のメッセージより豊かなレイアウトを作れるメッセージ」と説明されています。画像・文字・ボタンを、自分で決めた配置で並べられます。
中身はJSONという決まった書き方の文字で定義します。JSONは「どこに・何を・どの大きさで置くか」を文字で書いた設計図のようなものです。
1枚の「バブル」と、横に並べる「カルーセル」
フレックスメッセージの1枚をバブルと呼びます。1枚のバブルは、上からヘッダー・ヒーロー・ボディ・フッターの4つの区画で組み立てます。使わない区画は省けます。
バブルを横にスライドできるように並べたものがカルーセルです。公式リファレンスでは、カルーセルに入れられるバブルは最大12枚です(2026年11月時点)。
トークの外では、見た目ではなく文字が出る
見落とされやすいのが代替テキストです。スマホの通知やトーク一覧では、組んだ見た目ではなく、この代替テキストが表示されます。最大1500字まで書けます。
つまり、開いてもらう前に読まれるのは文字のほうです。どれだけ凝ったデザインでも、代替テキストが「お知らせ」だけだと、開く理由が伝わりません。開いたら何が見られるのかを、具体的に書いておきます。
フレックスメッセージの作り方|3つの道
作り方は、大きく3つに分かれます。どれが正解というより、誰が作って、どこから送るかで決まります。
① Flex Message SimulatorとJSONで作る
LINEが公式に用意しているFlex Message Simulatorを使うと、ブラウザ上で組んだ見た目を、実際に送らずに確かめられます。LINE Developersにログインして使うWebツールです。
ただし、Simulatorは「作って確かめる」道具です。公式ドキュメントでは、作ったJSONはMessaging API(プログラムからLINEを送る仕組み)で送る流れになっています。送る部分は、別に用意が必要です。
② 拡張ツールのエディターで作る
公式LINEにつなぐ拡張ツールの多くに、フレックスメッセージを画面で組めるエディターがあります。たとえばLステップには「Lフレックス」という作成画面があり、スタートプラン以上で使えます(2026年11月時点・Lステップ公式サイトより)。
この道の良いところは、JSONを書かずに済み、作ったものをそのままステップ配信に入れられることです。ツールごとに作れる形や上限が違うので、各ツールの説明で確かめてください。
③ 管理画面で「近い形」を作る
LINE公式アカウントの管理画面にも、見た目を整えたメッセージを作る機能があります。代表がカードタイプメッセージとリッチメッセージです。違いは、後ろの章でくわしく比べます。
フレックスメッセージが難しい3つの理由
「作り方が難しい」という相談は、だいたい次の3つのどれかです。
自由に組めるぶん、決めることが多い
フレックスメッセージは、余白・文字の大きさ・並べる向き・画像の比率まで、すべて自分で決められます。決められるということは、決めないと形にならないということです。白紙から作るほど、ここで手が止まります。
見た目と設計図が別の場所にある
JSONで作る場合、見た目は画面、中身は文字の設計図です。カッコの閉じ忘れが1つあるだけで、表示されません。どこが間違っているかを、見た目から探せないのが難しさの正体です。
作ったあとの「送る」が別の作業
Simulatorで完成しても、そこから送るにはMessaging APIの準備が要ります。「作れたのに送れない」で止まる人が多いのは、作る道具と送る道具が分かれているからです。
フレックスメッセージが崩れる原因
崩れる原因も、ほとんどは仕組みの側にあります。公式ドキュメントで確かめられたものを並べます。
スマホやLINEのバージョンで見え方が変わる
LINEの公式ドキュメントには、同じメッセージでも、OS・LINEのバージョン・画面の解像度・言語設定・フォントによって表示が変わることがあると書かれています。自分のスマホできれいでも、相手のスマホで同じとは限りません。
さらに、一部の指定は新しいバージョンのLINEでしか使えません。たとえばバブルの大きさの一部(deca・hecto)は、対応していないLINEではひとまわり小さい大きさで表示されます。
古い見本をそのまま流用している
ネットで拾ったJSONの見本には、いまは非推奨になった部品(フィラー)が入っていることがあります。余白を作るための部品でしたが、公式リファレンスでは非推奨と明記されています。見本は日付を見てから使います。
文字と画像を詰め込みすぎている
崩れていちばん目立つのは、長い文字が折り返して、ボタンが下に押し出される形です。画面の幅は相手のスマホで決まるので、文字が多いほど崩れる余地が増えます。容量が大きすぎると、そもそも送れません。
上限の数字は公式で確かめるバブル1枚のJSONは30KBまで、カルーセル全体は50KBまで、カルーセルのバブルは12枚までです(2026年11月時点・LINE Developers公式リファレンス)。二次記事の数字は古いことがあります。
崩れない作り方|型を先に決める
ここまでの原因を逆から見ると、崩れない作り方は決まってきます。毎回デザインを作らず、崩れないと確かめた「型」を1つ決めて、中身だけを替えることです。
- 用件を1つに絞る:1枚で伝えることは1つ。ボタンも、押してほしいものを先頭に置く
- 型を決める:画像1枚+見出し+短い本文+ボタン、のように区画の並びを固定する
- 文字の長さに上限を決める:見出しは何字まで、本文は何行まで、と決めておく
- 代替テキストを書く:通知で「何が見られるか」が分かる一文にする
- 自分のスマホに送って確かめる:プレビューだけで終わらせない。できればiPhoneとAndroidの両方で
デザインに凝るより、読む人が1秒で用件を分かることのほうが反応に効きます。配信の文章そのものの組み立ては、公式LINEの配信、読まれない?ブロックされない書き方にまとめました。
カードタイプ・リッチメッセージとの違い
「フレックスメッセージを作りたい」という相談の中には、管理画面の機能で足りるケースもあります。違いを並べます。
- フレックスメッセージ:配置を自由に組める。JSONで定義し、Messaging APIか拡張ツールから送る
- カードタイプメッセージ:管理画面で作れるカルーセル形式。1つの吹き出しに最大9枚。プロダクト・ロケーション・パーソン・イメージの型から選ぶ
- リッチメッセージ:文字と画像を1枚のビジュアルにまとめ、タップでリンクやクーポンへ案内できるメッセージ
カードタイプメッセージとリッチメッセージの仕様は、LINEヤフー for Businessの公式コラムで確認しました。型が決まっているぶん、崩れにくいのが管理画面の機能の良さです。商品を数点並べるくらいなら、まずこちらで試す価値があります。
トーク画面の下に常に出しておくメニューは、メッセージではなくリッチメニューの役割です。作り方は公式LINEリッチメニューの作り方で書いています。
AiCmoのメッセージLPで作る場合
AiCmoには、フレックスメッセージのように画像・見出し・囲み・ボタンを組み合わせて、トーク画面の中だけでLPのように読んでもらえる「メッセージLP」があります。ここでは、マニュアルで確かめられることだけを書きます。
型から選んで、中身を差し替える
メッセージLPは、美容室・整体院・飲食店など12業種のテンプレートから選び、文章と画像を差し替えて作ります。前の章でお伝えした「型を決めて中身だけ替える」を、最初からその形で始められる作りです。
作ったメッセージLPは、シナリオ(ステップ配信)・一斉配信・1対1トークで送れます。1対1トークでは「+送るもの」から選び、送る前に確認が出ます。手順は1対1トークの使い方にあります。
ほかの形式と組み合わせて送る
配信設計では、1回の配信に吹き出しを最大3個まで入れられ、形式はテキスト・画像・動画・ボタン・カルーセル・メッセージLPから選べます。カルーセルは最大10枚、説明文は120文字まで、ボタンは1枚に3個までです。
送る前には、右側のプレビューで見え方を確かめ、テスト送信で自分のLINEに届けてスマホでの表示とリンクの動きを確かめられます。くわしくは配信設計の使い方をご覧ください。
できないこと・案内がないこと
正直に書いておきます。メッセージLPはベーシックプラン(月2,480円・税込)以上で使える機能で、無料のフリープランでは使えません。
また、JSONを直接書いて自由に組む使い方や、通知に出る代替テキストの設定については、マニュアルに案内がありません。区画を1つずつ自分で設計したい人は、①のSimulatorとMessaging APIのほうが自由に組めます。
フレックスメッセージで止まる人の多くは、白紙から作ろうとしています。AiCmoのメッセージLPは12業種のテンプレートから選んで差し替える作りで、シナリオ・一斉配信・1対1トークにそのまま入れられます。
メッセージLPを含むAiCmoの機能とプランの範囲は機能一覧に、業種別のリッチメニューの見本はリッチメニューのデザイン見本にまとめました。
フレックスメッセージが向かない場面
最後に、フレックスメッセージを使わないほうがいい場面も書いておきます。
- 用件が文字だけで伝わる連絡:営業時間の変更や予約の確認は、テキストのほうが早く読まれます
- 毎回デザインを作り直す時間がない:型を決められないなら、管理画面のカードタイプメッセージのほうが崩れません
- 無料の範囲だけで続けたい:LステップのLフレックスはスタートプラン以上、AiCmoのメッセージLPはベーシックプラン以上の機能です
見た目が整うことと、読まれることは別です。クーポンやショップカードのように用途が決まっている案内は、専用の機能のほうが早いこともあります。LINEクーポンの作り方とLINEショップカードもあわせてどうぞ。
よくある質問
Qフレックスメッセージは、LINE公式アカウントの管理画面で作れますか?
A管理画面で作れるのは、カードタイプメッセージやリッチメッセージといった近い形です。フレックスメッセージは、公式ドキュメントではJSONで定義してMessaging APIで送る流れになっています。
QFlex Message Simulatorだけで送れますか?
ASimulatorは、ブラウザで見た目を確かめるための道具です。作ったものを送るには、Messaging APIを使う仕組みが別に必要です。
Qカルーセルは何枚まで並べられますか?
Aフレックスメッセージのカルーセルは最大12枚(2026年11月時点・公式リファレンス)です。管理画面のカードタイプメッセージは最大9枚、AiCmoの配信設計のカルーセルは最大10枚です。
Q自分のスマホではきれいなのに、ほかの人から崩れていると言われました。
AOS・LINEのバージョン・画面の大きさ・フォントで表示が変わることがあると、公式ドキュメントに書かれています。文字を短くし、iPhoneとAndroidの両方に送って確かめてください。
Q通知に「メッセージが届きました」としか出ません。
A通知やトーク一覧には、見た目ではなく代替テキストが出ます。開くと何が見られるのかが分かる一文を、代替テキストに書いてください。
まとめ|型を決めて、中身だけ替える
この記事の要点
- フレックスメッセージは、JSONで書く・拡張ツールで組む・管理画面の近い形の3通りで作れる
- 上限はバブル30KB・カルーセル50KB・最大12枚・代替テキスト1500字(2026年11月時点・公式)
- 崩れるのは、スマホやLINEのバージョンで見え方が変わると公式が書いている仕組みのため
- 崩さないコツは、崩れないと確かめた型を1つ決めて、中身だけ替えること
- 通知には見た目ではなく代替テキストが出る。開く理由を一文で書く
私が相談を受けてきた中で、フレックスメッセージで止まっていた人は、デザインの腕が足りなかったわけではありませんでした。毎回、白紙から作ろうとしていたのが共通点です。
型が1つ決まれば、あとは文章と画像を替えるだけで、配信のたびに迷わなくなります。まずは1枚、自分のスマホに送るところから始めてみてください。
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