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LP作成ツールおすすめの選び方|基準は「作り直しやすさ」
LP作成ツールの4つの型と費用の実額を整理したうえで、ランキングでは判断できない「選び方の基準」を5つの質問にまとめました。LPは1枚目で当たらないという前提から、何を基準に選ぶべきかを解説します。

LP作成ツールのおすすめが知りたいです。無料で使えるものはありますか?
中川 瞬ランキングはお見せしません。かわりに「何を基準に選ぶか」をお渡しします。そのほうが長く使えます。
先に1つだけお伝えします。この記事に「おすすめ◯選」のランキングは載せていません。
理由は単純で、ランキングは、あなたが何枚目のLPを作ろうとしているかを知らないからです。1枚目を作る人と、20枚目を作る人では、選ぶべきものが変わります。それを知らないまま順位をつけても、判断材料になりません。
そのかわり、この記事では「何を基準に選ぶか」を書きます。基準を持てば、ツールが増えても入れ替わっても、自分で選べるようになります。
LP作成ツールの4つの型
まず、選択肢を整理します。個別の製品名ではなく、型で見てください。製品は入れ替わりますが、型は変わりません。
参考までに、それぞれの型の代表的なサービスを挙げます。順位をつける意図はありません。型のイメージを持っていただくためのものです。
- ノーコード型:ペライチ、STUDIO、Wix、Jimdo、Strikingly など。無料プランを持つものが多い
- CMS型:WordPress にテーマやプラグインを組み合わせる方法
- 広告最適化型:Unbounce、Instapage、Leadpages など。海外製が中心
- 外注:制作会社、フリーランス
最初に触れる人が多い「ノーコード型」は、さらに得意が分かれます。代表を1枚に並べると、こうなります。
個別の比較は ペライチとSTUDIO(手軽さかデザインか)と ペライチとWix(1枚かサイトか)に、作り方の基本は LPの作り方、無料の範囲は LPを無料で作る方法 にまとめています。
ツール別に、デメリットと料金を深掘りする
各ツールの弱点と料金は、単体でも整理しています。「作れること」と「売れる仕組みが回ること」は別という視点で読むと、選びやすくなります。
| ツール | 得意な型 | デメリット | 料金 |
|---|---|---|---|
| Wix | サイト全般(海外製) | Wixのデメリット | Wixの料金 |
| STUDIO | デザインの作り込み | STUDIOのデメリット | STUDIOの料金 |
| Jimdo | AIで速く作る | Jimdoのデメリット | Jimdoの料金 |
| ペライチ | 1枚を手軽に | ペライチのデメリット | ペライチの料金 |
| Canva | 素材・デザイン | — | Canvaの料金 |
| LPtools | 買い切り系 | — | LPtoolsの料金 |
※ 2026年8月時点。ペライチとの1対1比較は ペライチ×STUDIO・ペライチ×Wix にあります。
「記事LP」は、別の型として考えてください
もう1つ、混ざりやすいものがあります。記事LPです。
記事LPとは、ニュース記事やブログ記事のような見た目で書かれたLPのことです。広告から飛ばしたときに「売り込まれている」という警戒を下げる目的で使われます。
通常のLPとは、作りが違います。
| 通常のLP | 記事LP | |
|---|---|---|
| 見た目 | 広告・販売ページとして作る | 読み物として作る |
| 長さ | 要点を絞る | 長くなりやすい |
| 役割 | その場で申し込ませる | 納得させて、次のLPへ渡す |
| 必要な機能 | デザインの自由度 | 文章の書きやすさ・量産のしやすさ |
記事LPを作るなら、デザイン重視のツールより、文章を書きやすいツールのほうが向きます。凝ったデザインは要らず、量を書くことのほうが多いためです。
そして記事LPは、単体では完結しません。読ませたあとに渡す先——通常のLPか、登録フォームか——が必要になります。この点は後半で改めて書きます。
費用|ツールと外注で、桁が3つ違う
金額を並べると、判断が早くなります。
外注の相場は平均で約55万円、中央値は40万円前後です。内訳は、設計に10万円、デザインに9万円、コーディングに9万円といった構成が典型です。納品までは1.5〜3ヶ月以上かかります。
一方、ノーコード型なら月1,628円程度から、その日のうちに公開できます。
ここで「じゃあ無料プランでいいのでは」と思われるはずです。ここに落とし穴があります。
無料で「作れる」と「公開できる」は別
LP作成ツールの無料プランは、「作る」ところまでと「公開する」ところで、条件が変わります。ここを確認せずに始めると、完成した日に足止めされます。
主要なノーコード型を、条件で並べます。優劣をつけるためではなく、無料の中身が各社で違うことを示すためです。
| 無料で公開できるか | 公開できる枚数 | 提供元の広告・バナー | 独自ドメイン | |
|---|---|---|---|---|
| ペライチ | できない 1ヶ月のお試しのみ | — | — | — |
| Wix | できる | 制限なし | 常時表示される | 使えない |
| STUDIO | できる | 50ページ | バナーが表示される | 使えない |
※ 2026年8月時点。各社の公式情報にもとづきます。料金と条件は変わるため、検討時に公式サイトで確認してください。
2025年10月1日の改定で、フリープランの公開ページ数が0ページになりました。作成と下書きは無料のままですが、インターネット上に出すには有料プランが必要です。「ペライチなら無料でLPが作れる」と書いている記事がまだ多く残っているので、注意してください。
有料にしても、枚数の壁が来ます
そしてもう1つ。有料プランに上げても、枚数の制限は残ります。
たとえば最安のプラン(月1,628円)で公開できるのは3ページです。次のプラン(月3,278円)でも5ページ。20ページ使うには月4,378円かかります。
「3ページあれば足りる」と思われるかもしれません。ここが、この記事でいちばん引っかかってほしいところです。
枚数制限は、価格の問題ではありません。「検証を止める」問題です。
買い切りのLP作成ツールはあるのか
「毎月払い続けたくない」という理由で、買い切り型を探す方は多いです。
結論から言うと、ツールとしての買い切りは、ほとんどありません。いま主流のLP作成ツールは、ほぼすべて月額制です。買い切りに近いのは、次の2つです。
- WordPressの有料テーマ:買い切りで購入し、LP用のテンプレートを使う(例:カラフル(Colorful))。ただしサーバー代は毎月かかります
- 制作会社への外注:納品されたHTMLは自分のもの。ただし直すたびに費用が出ます
ここで、判断の順番を1つ入れ替えていただきたいと思います。
見るべきは「買い切りかどうか」ではなく、「直すのに費用が出るかどうか」です。
月額3,000円のツールと、買い切り3万円のテーマ。金額だけなら10ヶ月で並びます。ですが買い切りのほうは、直すたびに自分の時間か、外注費がかかります。LPを5回直すなら、その差のほうが月額よりずっと大きくなります。
なぜ「直す回数」を前提にするのか。ここから先が本題です。
ここからが本題|LPは、1枚目では当たりません
ここまでが選択肢の整理です。調べれば分かる範囲の話でもあります。
そのうえで、ここからが今日いちばん書きたいことです。
私は以前、メタ広告でCVR 33.57%という数字を出したことがあります。広告費91万円で、リストが1,218件。1件あたり748円です。戦略もLPもクリエイティブも、すべて自分で巻き取った結果でした。
ただ、これは1枚目で出た数字ではありません。
同じ頃、私は動画のほうで手ひどく外していました。何億も売ってきたはずのシナリオの手法が通用せず、視聴維持率が20%まで落ちました。そこから仮説と検証を繰り返して、60%まで戻しています。
LPも同じです。1枚目で当たることは、まずありません。当たったように見えるときは、たいてい前に何枚も外している人が作っています。
この前提が変わると、選ぶ基準が変わります。
世間は「作りやすいツールを選びましょう」と言います。テンプレートの数、操作のしやすさ、デザインの自由度。どれも作りやすさの話です。
ですが、LPを当てるまで直し続けるのだとしたら、本当に効いてくるのはそこではありません。
比較すべきは「作りやすさ」ではなく、「作り直しやすさ」です。
1枚目を作る手間は1回きりです。ですが、直す手間は当たるまで何度もかかります。ここの差が、そのまま到達点の差になります。
作り直しやすさを測る、5つの質問
基準を具体的にします。候補のツールに、この5つを当ててください。
5番目だけ補足します。
1〜4が揃っていても、「どこで落ちたか」が見えないと、直す場所が勘になります。勘で直すと、当たったときも理由が分からないので、2枚目に活かせません。
私が動画の視聴維持率を20%から60%へ戻せたのは、どこで離脱しているかが数字で見えたからです。見えていなければ、同じ回数を直しても戻らなかったと思います。
AIでLPは作れるのか|5つの質問のどれが解決するか
AI搭載を謳うLP作成ツールが増えました。「文章を入れれば1枚できる」というものです。
実際、作れます。ですが、作れることと当たることは別です。ここも、さきほどの5つの質問に当てて考えてください。
| 基準 | AIで解決するか | 補足 |
|---|---|---|
| 1. 自分で直せるか | 解決する | 指示を出せば直せる。人を待たなくていい |
| 2. 直すのに費用が出ないか | 解決する | 修正1回ごとの外注費が消える |
| 3. その日に公開できるか | 解決する | 制作時間が数時間から数分になる |
| 4. 複製して2枚目を作れるか | ツールによる | 枚数の上限は、AIとは別の話 |
| 5. どこで落ちたかが見えるか | 解決しない | AIは、直す方向を教えてくれません |
AIが変えるのは作る速度です。1枚あたりの時間が短くなるので、外す回数を早く消化できます。これは大きい変化です。
ですが、どこを直すべきかは、AIには分かりません。数字を見ているのは自分だからです。
AIで速く作れるようになったからこそ、5番目の重みが増しています。
方向が分からないまま速く作れるようになると、外れたLPが速く増えるだけになります。速度が上がったぶん、どこを直すかの判断が追いつかなくなる。これがいま、いちばん起きやすい詰まり方です。
AIを使うなら、作る側ではなく、数字を見る側に時間を移してください。作る時間が減った分は、そこに使うのがいちばん効きます。
「おすすめ◯選」で選べない理由
ここまで来ると、なぜ順位で選べないかが見えてきます。
| あなたの状況 | 優先すべきもの |
|---|---|
| 1枚目を作る | とにかく速く公開できること。質問1と3を最優先。無料プランで十分 |
| 広告を回し始めた | 比較と計測。質問4と5が要る。枚数上限のあるプランでは詰まります |
| 勝ち筋が確定した | ここで初めて外注が選択肢になります。当たったものを、さらに伸ばす段階だからです |
| 枚数を刷る | 複製と管理のしやすさ。1枚ずつ手作りする構成では回りません |
同じ人でも、半年後には違うものを選ぶべき状態になっています。順位は、この違いを吸収できません。だから基準のほうを持ってください。
順番の問題です。勝ち筋が確定する前に40万円をかけると、直せない1枚が手元に残ります。確定した後なら、同じ40万円がまったく違う働きをします。私は制作会社を否定しているのではなく、使う順番の話をしています。
見落とされること|LPは単体では成立しない
最後に、ツール選びの外側にある話をします。
LPは、それ自体では何も生みません。LPの仕事は「登録してもらう」ことか「買ってもらう」ことで、どちらも受け皿が別に要ります。
ここを別々のツールで揃えると、相場ではLINE配信ツール約20,000円+会員サイト約7,800円+LP作成約3,000円=月約30,800円になります。
さらに、これらをつなぐ作業はどのツールの料金にも含まれていません。外注すれば初期で10万円以上が乗ります。
LP作成ツールを比較しているとき、この費用は視界に入っていません。ですが、LPを作った翌日には必ず出てきます。
よくある質問
Q無料のLP作成ツールでも大丈夫ですか?
A「無料で作れるか」ではなく「無料で公開できるか」を確認してください。作成は無料でも、公開には有料プランが必要なツールがあります。公開できる場合も、提供元の広告やバナーが載るのが一般的です。
Q無料プランで独自ドメインは使えますか?
A使えないのが一般的です。独自ドメインは、ほぼどのツールでも有料プランからになります。ここは各社ほぼ横並びなので、比較の材料にはなりません。
Q有料プランなら、何枚でも作れますか?
A作れません。最安プランで3ページ、次のプランで5ページといった枚数制限があるのが一般的です。検証を回すなら、ここを必ず先に確認してください。
QWordPressで作るのとツールを使うの、どちらがいいですか?
AすでにWordPressサイトがあり、更新と保守を続けられるならWordPressです。そうでなければ、直す速度が出るノーコード型のほうが向きます。
Q制作会社に頼むべきタイミングはいつですか?
A勝ち筋が確定してからです。確定前に外注すると、直せない1枚が手元に残ります。何が効くか分かった後なら、同じ費用がまったく違う働きをします。
Qデザインが良ければ成果は出ますか?
Aデザインは要素の1つです。どこで離脱しているかが見えていないと、デザインを直しても当たったかどうかが分かりません。まず数字が見える状態にしてください。
QLPは何枚くらい作り直すものですか?
A決まった回数はありません。当たるまで、です。だからこそ「1回あたりの直す手間と費用」で選んでください。
Q買い切りのLP作成ツールはありますか?
Aツールとしてはほぼありません。近いのはWordPressの有料テーマですが、サーバー代は毎月かかります。「買い切りかどうか」より「直すのに費用が出るか」で見てください。
QAIでLPを作れば、成果は出ますか?
A作る速度は上がります。ただしAIは「どこを直すべきか」を教えてくれません。数字が見えていないままAIで量産すると、外れたLPが速く増えるだけになります。
Q記事LPと普通のLPは、同じツールで作れますか?
A作れますが、求めるものが変わります。記事LPは読み物なので、デザインの自由度より、文章の書きやすさと量産のしやすさが効きます。
まとめ|順位ではなく、基準で選ぶ
この記事では、LP作成ツールの4つの型と費用を整理したうえで、選び方の基準を書きました。
この記事の要点
- 型は4つ。優劣ではなく、いま何枚目を作るかで選ぶ
- 費用は月1,628円程度からと、外注の中央値40万円で3桁違う
- 無料で「作れる」のと、無料で「公開できる」のは別。ここを先に確認する
- 有料にしても枚数制限は残る。これは価格ではなく検証を止める問題
- LPは1枚目では当たらない
- だから比較すべきは「作りやすさ」ではなく「作り直しやすさ」
- 基準は5つ。特に「どこで落ちたかが見えるか」が重い
- LPは単体では成立しない。受け皿が要る
- AIは作る速度を上げるが、直す方向は教えてくれない
私が見てきた範囲では、LPで止まる人は、いいツールを選べなかった人ではありませんでした。1枚目で当てようとして、外したところで止まった人です。外れることが前提だと知っていれば、選ぶものも、その後の動き方も変わります。
作ったあとに数字を上げる具体策は LPの改善と成果の出し方 に、そもそも刺さる文章の書き方は LPの書き方 にまとめています。
そして、直しやすいツールを選んだとしても、LPの「次」が決まっていなければ、登録された人はそこで行き止まりになります。
だから私は、ツールをつくるときに「LPが作れること」を機能として置きませんでした。つなぎ先が最初から決まっていることを中心に置いています。
質問に答えると仕組みの型が図で出て、LPも公式LINEも会員サイトも、URLが発行された状態で完成する。構築者が現場で使っている判断の順番を、そのままシステムの側に入れてあります。
一般的なツールは、LPを作るためのシステムです。私がつくったのは、構築者の思考が入ったシステムです。
LP、公式LINE、会員サイト。相場で月3万円台になるこの3つを、AiCmoでは無料で、何枚でも作れるようにしています。
枚数に上限を置いていないのは、LPが1枚目で当たらないものだと知っているからです。私の広告のLPも、当たるまでに何枚も外しています。3枚で止まる仕組みにはできませんでした。
条件も先に書いておきます。無料プランでも、AiCmoの広告やバナーは表示されません。一方で独自ドメインは無料プランでは使えず、発行されるURLでの公開になります。ここは他社の無料プランと同じで、差はありません。
無料プランのもう1つの制限はデータ保存90日で、自分でアップグレードしない限り課金は発生しません。
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