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LINEの流入経路分析|友だちがどこから来たか分からない

LINEの友だちが「どこから来たか」分からない原因は、分析の画面より手前、入口の分け方にあります。公式LINE標準の友だち追加経路の作り方と20件の壁(2026年11月時点の公式マニュアル)、小さなお店の入口の分け方、向いていない人まで整理しました。

公開 2026-11-09 最終更新 2026-11-09 出典はすべて一次ソースで確認済み
LINEの流入経路分析|友だちがどこから来たか分からない
相談者

インスタにもチラシにもホームページにも、公式LINEのQRコードを載せています。友だちは増えているのに、どこから来た人なのか分かりません。

中川 瞬中川 瞬

よくあるご相談です。分析の画面を探す前に、入口が1本のQRコードのままになっていないかを確かめると、原因がはっきりします。順番に見ていきましょう。

公式LINEの友だちが増えると、次に知りたくなるのが「どこから来た人なのか」です。インスタが効いているのか、チラシが効いているのかで、次に力を入れる場所が変わるからです。

ところが、いざ調べようとしても分からないことが多くあります。理由はたいてい分析の画面ではなく、その手前にあります。流入経路は、入口ごとに別のURLやQRコードを配って初めて分けて数えられます。

この記事の要点①公式LINEの管理画面には標準で「友だち追加経路」がある ②ただし公式マニュアルでは、20件に満たない経路は数値が出ず「その他」にまとまる(2026年11月時点) ③分からなくなる原因は、入口の使い回し・細かく分けすぎ・押されたのに登録されない、の3つが多い ④小さなお店は、入口を3〜5本に絞ると数えやすい。

流入経路分析で分かること・分からないこと

LINEの流入経路分析は、友だちが、どの入口から追加してくれたかを数えることです。入口とは、インスタのプロフィール、店頭のポスター、ホームページのボタンなど、友だち追加につながる場所のことです。

分析で分かるのは、大きく2つです。

  • 入口ごとの人数:どの入口から何人が友だちになったか
  • 入口どうしの比べ方:力をかけた入口と、放っておいた入口の差

一方で、分析だけでは分からないこともあります。友だちになったあとに買ってくれたか、来店してくれたかは、追加の人数とは別に見る必要があります。人数が多い入口が、売上につながる入口とは限りません。

この記事では、まず公式LINEの標準機能でできることを確かめ、そのあとで「分からない」の原因と入口の分け方を書きます。

公式LINE標準の「友だち追加経路」の作り方

LINE公式アカウントには、標準の機能として「友だち追加経路」があります。LINEヤフーの公式マニュアル(2026年11月時点)では、次の手順で作ります。

  1. 管理画面の「ホーム」→「友だち追加ガイド」を開く
  2. 「作成」を押し、計測したい経路(必須)・流入元・キャンペーンを入れて「設定」を押す
  3. 表示されたURL・QRコード・ボタンを、その入口に載せる

このURLやQRコードから友だち追加した人が、その経路の人数として数えられます。たとえば経路を「インスタ」、流入元を「プロフィール」「ストーリー」と分けておけば、同じインスタの中でも入口を比べられます。

友だち追加のQRコードやURLそのものの出し方は、公式LINEの追加方法|QRコードと7つの経路にまとめました。この記事では、そのQRコードを「数えられる形」にするところを扱います。

追加経路の確認方法と「20件の壁」

作った経路の人数は、管理画面の「分析」→「友だち」→「追加経路」で確認します。スマホのアプリでは、画面下の「分析」から見られます。

ここで、小さなお店ほどつまずく条件があります。公式マニュアルには、プライバシーの観点から、20件に満たない数値は表示されないと書かれています(2026年11月時点)。

見る場所数値が表示される条件
円グラフ・表選んだ期間の合計が、経路・流入元・キャンペーンごとに20件以上
折れ線グラフその日が20件以上。足りない日は0と表示される
20件に満たない経路「その他」にまとめて数えられる

つまり、入口を細かく分けるほど、1本あたりの人数が20件に届かず、全部が「その他」に吸い込まれることが起こります。月に数十人ずつ増えるお店では、ここで「分析しても分からない」になりがちです。

また、LINEヤフーの2020年の公式コラムでは、集計の対象を2020年3月15日以降に追加した人とし、LINE 10.0.0以前のアプリからの追加は数えないとしています。古い友だちの経路は、あとから分けられません。

標準機能で見えるのは「人数」公式マニュアルで確認できるのは、経路ごとの追加の人数です。「Aさんはインスタから来た」と、一人ひとりに経路をひもづけて配信を分ける使い方の案内はありません。人ごとに見たいときは、拡張ツールなどの仕組みが必要になります。

友だちがどこから来たか分からない3つの原因

ご相談を受けていて多いのは、次の3つです。どれも分析の画面ではなく、入口の作り方で起きています。

原因1|1本のQRコードを全部で使い回している

いちばん多い原因です。インスタにもチラシにも名刺にも、同じQRコード、同じURLを載せていると、どこから来ても同じ1本として数えられます。これでは分析のしようがありません。

最初に作ったQRコードを、そのまま広げて使っているケースがほとんどです。入口ごとに別のQRコードを配ることが、流入経路分析の出発点になります。

原因2|分けすぎて、どの経路も20件に届かない

反対に、張り切って細かく分けすぎるケースです。インスタだけで5本、チラシは配る場所ごとに10本、と分けると、1本あたりの人数が少なくなります。

公式LINE標準の追加経路では、20件に満たない経路は「その他」にまとまります。分けた結果、全部が「その他」になると、分けなかったときと同じです。

原因3|押されたのに、登録されていない

入口のURLは押されているのに、友だち追加まで進んでいないケースです。リンクを開いたあと、友だち追加の画面で手が止まる人もいます。

追加の人数だけを見ていると、この取りこぼしは見えません。「押された数」と「登録された数」を並べて見ると、どの入口で人が止まっているかが分かります。

入口の分け方|小さなお店は3〜5本で十分

入口は、増やすほど細かく分かるわけではありません。次に何を変えるかを決められる単位で分けるのがコツです。

入口分ける単位の例分けたあとに変えられること
インスタプロフィール/ストーリー投稿の頻度やリンクの置き場所
店頭レジ横ポップ/お会計時の声かけ置く場所や声かけの一言
紙チラシ/ショップカード刷る枚数と配る場所
ホームページ予約ページのボタンボタンの位置や文言

月に増える友だちが数十人なら、まずは3〜5本から始めると、それぞれの人数が見えやすくなります。1〜2か月で差が出たら、差が出た入口だけをさらに分けます。

名前のつけ方もそろえておきます。「媒体_置き場所」(例:インスタ_プロフィール)のように決めておくと、半年後に見返しても迷いません。

紙に刷る前にチラシや名刺に載せたQRコードは、あとから差し替えられません。行き先を変えられる短縮URLやQRコードの考え方は、短縮URLは無料で十分?|配ったあと変えられないで書いています。

紹介キャンペーンの「誰が紹介したか」も、考え方は同じです。紹介してくれる人ごとに入口を分けます。詳しくは紹介キャンペーンのやり方|誰が紹介したか分からないをご覧ください。

GA4やクッションページで測る方法と限界

上位の記事でよく紹介されているのが、Googleアナリティクス(GA4)と組み合わせる方法です。友だち追加の前に、自社の短いページ(クッションページ)を1枚はさみ、そのページの訪問数を入口ごとに数えます。

ホームページやブログからの流れを詳しく見たい人には向いています。ただし、数えているのは「そのページを見た人」で、友だち追加した人ではありません。解説している記事でも、登録者数の正確な値ではなく目安として扱われています。

また、店頭のQRコードやチラシのように、Webページを通らない入口では使いにくい方法です。お店の入口を比べたいなら、まずは公式LINE標準の追加経路から始めるほうが手間がかかりません。

AiCmoの登録経路で、人数と人をつなぐ

公式LINEとつないで使うAiCmo(アイシーモ)には、「登録経路」という機能があります。集客の入口ごとに、専用のURLとQRコードを発行するものです。

マニュアルで確認できる範囲では、次のことができます。

  • 媒体→プラットフォーム→導線の順に選び、経路をまとめて作れる(例:Instagramのプロフィール・ストーリーズ・リール)
  • 経路ごとに、クリック数と、実際に登録された人数が分かる
  • 読者管理で登録経路を条件に絞り込み、その経路から来た人の一覧を見られる
  • 経路ごとに、登録した人をどの配信の流れで受け入れるか(開始アプローチ)を選べる

押された数と登録された数が並ぶので、原因3の「押されたのに登録されていない入口」を見つけやすくなります。また、人数だけでなくその経路から来た一人ひとりを確かめられるのが、標準の追加経路との違いです。

前提として、公式LINEとAiCmoの連携と、経路を計測するためのLINEログインチャネルの設定(同じプロバイダーの中に作り「公開」にする)が必要です。手順はLINEをAiCmoに連携するにあります。

次の一歩|入口ごとのURLを、まとめて作る

使っている媒体と導線を選ぶだけで、入口ごとの計測用URL・配布用URL・QRコードが一度にできます。登録経路の自動作成は、無料プランから使える機能です(2026年11月時点の機能一覧)。

画面の手順は登録経路の作り方(マニュアル)、経路から来た人の絞り込みは読者管理、ほかの機能は機能一覧にまとめました。AiCmoはフリープラン(0円)から始められ、有料プランを選ばない限り課金されません。

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流入経路分析が向いていない人

正直に書いておきます。次に当てはまるなら、流入経路の分析より先にやることがあります。

  • 入口がまだ1つしかない:比べる相手がいないうちは、分けても分かることがありません。先に入口を増やすところからです(追加方法の記事を参照)
  • 友だちが月に数人しか増えない:標準の追加経路では20件に届かず、数値が見えません。まずは人数を増やすことを優先します
  • 見たあとに変えることが決まっていない:数字を見ても動かす先がなければ、手間だけが増えます

また、経路ごとに細かく配信を出し分ける、離脱の場所まで追って直す、といった分析と分岐の深さは、Lステップなどの拡張ツールが長く磨いてきた分野です。すでにそうした運用を回している方は、今の仕組みを続けるのが自然です。

違いはLステップから乗り換え?向く人・向かない人に書きました。

よくある質問

Q公式LINEの友だち追加経路は、どこで使えますか?

A使えます。管理画面の「友だち追加ガイド」から作成し、「分析」→「友だち」→「追加経路」で確認します。管理画面の標準の機能です。

Q作った経路の数値が表示されません。

A公式マニュアルでは、20件に満たない数値は表示されず、「その他」にまとめられるとされています(2026年11月時点)。期間を長めにする、経路の分け方をまとめる、の2つを試してください。

Q前から友だちだった人の経路も分かりますか?

A分かりません。経路は、そのURLやQRコードから新しく追加した人について数えるものです。経路を作る前に追加した人は、あとから分けられません。

Q誰がどの経路から来たか、一人ずつ分かりますか?

A公式LINE標準の追加経路は、経路ごとの人数を見る機能です。AiCmoの登録経路では、読者管理で登録経路を条件に絞り込むと、その経路から登録した人の一覧を見られます。

Q入口はいくつに分ければいいですか?

A月に増える友だちが数十人なら、3〜5本から始めるのがおすすめです。細かく分けすぎると、どの経路も人数が少なくなり、比べられなくなります。

まとめ|経路は「分けて配る」から始まる

この記事の要点

  • 流入経路が分からない原因は、分析の画面より手前、入口の使い回しにあることが多い
  • 公式LINEには標準の「友だち追加経路」がある。ただし20件に満たない経路は「その他」にまとまる(2026年11月時点)
  • 分けすぎると全部が「その他」になる。小さなお店は3〜5本から始める
  • 「押された数」と「登録された数」を並べると、人が止まっている入口が見える
  • 入口が1つしかない、月に数人しか増えない場合は、分析より先に入口と人数を増やす
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